東京奇譚集
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東京奇譚集 Five Strange Tales from Tokyo | ||
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著者 | 村上春樹 | |
イラスト | 松永かの | |
発行日 | 2005年9月16日[1] | |
発行元 | 新潮社 | |
ジャンル | 小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 212 | |
公式サイト | 村上春樹『東京奇譚集』特設ページ | |
コード | ISBN 4-10-353418-4 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『東京奇譚集』(とうきょうきたんしゅう)は、村上春樹の連作短編小説集。
概要
[編集]2005年9月16日、新潮社より発売された(奥付の発行日は9月18日)[1]。2007年12月1日、新潮社より新潮文庫として文庫化された[2]。単行本の表紙の絵と挿絵は松永かの。文庫本の表紙の絵は榎俊幸。
本作の収録作品は『新潮』掲載直後から『ザ・ニューヨーカー』等の雑誌で英訳され始め、1年強の間に5編すべてが訳されることとなった。それらは現在、2006年7月刊行の短編小説集『Blind Willow, Sleeping Woman』(クノップフ社)で読むことができる。
「週に一本のペースで、一ヵ月のあいだに五本の作品を書き上げた」と村上は述べている[3]。
収録作品
[編集]タイトル | 初出 | 英訳 | |
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1 | 偶然の旅人 | 『新潮』2005年3月号 | Chance Traveler (Harper's. July, 2005) |
2 | ハナレイ・ベイ | 『新潮』2005年4月号 | Hanalei Bay (The Guardian. April 15, 2006) |
3 | どこであれそれが見つかりそうな場所で | 『新潮』2005年5月号 | Where I'm Likely to Find It (The New Yorker. May 2, 2005) |
4 | 日々移動する腎臓のかたちをした石 | 『新潮』2005年6月号 | The Kidney-Shaped Stone That Moves Every Day (The New Yorker. September 26, 2005) |
5 | 品川猿 | 書き下ろし | A Shinagawa Monkey (The New Yorker. February 13, 2006) |
翻訳
[編集]海外においては、本書よりも短編集『めくらやなぎと眠る女 TWENTY-FOUR STORIES』の方が多く訳された。下記以外の言語については、「めくらやなぎと眠る女 (短編小説集)#翻訳」を参照のこと。
翻訳言語 | 翻訳者 | 発行日 | 発行元 |
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ロシア語 | Андрей Замилов | 2010年4月 | Eksmo |
中国語 (繁体字) | 頼明珠 | 2006年2月7日 | 時報文化 |
中国語 (簡体字) | 林少華 | 2006年7月 | 上海訳文出版社 |
韓国語 | 任洪彬(イム・ホンビン) | 2006年4月1日 | 文学思想社 |
梁潤玉(ヤン・ユンオク) | 2014年8月6日 | ビチェ | |
タイ語 | 2013年5月 | กำมะหยี่ |
脚注
[編集]- ^ a b 村上春樹 『東京奇譚集』 | 新潮社
- ^ 村上春樹 『東京奇譚集』 新潮文庫 | 新潮社
- ^ 『めくらやなぎと眠る女 TWENTY-FOUR STORIES』新潮社、2009年11月、16頁。