「マイナビ女子オープン」の版間の差分
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=== 予選 === |
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女王と本戦シード者を除く全女流棋士と招待選手(アマチュア2名、[[女流育成会]]員1名)が参加し、トーナメント方式により1日で全対局を行う。 |
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日本将棋連盟所属女流棋士とLPSA所属女流棋士とがいるが、1回戦では、LPSA所属の者同士が対戦しないように配慮されている<ref>第1期は、人数の少ない(14人)LPSA所属者の枠が抽選前に開示され、1回戦では当たらないことが明記されている。[http://mynavi-open.jp/tournament/tournament_images/yosen.jpg]参照。</ref>。 |
日本将棋連盟所属女流棋士とLPSA所属女流棋士とがいるが、1回戦では、LPSA所属の者同士が対戦しないように配慮されている<ref>第1期は、人数の少ない(14人)LPSA所属者の枠が抽選前に開示され、1回戦では当たらないことが明記されている。[http://mynavi-open.jp/tournament/tournament_images/yosen.jpg 第1期予選組み合わせ表]参照。</ref>。 |
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本戦シードは前年度のベスト4以上の4名のみで、他棋戦のようにタイトル保持者であってもシードされず、予選から参加することになる。第1期のみレディースオープントーナメント (LOT) 2006のベスト4に2006年度のタイトル保持者・棋戦優勝者を加えた8名([[矢内理絵子]](LOT2006優勝、2006年度女流名人位)、[[里見香奈]](LOT2006準優勝)、[[山田久美]](LOT2006ベスト4)、[[村田智穂]](同)、[[清水市代]](女流王位)、[[斎田晴子]](倉敷藤花)、[[千葉涼子]](女流王将)、[[甲斐智美]](鹿島杯優勝))がシードとなった。第2期は第1期のベスト4から女王位が決まるため、シードは3名。 |
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持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)。 |
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年は五番勝負が行われた時点。 |
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# [[2008年]]:[[矢内理絵子]]<ref>第1期は、本戦決勝を五番勝負で行い、その勝者の[[矢内理絵子]]が初代女王となった。</ref> 3 - 1 [[甲斐智美]] |
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# [[2009年]]:矢内理絵子 - [[岩根忍]]<ref>例年4月から5月に五番勝負が開催されるが、岩根が出産を控えていたため、第2局以降を延期する形になった。[http://journal.mycom.co.jp/news/2009/03/09/049/ 出産控える岩根忍女流二段が挑戦者に--第2期 マイナビ女子オープン | ライフ | マイコミジャーナル](2009年3月9日)参照。</ref> |
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== 脚注 == |
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2009年3月17日 (火) 15:56時点における版
マイナビ女子オープン(マイナビじょしオープン)は、毎日コミュニケーションズ、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)の三者が主催する、将棋の女流タイトル戦。
概要
2006年度まで行われていたレディースオープントーナメント(LOT)を発展拡大し、5つめの女流タイトル戦として創設された。優勝者の称号は「女王」[1]。優勝賞金は、女流棋戦では最高額の500万円である。
本棋戦は女流棋戦の序列1位であるため、優勝者は女流棋士の序列1位となる[2]。また、他の女流タイトルの保持者でもある場合は、「女王」の称号を前に持ってくる。例えば、第1期女王の矢内理絵子は、女流名人位との二冠のため、「矢内理絵子女王・女流名人」と呼ばれた。
なお、NHKで本棋戦の模様が紹介される場合は、単に「女子オープン」と呼称する。
しくみ
予選と本戦を行い挑戦者1名を決定し、女王と挑戦者が五番勝負を行い、その勝者が新女王となる。
予選
女王と本戦シード者を除く全女流棋士と招待選手(アマチュア2名、女流育成会員1名)が参加し、トーナメント方式により1日で全対局を行う。
日本将棋連盟所属女流棋士とLPSA所属女流棋士とがいるが、1回戦では、LPSA所属の者同士が対戦しないように配慮されている[3]。
本戦
予選を勝ち抜いたものと本戦シードの計16名がトーナメントで対戦する。
本戦シードは前年度のベスト4以上の4名のみで、他棋戦のようにタイトル保持者であってもシードされず、予選から参加することになる。第1期のみレディースオープントーナメント (LOT) 2006のベスト4に2006年度のタイトル保持者・棋戦優勝者を加えた8名(矢内理絵子(LOT2006優勝、2006年度女流名人位)、里見香奈(LOT2006準優勝)、山田久美(LOT2006ベスト4)、村田智穂(同)、清水市代(女流王位)、斎田晴子(倉敷藤花)、千葉涼子(女流王将)、甲斐智美(鹿島杯優勝))がシードとなった。第2期は第1期のベスト4から女王位が決まるため、シードは3名。
持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)。
五番勝負
女王と本戦を勝ち抜いた挑戦者とで五番勝負を行う。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)で、1日制。
歴代五番勝負
年は五番勝負が行われた時点。
脚注
- ^ 2007年9月4日から同月30日まで、マイナビ女子オープン タイトル公募にて公募しており、1500通を超える応募の中から決定。マイナビ女子オープン 中継サイトにて、同年10月19日に発表された。
- ^ 「矢内理絵子女王・女流名人」という呼称のほか、日本将棋連盟の棋戦情報メニューにおいて女流棋戦の中で最上位に記載されていること、賞金額が最高額であることなどから明らか。
- ^ 第1期は、人数の少ない(14人)LPSA所属者の枠が抽選前に開示され、1回戦では当たらないことが明記されている。第1期予選組み合わせ表参照。
- ^ 第1期は、本戦決勝を五番勝負で行い、その勝者の矢内理絵子が初代女王となった。
- ^ 例年4月から5月に五番勝負が開催されるが、岩根が出産を控えていたため、第2局以降を延期する形になった。出産控える岩根忍女流二段が挑戦者に--第2期 マイナビ女子オープン | ライフ | マイコミジャーナル(2009年3月9日)参照。
外部リンク
- マイナビ女子オープン(公式サイト)※インターネット中継などを行う
- マイナビ女子オープン:日本将棋連盟 - 日本将棋連盟によるプロ棋戦情報。
- マイナビ女子オープン:日本将棋連盟女流棋士会
- マイナビ女子オープン(日本女子プロ将棋協会)