うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル
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うずまき猫のみつけかた 村上朝日堂ジャーナル | ||
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著者 | 村上春樹 | |
イラスト | 安西水丸 | |
発行日 | 1996年5月24日 | |
発行元 | 新潮社 | |
ジャンル | エッセイ | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 237 | |
コード | ISBN 978-4103534068 | |
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『うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル』(うずまきねこのみつけかた むらかみあさひどうジャーナル)は、村上春樹のエッセイ集。
1996年5月、新潮社より刊行された。『SINRA』(1994年7月号〜1995年10月号)に連載されたコラムを「大幅に加筆」[1]してまとめたものである。1999年3月に新潮社より新潮文庫として文庫化された。2008年2月には、同社より新装版が刊行された。その際、副題の「村上朝日堂ジャーナル」は削除された。
絵は安西水丸。写真は妻の村上陽子。巻末に対談「安西水丸と語る寿司屋の話」が載っている。
内容の一部
[編集]- どことなく大平正芳に雰囲気が似ていた猫に「マサヨシ」と名前をつけた。
- "bitch!" を「このアマ」とか「売女」とか「あばずれ」とか訳すのはできたらやめてほしい。
- やっぱりラマはラマーズ法で子供を産むのだろうか?
- 欠けない満月がないように、トラブルのない生活もない(ムラカミ・ピーターの法則)。
- うちの奥さんは、山岸凉子の『日出処の天子』のときにはあけても暮れても聖徳太子様で、あまたの歴史書を読破してわざわざ明日香まで旅行に行った[2]。
- 個人と組織が喧嘩をしたら、まず間違いなく組織のほうが勝つ。あまり心温まる結論とはいえないけれど、しょうがない、間違いのない事実です。