ポストペイ型電子マネー

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ポストペイ型電子マネーポストペイがたでんしマネー)とは、電子マネーと同様のインフラストラクチャーを利用した決済手段である。

概要[編集]

リテール決済での利用を主とするなど電子マネーと競合する等の理由から、電子マネーと呼ばれたり電子マネーに含まれたりする場合があるが、貨幣価値を電子データに置き換える電子マネーとは異なり、クレジット決済の一種である。

なお、日本銀行決済機構局の「最近の電子マネーの動向について(2012年)」[1]に拠れば、一般に「電子マネー」と呼ばれるものは、利用する前にチャージを行うプリペイド方式(前払い方式)の電子的リテール決済手段を指すとしている[2]

海外では日本と決済習慣が違うため、傾向や解釈が日本とは異なる場合がある。

日本での歴史[編集]

日本では、2001年11月にEdy(現在の楽天Edy)が始まったが、クレジットカード等購入あつせん業者もリテール決済市場を取り込もうとクレジットカードと同様のポストペイ方式の決済手段を採用した。携帯電話・PHSにFeliCa(モバイルFeliCa)が搭載されて利用できるようになったことにより、クレジットカード等購入あつせん業者以外も参入するようになった。

法的位置付け[編集]

電子マネーその他のプリペイド方式の電子的リテール決済手段は、資金決済に関する法律(平成21年法律第59号)に規定する「前払式支払手段」である。一方、この項目で述べているポストペイ方式の電子的リテール決済手段は、支払手段によっては割賦販売法(昭和36年法律第159号)に規定する「包括信用購入あつせん」に該当する場合がある。

利用方法[編集]

クレジットカードに追加されるサービスとして提供され、利用代金はクレジットカードのそれと合算して請求されるものが多いが、クレジットカードを必要としないものもある(「クレジットカードを必要としないポストペイ型電子マネー」を参照)。決済には、非接触ICを搭載するカード又は携帯電話PHSおサイフケータイ)を利用する。ポストペイ方式である為、利用する前にチャージを行う必要はない。

日本のポストペイ型電子マネーの一覧[編集]

FeliCa[編集]

NFC Type A/B[編集]

個別にクレジットカードを必要としないポストペイ型電子マネー[編集]

ポストペイ型電子マネーは、クレジットカードに追加して利用するものが多いが、個別にクレジットカードを必要としないものもある。但し、クレジットカードと同様の後払方式である関係上、クレジットカードと同等又はこれに準ずる審査がある点は変わらない。

脚註[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 最近の電子マネーの動向について(2012年) (PDF)
  2. ^ 脚註に「電子マネーの範疇に含めないが、支払いにクレジット機能(与信機能)を利用するポストペイ方式(後払い方式)のものがある。」との記述がある。

関連項目[編集]

  • ETC - 接触ICカードを車載器に挿入し、ETC車載器が無線通信して決済する。クレジットカードに追加されるサービスとして提供される場合が多いが、クレジットカードを必要としないものもある。