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マックス・スタッシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マックス・スタッシ
Max Stassi
シカゴ・ホワイトソックス #33
ロサンゼルス・エンゼルス時代
(2021年6月28日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ウッドランド
生年月日 (1991-03-15) 1991年3月15日(33歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2009年 MLBドラフト4巡目
初出場 2013年8月20日
年俸 $7,000,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マックス・ロバート・スタッシMax Robert Stassi, 1991年3月15日 - )は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州ウッドランド出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。MLBシカゴ・ホワイトソックス所属。

経歴

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プロ入りとアスレチックス傘下時代

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A+ストックトン時代
(2011年5月8日)

2009年MLBドラフト4巡目(全体123位)でオークランド・アスレチックスから指名され、8月17日に入団。

アストロズ時代

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ヒューストン・アストロズ時代
(2018年9月30日)

2013年2月4日にフェルナンド・ロドリゲスジェド・ラウリーとのトレードで、クリス・カーターブラッド・ピーコックと共にヒューストン・アストロズへ移籍した[2]。8月20日にカルロス・コーポラン故障者リスト入りしたためメジャー昇格を果たし[3]、同日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャーデビュー。「7番・指名打者」で先発起用され、3打数2安打だった。翌21日の同カードでタナー・シェパーズから顔面に96mph(約154km/h)の死球を受けたため[4]、8月22日に故障者リスト入りした。

2014年3月10日にAAA級オクラホマシティ・レッドホークスへ異動した[5]。レギュラーシーズンでは、前年比で倍増以上となる7試合に出場。打率.350をマークした。

2015年は、過去2シーズンの通算出場試合数を上回る11試合に出場。メジャー初本塁打を放ったほか、2年連続.350以上となる打率.400という好成績を残した。

2016年は、9試合の出場で僅か1安打に終わり(打率.077)、長打や打点はなかった。キャッチャー守備は、8試合で無失策だった。マイナーのAAA級フレズノ・グリズリーズ[6]では69試合に出場しており、打率.230、7本塁打、32打点、1盗塁、1失策、盗塁阻止率25%という成績を記録した。

2017年3月21日に40人枠を外れる形でAAA級フレズノへ配属された[7]。8月14日、ブライアン・マッキャンの10日間の故障者リスト入りに伴い、メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[8]

エンゼルス時代

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2019年7月31日にマイナー選手2名とのトレードで、金銭と共にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[9]

2020年は31試合に出場してOPS.886を記録するキャリアイヤーとなった。

2021年は87試合に出場して打率.241、13本塁打、35打点、OPS.752の成績を残し、自身初の二桁本塁打を放ち、正捕手の座を勝ち取った。オフに球団オプション付きの3年1750万ドルで契約延長した。

2022年はシーズン序盤から正捕手として出場を続けていたが、キャリアハイの102試合に出場したが打率.180、9本塁打、30打点、OPS.571で昨年と比べて大幅に成績が悪化した。

2023年は股関節の負傷が原因で開幕を故障者リスト入りして迎え、8月まで出場がなかった。9月時点で怪我は癒えプレーに戻ることが可能となったものの、家族の健康問題が解決せず自ら残りのシーズンもプレーしないことを選択[10]。シーズン全休となった。

ホワイトソックス時代

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2023年12月8日にエバン・ホワイトタイラー・トーマス英語版とのトレードで、デビッド・フレッチャーと共にアトランタ・ブレーブスへ移籍した[11]。同月10日に後日発表選手または金銭とのトレードでシカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[12]

家族

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実兄は2017年にフィラデルフィア・フィリーズでメジャーデビューした内野手のブロック・スタッシ英語版。大叔父は元メジャーリーガー(外野手)のマイリル・ホーグ英語版。実父はサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下に所属していたジム・スタッシ(捕手)[13]。ジムの叔父であるサム・スタッシもマイナーリーグでプレーしていた[14]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2013 HOU 3 8 7 1 2 8 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 1 2 1 .286 .375 .286 .661
2014 7 20 20 2 7 2 0 0 9 4 0 0 0 0 0 0 0 6 0 .350 .350 .450 .800
2015 11 17 15 4 6 0 0 1 9 2 0 0 1 0 1 0 0 5 1 .400 .438 .600 1.038
2016 9 13 13 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 .077 .077 .077 .154
2017 14 31 24 5 4 1 0 2 11 4 0 0 0 1 6 0 0 4 2 .167 .323 .458 .781
2018 88 250 221 28 50 13 0 8 87 27 0 0 0 0 23 0 6 74 6 .226 .316 .394 .710
2019 31 98 90 4 15 1 0 1 19 3 0 0 0 0 7 0 1 34 1 .167 .235 .211 .446
LAA 20 49 42 3 3 0 0 0 3 2 0 0 0 2 5 0 0 15 2 .071 .163 .071 .235
'19計 51 147 132 7 18 1 0 1 22 5 0 0 0 2 12 0 1 49 3 .136 .211 .167 .378
2020 31 105 90 12 25 2 0 7 48 20 0 0 0 3 11 0 1 21 5 .278 .352 .533 .886
2021 87 319 282 45 68 11 1 13 120 35 0 0 0 1 28 0 8 101 8 .241 .326 .426 .752
2022 102 375 333 32 60 12 1 9 101 30 0 0 1 1 38 0 2 112 12 .180 .267 .303 .571
MLB:10年 403 1285 1137 136 241 42 2 41 410 128 0 0 2 8 119 0 19 379 38 .212 .295 .361 .656
  • 2023年度シーズン終了時

年度別投手成績

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W
H
I
P
2019 HOU 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 1 0.1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.00
MLB:1年 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 1 0.1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.00
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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捕手・内野守備


捕手(C) 一塁(1B)


































2013 HOU 1 1 1 0 0 1.000 0 0 0 0 ---- -
2014 6 22 5 1 0 .964 2 5 3 2 .400 -
2015 10 39 1 0 1 1.000 0 5 3 2 .400 -
2016 8 22 0 0 0 1.000 1 3 3 0 .000 -
2017 11 70 1 1 0 .986 0 3 2 1 .333 1 3 0 0 0 1.000
2018 82 668 32 2 4 .997 8 43 32 11 .256 -
2019 26 252 11 2 2 .992 2 20 17 3 .150 3 5 0 0 0 1.000
LAA 20 118 9 0 0 1.000 1 11 8 3 .273 -
'19計 46 370 20 2 2 .995 3 31 25 6 .194 3 5 0 0 0 1.000
2020 31 242 14 1 1 .996 1 38 32 6 .158 -
2021 86 697 25 4 1 .994 8 52 44 8 .154 -
2022 97 826 26 7 7 .992 8 56 44 12 .214 -
MLB 378 2957 125 18 16 .994 31 236 188 48 .203 4 8 0 0 0 1.000
投手守備


投手(P)












2019 HOU 1 0 0 0 0 .---
通算 1 0 0 0 0 .---
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

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  • 41(2013年)
  • 12(2014年 - 2019年7月30日)
  • 33(2019年8月2日 - )

脚注

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  1. ^ Max Stassi Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年1月10日閲覧。
  2. ^ Brian McTaggart (2013年2月4日). “Astros pick up three players in trade with A's” (英語). MLB.com. 2017年8月15日閲覧。
  3. ^ Master Tesfatsion (2013年8月20日). “Catcher Stassi, righty Martinez called up by Astros” (英語). MLB.com. 2017年8月15日閲覧。
  4. ^ Cash Kruth (2013年8月22日). “Stassi's CAT scan, X-ray results rule out fracture” (英語). MLB.com. 2017年8月15日閲覧。
  5. ^ "Astros option four to minor league camp" (Press release) (英語). MLB.com (Houston Astros). 10 March 2014. 2017年8月15日閲覧
  6. ^ 2015年から2018年までアストロズ傘下
  7. ^ MLB公式プロフィール参照。2017年8月15日閲覧。
  8. ^ Jeff Todd (2017年8月14日). “Astros Place Brian McCann On DL, Designate Jordan Jankowski” (英語). MLB Trade Rumors. 2017年8月15日閲覧。
  9. ^ Angels pick up catcher Max Stassi before trade deadline” (July 31, 2019). July 31, 2019閲覧。
  10. ^ 日刊スポーツ. “エンゼルス正捕手スタッシ、今季残りも全休に 家族の健康問題で制限リスト入り - MLB : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年9月29日閲覧。
  11. ^ Braves stay busy, land David Fletcher and Max Stassi in four-player trade with Angels, per report”. www.cbssports.com. 2023年12月9日閲覧。
  12. ^ Scott Merkin (2023年12月10日). “White Sox add veteran catcher Stassi in trade with Braves” (英語). MLB.com. 2023年12月19日閲覧。
  13. ^ Jim Stassi Baseball Reference
  14. ^ Sam Stassi Baseball Reference

関連項目

[編集]

外部リンク

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