オスカー・コラス
この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の姓)はコラス、第二姓(母方の姓)はレオンです。(Template:スペイン語圏の姓名) |
![]() 2019年5月25日 | |
基本情報 | |
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国籍 |
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出身地 | サンティアーゴ・デ・クーバ州 |
生年月日 | 1998年9月17日(22歳) |
身長 体重 |
186 cm 95 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 一塁手、外野手、投手 |
初出場 | NPB / 2019年8月18日 |
最終出場 | NPB / 2019年8月24日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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派遣歴 | |
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国際大会 | |
代表チーム |
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この表について
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オスカー・ルイス・コラス・レオン(Oscar Luis Colas Leon、1998年9月17日 - )は、キューバ共和国サンティアーゴ・デ・クーバ州出身のプロ野球選手(投手兼外野手)。左投左打。
経歴[編集]
2015年8月28日から日本で開催された2015 WBSC U-18ワールドカップにおいて、キューバ代表として投手登録ながら、4番指名打者で5試合に出場。19打席7安打(打率.368)6打点の成績を挙げる[1]。
2016年からセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルのアビスパス・デ・サンティアーゴ・デ・クーバに所属。23試合で打率.278、4本塁打、11打点の成績を残した[1]。
ソフトバンク時代[編集]
2017年5月10日に福岡ソフトバンクホークスへの派遣が発表され[2]、5月23日に同期入団のリバン・モイネロと共に入団会見に臨んだ[3]。背番号は144。
三軍戦において、野手として40試合に出場し、打率.245、4本塁打、16打点の成績を残す[4]。投手としては9試合に登板、11回2/3を投げ、防御率1.14だった[5]。8月29日に行われた、ウエスタン・リーグ・対オリックス・バファローズ戦において、二軍公式戦初出場・初安打を記録する[6]。
2018年は野手に専念。二軍公式戦では55試合に出場し、打率.212、7本塁打、22打点を記録し[7]、三軍戦においては50試合に出場し、打率.252、3本塁打、5盗塁、23打点を記録する[8]。
2019年も引き続き野手に専念し、前半戦47試合で打率.296、9本塁打36打点の好成績をマーク。ウエスタンリーグの各打撃成績で上位に入る成績を残し、6月24日に球団から支配下登録に移行することが発表された。背番号は46に変更となる。8月18日に1軍に登録されると、その日に対西武戦にて7番・右翼手で出場。2回裏のプロ初打席で、十亀剣の投じた初球を右中間スタンドにプロ野球史上9人目となる『プロ初打席・初球本塁打』を放った[9]。
2020年1月3日にMLBとの契約を目指して亡命した[10]。NPB球団の契約下にある選手が亡命のために無断で失踪した事例は初めてといわれる[11]。そのため契約更新は出来ておらず、1月28日にソフトバンクから発表された支配下登録選手公示の中に名前は掲載されなかった。その後、2月19日付でNPBから制限選手として公示[12]。本人は契約無効を主張している[13]。
12月2日、ソフトバンクは制限選手としていたが、保留選手から外し、自由契約とした[14]。
選手としての特徴[編集]
野手としては外野と一塁を守る長距離打者。フリー打撃では飛距離140メートルの打球を放つ。投手としては最速148km/hのストレートをもつ二刀流。新聞等では「キューバの大谷」と評される[15]。
詳細情報[編集]
年度別打撃成績[編集]
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2019 | ソフトバンク | 7 | 21 | 18 | 2 | 5 | 0 | 0 | 1 | 8 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0 | .278 | .381 | .444 | .825 |
通算:1年 | 7 | 21 | 18 | 2 | 5 | 0 | 0 | 1 | 8 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0 | .278 | .381 | .444 | .825 |
- 2019年度シーズン終了時
年度別守備成績[編集]
年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2019 | ソフトバンク | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2019年度シーズン終了時
記録[編集]
- 初出場・初先発出場:2019年8月18日、対埼玉西武ライオンズ19回戦(福岡ヤフオク!ドーム)、7番・右翼手で出場[16]
- 初打席・初安打・初打点・初本塁打:同上、2回裏に十亀剣から右越ソロ ※史上65人目の初打席本塁打[16]、初球は9人目
背番号[編集]
- 144 (2017年 - 2019年6月23日)
- 46 (2019年6月24日 - 2020年)
代表歴[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c “【ソフトバンク】“キューバの大谷”元U18W杯4番コラスの獲得調査”. スポーツ報知 (2017年4月11日). 2017年10月22日閲覧。
- ^ “育成選手入団のお知らせ”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2017年5月10日). 2017年5月19日閲覧。
- ^ キューバ2選手が育成入団会見 左腕モイネロ&18歳二刀流コラス「大谷はすごい選手」 西日本スポーツ 2017年5月23日
- ^ “3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績(ホークス) 2017/10/19(木)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2018年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月10日閲覧。
- ^ “3軍選手成績 非公式戦個人成績 投手成績 2017/11/16(木)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2017年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月10日閲覧。
- ^ “2017/08/29(火)第22回戦 福岡ソフトバンク vs オリックス 出場選手成績”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2017年8月29日). 2017年10月22日閲覧。
- ^ “2018年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績(ホークス) 2018/11/7(水)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2019年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月10日閲覧。
- ^ “鷹コラス、サイレントトリートメントに「ビックリ」史上9人目の初打席初球本塁打”. Full-Count (2019年8月18日). 2019年8月18日閲覧。
- ^ “ソフトバンクのコラス、メジャー視野にキューバから亡命 米報道「最大の疑問は契約時期」/デイリースポーツ online” (日本語). デイリースポーツ online. 2020年1月4日閲覧。
- ^ “鷹コラスの失踪、球団は厳しい対応を グリエル兄弟と異なる「前代未聞」の事態”. Full-Count (2020年1月7日). 2020年6月10日閲覧。
- ^ 一般社団法人日本野球機構. “制限選手 | 2020年度公示” (日本語). NPB.jp 日本野球機構. 2020年2月19日閲覧。
- ^ ソフトBコラス、契約無効を主張 共同通信2020年6月10日
- ^ “制限選手の鷹コラスが自由契約選手として公示 契約保留者名簿から外れる”. Full-Count (2020年12月2日). 2020年12月2日閲覧。
- ^ ““キューバの大谷”奮闘中 二刀流 18歳コラス ソフトバンク”. 東京新聞 (2017年6月17日). 2017年10月22日閲覧。
- ^ a b “鷹コラス、プロ初昇格初打席で初本塁打の離れ業! 衝撃のデビュー弾に本拠地どよめき”. Full-Count (2019年8月18日). 2019年8月18日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 O.コラス - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference (Register)