警戒航空隊

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警戒航空隊
Airborne Warning and Control Group
Boeing E-767 (4).jpg
警戒航空隊第602飛行隊のE-767
創設 1986年4月5日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 Flag of the Japan Air Self-Defense Force.svg 航空自衛隊
所在地 静岡県浜松基地
編成地 青森県三沢基地
上級単位 航空総隊
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警戒航空隊(けいかいこうくうたい、英称:Airborne Warning and Control Group)は、航空自衛隊航空総隊直轄の部隊。早期警戒機及び早期警戒管制機を運用し、主に航空脅威に対する早期警戒を行う。

概要[編集]

1976年(昭和51年)9月に発生した、ベレンコ中尉亡命事件で航空自衛隊警戒レーダー網では、低空飛行侵入ではレーダー探知できない盲点があることが明確化された。そのような事態に対処するため、1979年(昭和54年)度より、E-2C早期警戒機を調達する事になり、警戒航空隊は運用部隊として1986年(昭和61年)に編成された。

1998年(平成10年)には、E-767早期警戒管制機が導入され、警戒航空隊の規模能力は格段と向上した、E-767導入に伴い、1999年(平成11年)には司令部を三沢基地から浜松基地へ移動している。「飛行警戒監視隊」は青森県の三沢基地を拠点として、E-2C早期警戒機を運用している。「飛行警戒管制隊」は静岡県の浜松基地拠点として、E-767早期警戒管制機を運用している。

沿革[編集]

  • 1982年(昭和57年)12月21日 - 「警戒航空準備隊」新編
  • 1983年(昭和58年)11月15日- 4機のE-2Cに用い、三沢基地にて「臨時警戒航空隊」を編成[1]、「警戒航空準備隊」廃止。
  • 1986年(昭和61年)4月5日 - 三沢基地にて「警戒航空隊」発足、隷下に「第601飛行隊」(使用機:E-2C)新編。
  • 1987年(昭和62年)1月21日 - アラート任務の開始。
  • 1998年(平成10年)3月25日 - E-767早期警戒管制機、浜松基地へ配備、「E-767運用試験隊」発足(運用試験は航空開発実験集団隷下飛行開発実験団が行う)。
  • 1999年(平成11年)3月25日 - 警戒航空隊司令部を浜松基地へ移転。「第601飛行隊」を分割改編、「第601飛行隊第1飛行班」(使用機:E-2C)、「E-767運用試験隊」を「第601飛行隊第2飛行班」(使用機:E-767)に改編。
  • 2003年(平成15年)11月8日 - 警戒航空隊創設20周年記念式典を実施[2]
  • 2005年(平成17年)3月31日 - 「第601飛行隊」を改称、「第601飛行隊第1飛行班」を「飛行警戒監視隊」へ、「第601飛行隊第2飛行班」を「飛行警戒管制隊」へ名称変更。
  • 2014年(平成26年)4月20日 - 「警戒航空隊」を改編。E-2運用部隊について、「飛行警戒監視隊」を廃止し、「飛行警戒監視群」及び「第601飛行隊」を三沢基地、「第603飛行隊」を那覇基地にて新編。併せて、飛行警戒管制隊を「第602飛行隊」と改称[3]

組織編成[編集]

  • 警戒航空隊本部(浜松基地)
    • 飛行警戒監視群(三沢・E-2C)
    • 第602飛行隊(浜松・E-767)
    • 第1整備群(三沢)
    • 第2整備群(浜松)

主要幹部[編集]

官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
警戒航空隊司令 1等空佐 加治屋秀昭 2015年04月01日 航空総隊司令部防衛部防衛課長
副司令 1等空佐 藤原弘常 2015年12月01日 北部航空警戒管制団第18警戒隊長
稚内分屯基地司令
飛行警戒監視群司令 1等空佐 古川義久 2016年03月25日 航空総隊司令部勤務
第1整備群司令 2等空佐 丸山勲 2015年12月01日 航空幕僚監部装備計画部装備課勤務
第2整備群司令 1等空佐 泉山正司 2017年04月01日 統合幕僚監部総務部総務課勤務
歴代の警戒航空隊司令
(1等空佐)
氏名 在職期間 前職 後職
1 野々村郁利 1986年04月05日 - 1986年06月30日 臨時警戒航空隊司令 調達実施本部名古屋支部
岐阜調達管理事務所長
2 山下民夫 1986年07月01日 - 1988年03月15日 第7航空団副司令 調達実施本部東京支部
府中調達管理事務所長
3 増田直之 1988年03月16日 - 1990年07月08日 飛行教導隊司令 航空総隊司令部監察官
4 井上正和 1990年07月09日 - 1992年03月15日 西部航空方面隊司令部防衛部長 航空総隊司令部監察官
5 大西三郎 1992年03月16日 - 1992年12月14日 西部航空方面隊司令部防衛部長 航空総隊司令部勤務
6 橋口健治 1992年12月15日 - 1994年04月01日 北部航空方面隊司令部防衛部長 退職(空将補昇任)
7 瀬戸正胤 1994年04月01日 - 1995年03月22日 航空幕僚監部調査部調査第1課長 北部航空警戒管制団司令
(空将補昇任)
8 木村忠信 1995年03月23日 - 1997年11月30日 統合幕僚会議事務局第5幕僚室
防衛企画調整官
兼 総括班長
防衛研究所第1研究部第4研究室長
9 保木正和 1997年12月01日 - 1999年08月01日 航空支援集団司令部防衛部長 退職(空将補昇任)
10 大久保淳 1999年08月01日 - 2001年03月26日 航空自衛隊幹部学校主任教官 第12飛行教育団司令
防府北基地司令
11 福山建志 2001年03月27日 - 2003年12月19日 航空総隊司令部防衛部運用課長 特別航空輸送隊司令
12 滝脇博之 2003年12月20日 - 2005年01月11日 航空総隊司令部防衛部運用課長 第83航空隊司令
那覇基地司令
(空将補昇任)
13 重久修 2005年01月12日 - 2007年12月02日 航空幕僚監部監察官 第7航空団司令
百里基地司令
(空将補昇任)
14 橋本進 2007年12月03日 - 2008年11月30日 西部航空方面隊司令部防衛部長 第13飛行教育団司令
15 森田公治 2008年12月01日 - 2010年12月14日 第2高射群司令 第1航空団司令
浜松基地司令
(空将補昇任)
16 吉村仁孝 2010年12月15日 - 2013年03月31日 航空幕僚監部運用支援・情報部
情報課長
航空総隊司令部監理監察官
17 津田昌隆 2013年04月01日 - 2015年03月31日 航空幕僚監部監察官 航空支援集団司令部防衛部長
18 加治屋秀昭 2015年04月01日 - 航空総隊司令部防衛部防衛課長

脚注[編集]

  1. ^ 昭和58年 防衛白書
  2. ^ イカロス出版 Jwing No.65 2004年1月号 96頁 「行くぞ!NEWSマン 自衛隊NEWS」
  3. ^ 「警戒航空隊の改編について」防衛省報道発表2014年4月11日

外部リンク[編集]