モナリザたちの冒険
『モナリザたちの冒険』(モナリザたちのぼうけん)は、1987年7月17日から同年9月18日まで放送されたTBSの金曜ドラマ(金曜22:00 - 22:54)。全10回。
あらすじ[編集]
神奈川県・湘南の町「白江市」が舞台[1]。この町に住む桂ほなみは夫と別れ、保育園の保母をしながら一人娘を育てるという生活をしているが、平凡な生活を続けることに物足りなさを感じていたりもしていた。一方で、暮らしを守るささやかな運動を行っている市民サークル「いのくら会」のメンバーとしても活動していた。市議選が半年後に迫り、いのくら会から矢崎貴子が候補者として推薦されるが、貴子が突然立候補を取り下げることとなり、その代わりとしてほなみは自分が出ると言い出し、恋人の紀久雄の反対も押し切って市議会議員選挙に出馬することになる。そして八十川緑が後援会長、アイコが事務局長となって支援団体は「ほなみとタンポポの会」(第4話で「モナリザの会」と改称)として出発した[2]。友情や恋愛、家庭内の問題や周囲への波紋や影響など、様々な出来事や騒動などを描いた[3][4]。
キャスト[編集]
- 桂ほなみ:大竹しのぶ
- 竹内紀久雄:役所広司
- ほなみの恋人。レストラン「エルニーニョ」を経営。
- 酒井アイコ:名取裕子
- 篠崎秋司:陣内孝則
- 翻訳業。アイコとは事実婚状態。
- 矢崎貴子:吉行和子
- 八十川緑:加藤治子
- ほなみの支援グループの会長。
- 堀口裕介:角野卓造
- 医師。
- 山口美也子
- 高品格
- 鈴子:佐々木すみ江
- 秋司の姑。
- 八十川徹:関口誠人
- 緑の息子。
- 八十川園:相築彰子
- 緑の娘。
- 京子:高橋ひとみ
- ほなみの支援グループのメンバー。信用金庫勤務。
- 桂美夏:泉リリセ
- ほなみの娘。
- 大西加代子
- 幸田直子
- 清水めぐみ
- 森公美子
- 橘雪子
- 健二:立川利明(第6話のみ)
- 園の同棲相手。
- 須藤依子
- 雪絵ゆき
- 安部譲二
- 谷田部:梅津栄
- 地元・白江市の権力者。
スタッフ[編集]
主題歌[編集]
サブタイトル[編集]
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 1987年7月17日 | わたし立候補します! | 筒井ともみ | 生野慈朗 |
第2話 | 1987年7月24日 | もっと燃えてみたい! | ||
第3話 | 1987年7月31日 | スキャンダル | ||
第4話 | 1987年8月7日 | 俺は家出します! | ||
第5話 | 1987年8月14日 | 突然コンサート! | 矢島正雄 | 浅生憲章 |
第6話 | 1987年8月21日 | 危なっかしい4人 | 筒井ともみ | 生野慈朗 |
第7話 | 1987年8月28日 | 夜明けまで一緒に | ||
第8話 | 1987年9月4日 | 女のノリで大集会 | 近藤邦勝 | |
第9話 | 1987年9月11日 | 選挙戦が始まった!! | ||
最終話 | 1987年9月18日 | いよいよ投票日!! | 生野慈朗 |
備考[編集]
- このドラマは、当時の大竹しのぶの夫だった服部晴治がプロデュースした作品だったが、本作の第2回放送日だった1987年7月24日に47歳で急死。これが遺作となった[4]。ちなみに第1回放送日は大竹の30回目の誕生日だった。
- 演出した生野慈朗は『男女7人夏物語』でも大竹と組んでおり、本作の後も『男女7人秋物語』で引き続き組んでいる。
- 放送開始の3ヵ月前にC-C-Bを脱退した関口誠人にとっては、現時点で唯一出演した連続テレビドラマである。
- この作品終了の翌週9月25日に『さよなら金曜ドラマ』と題した特番をもって、金曜ドラマは一旦幕を下ろし、同時間枠の後番組が報道番組『JNNニュース22プライムタイム』となった。これに伴いこの時間のドラマ枠はスポンサーごと水曜21時台へと移動し『あなたもスターになりますか』が放送された。
脚注[編集]
TBS 金曜ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
モナリザたちの冒険
【ここまで第1期】 |
雨よりも優しく
【ここから第2期】 |
|
TBS系列 金曜22時台 | ||
男たちによろしく
|
モナリザたちの冒険
【当番組まで金曜ドラマ枠】 |
JNNニュース22プライムタイム
【ここから報道番組枠】 |