Mペサ
Mペサ(M-Pesa)は、ケニアの通信会社Safaricom(英語版)と、南アフリカ共和国のボーダコムによる、携帯電話を利用した非接触型決済、送金、マイクロファイナンスなどを提供するサービス。
概要[編集]
2007年4月にケニアの学生によりソフトウェアの開発が開始され、その後Safaricomが携帯電話を使用した新しい決済サービスおよび送金サービスを開始した。ユーザーは正規M-Pesa取次店にアカウントを開いてお金をデポジットとして預け、携帯電話のSMSを利用してメッセージとして送金することができる。送金を受けた側は、 Safaricom取次店でお金を受け取ることができる。サービスの料金は、他の送金サービスに比べ安く、少額を頻繁に送金できる料金設定になっている[1]。
2010年南アフリカのボーダコムがモバイル・マネー「M-Pesa」を開始すると報道される。ローカル金融グループであるNedbank(英語版)と提携して事業を進める[1]。
サービス範囲[編集]
ケニア[編集]
最初に開始された地域
タンザニア[編集]
2008年、ボーダコムによって開始されたが、当初の顧客獲得数は予想を下回った。
アフガニスタン[編集]
2008年、ボーダコムがRoshanと組み、この地域最初のサービス提供者となった[2][3]。
南アフリカ[編集]
インド[編集]
ICICI銀行と緊密な連携をくみ、2011年11月に進出した[4]。
ヨーロッパ地域[編集]
ルーマニアを始め東ヨーロッパに拡大。西ヨーロッパにも進出する予定
他地域[編集]
2013年にエジプト、モザンビーク、レソト王国拡大した。その他の地域は、公式サイトで確認できる。
脚注[編集]
- ^ a b Vodacomが南アフリカで電子マネー「Mペサ(M-PESA)」を開始 TIME-azcom 2010年03月30日
- ^ Vodafone. (2008, 10 February). Vodafone and Roshan Launch First Mobile Money Transfer Service in Afghanistan. Retrieved 29 January 2009[リンク切れ]
- ^ “Error”. www.vodafone.com. 2017年8月23日閲覧。
- ^ ICICI Launch. "ICICI Launch". Retrieved 28 June 2012