『JOY』(ジョイ)は、日本のロックバンド・スターリンの通算1枚目のオリジナルアルバム。1989年2月25日にアルファレコードから発売された。
常軌を逸した過激なライブパフォーマンスで、世にパンク・ロックという言葉を浸透させたザ・スターリンであったが、1985年に解散。中心人物であったボーカルの遠藤ミチロウは、その後もソロ名義や様々なユニット名で活動を続けていた。その最中、1987年にはビデオ作品のみをリリースするというコンセプトのビデオスターリンを結成、ビデオ作品2本をリリースするも翌年には解散してしまう。そのような経過を経て、遠藤は元ルースターズの三原重夫、THE LIPSの山盛愛彦、遠藤のソロ名義時代のバンド、パラノイア・スターにも参加していた西村雄介を迎え、「ザ」の付かない「スターリン」として再結成した。その復活第1弾としてリリースされたのがこのアルバムで、歌詞こそ遠藤による捻りの利いた独特の語感は擁していたものの、サウンドはザ・スターリン時代とは一線を画すもので、ギタリスト、ベーシスト、ドラマーともすでにベテランの域に入っており、テクニカルな演奏で仕上げられた。また、このアルバムのリリース以前の1月に、遠藤の友人の教授が在籍する和光大学において、「スターリンのライブを見てレポート書く」という期末試験が企画され、そこで初のライブが行われている。
収録曲[編集]
B面
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タイトル |
作詞 |
作曲・編曲 |
編曲 |
時間 |
6. |
「INSIDE LOVE」 |
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STALIN、逆井オサム |
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7. |
「タイムトンネル」(TIME TUNNEL) |
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STALIN |
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8. |
「チャンティック」(CANTIK) |
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STALIN、逆井オサム |
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9. |
「Y」 |
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STALIN |
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合計時間:
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曲解説[編集]
- 誰だ! - DA・RE・DA!
- 包丁とマンジュウ - HOCHO & MAN-JYU
- NO.1(ナンバー・ワン)
- インターナショナル - INTERNATIONAL
- ソウル五輪の男子100m走で、ドーピングのために金メダルを剥奪されたカナダの選手ベン・ジョンソンを題材とした曲。遠藤は実際にあった新聞記事を読んでいる。これは、「どんな事でも歌詞に出来る」と断言していた遠藤のアイデアによるもの。
- A・B・C・D・E・F・G
- INSIDE LOVE
- タイムトンネル - TIME TUNNEL
- チャンティック - CANTIK
- Y
スタッフ・クレジット[編集]
スターリン[編集]
参加ミュージシャン[編集]
スタッフ[編集]
- スターリン - プロデューサー
- 寺田康彦 - レコーディング・エンジニア、ミックス・エンジニア
- 上原キコウ(スタジオA) - アシスタント・エニジニア
- 土田真康 - ディレクター
- SHINICHI HARA - アート・ディレクター
- RICE - デザイン
- 和田茂 - 写真撮影
- 渡辺ノブハル - ヘアー・メイク・アップ
- 山本康一郎 - スタイリスト
- 安江みいな - マネージメント
- B.Q. CO.,LTD. - マネージメント
- HIROKO MARU - スペシャル・サンクス
- TOM 永島 - スペシャル・サンクス
- 成沢正三 - スペシャル・サンクス
- 渋谷陽一 - スペシャル・サンクス
- 秋谷悦弘 - スペシャル・サンクス
- ヨロシタ・ミュージック - スペシャル・サンクス
ザ・スターリン |
メンバー |
ザ・スターリン
遠藤ミチロウ - 金子あつし - 乾純 - 杉山晋太郎 - タム - 小田ヒトシ - 中田圭吾 - 良次郎 - 尾形テルヤ - 中村達也 - JUNE-BLEED - 北田昌宏 - 小野昌之
ビデオスターリン
遠藤ミチロウ - KUBOTA - MAY - SHOKO
スターリン
遠藤ミチロウ - 山盛愛彦 - 西村雄介 - 三原重夫 - 斉藤律 - 安達親夫
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シングル |
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オリジナルアルバム |
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ベストアルバム |
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ライブアルバム |
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その他アルバム |
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トリビュート・アルバム |
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関連アルバム |
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映像作品 |
ザ・スターリン
絶賛解散中!! - YOUR ORDER! - 吐き気がするほどロマンチックだぜ
ビデオスターリン
DEBUT! - LOVE TERRORIST
スターリン
P. - 最後の赤い夏
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関連項目 |
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