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久寿川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
久寿川駅*
北口(名神高速道路の高架下にある)
くすがわ
Kusugawa
HS 14 甲子園 (0.7 km)
(0.6 km) 今津 HS 16
地図
所在地 兵庫県西宮市今津曙町13-25
北緯34度43分37.04秒 東経135度21分24.62秒 / 北緯34.7269556度 東経135.3568389度 / 34.7269556; 135.3568389 (久寿川駅*)座標: 北緯34度43分37.04秒 東経135度21分24.62秒 / 北緯34.7269556度 東経135.3568389度 / 34.7269556; 135.3568389 (久寿川駅*)
駅番号 HS15
所属事業者 阪神電気鉄道
所属路線 本線
キロ程 14.8 km(大阪梅田起点)
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年次-
2,326人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1905年明治38年)4月12日[1]
備考 * 1926年に今津駅から改称[1]
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久寿川駅(くすがわえき)は、兵庫県西宮市今津曙町にある、阪神電気鉄道本線[1]。駅番号はHS 15

歴史

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暴走した阪急電車が久寿川駅のホームに衝突(1949年12月13日)
阪急今津線の電車が暴走して今津駅で阪神の線路に突入[1]。すれ違う電車の運転士や乗客が「えらいこっちゃ阪急が走りよる、どうしたこっちゃろ」(大阪朝日新聞)と驚くのを尻目に本線を約700m冒進。当時、阪急の車体は阪神の車体より大きかったため、当駅のホームに衝突してようやく停止した[1]

駅構造

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相対式ホーム2面2線を持つ地上駅[1]分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口は神戸寄りの地下に1か所のみ設けられているが、駅の南北双方から改札フロアに入ることができる[1](南北双方ともエレベーターが設置されている)。阪神で地上駅ながら地下に改札口を設けている駅は、高架化などにより以前と比べて数を減らしており、現在では当駅と芦屋駅のみとなっている。このほか、駅の外側となるが、大阪寄りのホーム先にも線路を潜る地下道が設けられている。

甲子園駅管理の有人駅であるが、平日、土曜・休日ともに朝夕の一部時間帯以外は係員が配置されず無人となる。改札口にはスペースの都合で運行状況などを表示する大型モニターが設置できないため、代わりにタッチパネル式の小型モニターが据え置かれている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 本線 上り 尼崎大阪(梅田)難波奈良方面
2 下り 神戸(三宮)明石姫路方面
  • 実際には構内にのりば番号表記はないが、公式サイトの構内図では上りホームが1番のりば、下りホームが2番のりばとされている。ホーム有効長は5両編成(約100m)分で4両編成の普通のみ停車する。
  • 2014年3月28日より、上り・下りともホームにエレベーター(いずれも改札外⇔改札口との共用)が設置され、また併せて下りホームには多機能トイレが設置され運用を開始した[6]。従来からあった上りホームのトイレも後に改装されている。
久寿川駅配線略図

梅田方面
久寿川駅配線略図
神戸三宮・元町方面
凡例
出典:[1][7]


利用状況

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2005年度の1日の乗降客数は3,426人と、阪神本線内では住吉駅に次いで少ない数字となっている。

阪神甲子園球場での試合終了直後、甲子園駅の大混雑を避けるために当駅まで1駅分を歩く利用客もいる[注 1]。甲子園~久寿川の駅間距離は700mしかない。

駅周辺

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名神高速道路西宮インターチェンジが近くにある[1]。駅の西側(神戸寄り)には阪神本線の線路を挟んで上には名神高速道路の高架が直交して通り[1]、ややずれて下には市道今津東線(兵庫県道343号今津港津門大箇線)が通っている。

1984年3月に当駅 - 甲子園駅間が連続立体交差事業により高架化されたが、当駅の真上に名神高速道路の高架橋が横切っていること、そして神戸側の隣駅である今津駅は当時地上駅であっただけでなく当駅との駅間距離が短いため[注 2]、駅高架化が物理的に不可能であったことから、代わりにそれまで踏切だった市道今津東線を地下化(アンダーパス)することで、道路との立体交差を1986年に完了させた[1]。のち今津駅も高架化されたため、この区間の阪神本線は今津駅を出ると急勾配で当駅まで下り、そして先ほどよりは緩い勾配で甲子園駅に至るという、高低差の激しい線形となっている[注 3]

なお、駅周辺にはバス路線は存在しない。

隣の駅

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阪神電気鉄道
本線
直通特急・特急・区間特急・快速急行・急行・区間急行
通過
普通
甲子園駅 (HS 14) - 久寿川駅 (HS 15) - 今津駅 (HS 16)

脚注

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注釈

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  1. ^ なお、甲子園と久寿川の場合、西代発着の場合は同一運賃である。
  2. ^ 今津駅も当駅と同じく今津曙町に所在している。また駅間は直線のため、現在でもお互いにホームの端から相手側のホームの端が見える。
  3. ^ 駅西側に近畿自動車道大阪中央環状線の高架(跨線橋)が横切る京阪門真市駅と同じ。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、44頁。ISBN 9784343006745 
  2. ^ 阪神電車 岡田久雄著 JTBパブリッシング p199
  3. ^ a b 『不死鳥レールウェイ』神戸新聞総合出版センター、2010年1月17日、124-126頁。ISBN 978-4-343-00537-3 
  4. ^ 阪神「三宮」を「神戸三宮」に駅名変更、駅ナンバリングを導入し、すべてのお客さまに分かりやすい駅を目指します』(PDFlink)(プレスリリース)阪神電気鉄道株式会社、2013年4月30日。オリジナルの2016年4月8日時点におけるアーカイブhttps://megalodon.jp/2016-0408-0105-08/www.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/SR201304304N1.pdf2016年4月8日閲覧 
  5. ^ “[アラカルト]3月20日=兵庫 ◆駅ナンバリング、神鉄が導入”. 読売新聞(大阪朝刊) (読売新聞大阪本社): p. p.32. (2014年3月20日) 
  6. ^ 阪神電車 久寿川駅にエレベーター・多機能トイレを設置 3月28日始発から使用開始 (PDF) - 阪神電気鉄道
  7. ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270017-7  28頁

関連項目

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外部リンク

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  • 久寿川駅(路線図・駅情報) - 阪神電気鉄道