粉河駅

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粉河駅
20210822 Kokawa.jpg
駅舎(2021年8月)
こかわ
Kokawa
名手 (2.8 km)
(1.2 km) 紀伊長田
所在地 和歌山県紀の川市粉河870
北緯34度16分15.11秒 東経135度24分15.51秒 / 北緯34.2708639度 東経135.4043083度 / 34.2708639; 135.4043083座標: 北緯34度16分15.11秒 東経135度24分15.51秒 / 北緯34.2708639度 東経135.4043083度 / 34.2708639; 135.4043083
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 T 和歌山線
キロ程 66.0 km(王寺起点)
電報略号 コワ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
976人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1900年明治33年)11月25日*[1]
備考 業務委託駅
* 本開業日。前身として粉河仮停車場が、同年8月24日から本駅開業前日まで存在していた。
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粉河駅(こかわえき)は、和歌山県紀の川市粉河にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線である。

概要[編集]

運行上の境界駅であり、和歌山方面からやってくる列車が一部折り返す。1日に2往復しかない快速列車が停車し、当駅から橋本方面は各駅に停車する。紀の川市の代表駅は、当駅ではなく2駅隣の打田駅である。かつて和歌山線経由で運行されていた急行「しらはま」→「紀ノ川」の停車駅でもあった。

歴史[編集]

当初粉河駅は、現在地の東側の前田という字に設置が計画されていた。しかしこの場所では東側に偏している上に土工量が多くなることから、現在地に変更されることになった。これに対して道路を東側に迂回しなければならないこと、学校に近すぎて当時の規定に抵触すること、水路を線路下の土管に変更すると水利上の問題があることなどから地元から反対があり、その説得に67日間の協議が必要だったとされる[2]

年表[編集]

戦前は阪和電気鉄道(現在のJR阪和線)や水間鉄道が、この駅までの路線敷設計画を持っていたが、いずれも開業しなかった。

鉄道唱歌[編集]

1900年(明治33年)に大和田建樹が作詞した鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)49番の歌詞にて、当駅が登場する。

親のめぐみの粉河より 叉乗る汽車は紀和の線舟戸田井ノ瀬うちすぎて 和歌山みえし嬉しさよ

なお、歌詞中の「和歌山」は、現在の紀和駅のことである。

作詞された当時は、粉河駅開業後であったものの橋本まで未開通であったため、橋本から当駅に飛ぶ形となっている。

駅構造[編集]

ホーム

単式1面1線、島式1面2線の計2面3線のホームを持つ、行違い可能な地上駅である。駅本屋側の単式ホームが橋本・五条高田方面、跨線橋を渡った反対側の島式ホームが、岩出・和歌山方面行きである。コンクリート造りの大きめの駅舎が特徴的。

JR西日本メンテックによる業務委託駅であったが、2021年7月1日より、JR西日本交通サービスに移管された。橋本駅が当駅を管理している。ICカード乗車券「ICOCA」が利用可能である。改札口にはタッチ式のICカード専用改札機が設置されている。また、磁気定期券が購入できる新型のタッチパネル式券売機が1台設置されている。早朝と夜間、および昼間の一部時間帯は無人となる。ワンマンで運用する電車において無人の時間帯は車内で精算を行う。また。当駅までの電車については、全てのドアを利用できる。ホーム間は跨線橋で連絡する。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1 T 和歌山線 上り 橋本五条方面[5]
2 上下 橋本・五条方面 / 和歌山方面[5]
3 下り 和歌山方面[5]
備考
  • 上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりばである。なお、2番のりばは上下共用の待避線(主に和歌山行きの折り返し列車)である。
  • 下り列車は橋本方面から来る列車が3番のりば、当駅折り返しの列車が2番のりばを使用するのが基本であるが、橋本方面からの下り列車が2番のりばを使用するものが混在する。
列車運行
  • 深夜に到着する当駅止まりの列車は1番のりば・3番のりばで夜間滞泊し、翌朝に「行先」と示した方へ向かう当駅始発列車となる。
  • 朝晩に快速列車が設定されているが、当駅から橋本・五条方面は各駅に停車する。

利用状況[編集]

2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員976人である。

各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである[6]

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1980年(昭和55年) [県公共 1]3,968
1985年(昭和60年) [県公共 1]2,888
1990年(平成02年) [県公共 1]2,434
1995年(平成07年) [県公共 1]2,550
1998年(平成10年) 1,341
1999年(平成11年) 1,268
2000年(平成12年) 1,191 [県公共 1]2,390
2001年(平成13年) 1,159 [県公共 1]2,318
2002年(平成14年) 1,041 [県公共 1]2,082
2003年(平成15年) 1,026 [県公共 1]2,058
2004年(平成16年) 1,071 [県公共 1]2,142
2005年(平成17年) 1,039 [県公共 1]2,078
2006年(平成18年) 1,064 [県公共 1]2,130
2007年(平成19年) 1,052 [県公共 1]2,104
2008年(平成20年) 1,068 [県公共 1]2,130
2009年(平成21年) 1,007 [県公共 1]2,014
2010年(平成22年) 1,011 [県公共 1]2,024
2011年(平成23年) 1,026 [県公共 1]2,052
2012年(平成24年) 1,066 [県公共 1]2,134
2013年(平成25年) 1,115 [県公共 1]2,230
2014年(平成26年) 1,066 [県公共 1]2,132
2015年(平成27年) 1,107 [県公共 1]2,214
2016年(平成28年) 1,112 [県公共 1]2,224
2017年(平成29年) 1,008 [県公共 1]2,016
2018年(平成30年) 1,000 [県公共 1]2,000
2019年(令和元年) 976 [県公共 1]1,952
2020年(令和02年) [県公共 2]1,806

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

(駅舎側を通る)和歌山県道123号線に粉河駅停留所[7]、駅裏側に粉河駅前停留所がある[8]。なお、駅裏側へは駅舎横(橋本寄り)にある地下道を経由しなければならない。

粉河駅停留所

※駅舎の前はタクシーのりばとなっている。

粉河駅前停留所

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
T 和歌山線
快速(当駅から名手方の各駅に停車)
名手駅 - 粉河駅 - 打田駅
普通
名手駅 - 粉河駅 - 紀伊長田駅

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

本文中の出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、20-21頁。 
  2. ^ 『紀和鉄道沿革史』pp.142 - 143
  3. ^ a b c d e f 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、362頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ “2020年春ダイヤ改正について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道和歌山支社, (2019年12月13日), オリジナルの2021年1月4日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20210104022914/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/191213_00_wakayama.pdf 2021年1月8日閲覧。 
  5. ^ a b c 粉河駅|時刻表:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2022年8月2日閲覧。
  6. ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』
  7. ^ 地域巡回バス時刻表・運行系統図(令和3年10月1日変更)”. 紀の川市. 2022年8月20日閲覧。
  8. ^ 和歌山バス那賀 一般路線運行系統図(2021年4月1日)、和歌山バス那賀株式会社、2021年11月14日閲覧

利用状況の出典[編集]

和歌山県公共交通機関等資料集
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 令和元年度和歌山県公共交通機関等資料集 - ウェイバックマシン(2021年1月24日アーカイブ分)、和歌山県企画部地域振興局総合交通政策課、2021年11月14日閲覧
  2. ^ 令和2年度和歌山県公共交通機関等資料集 - ウェイバックマシン(2021年10月26日アーカイブ分)、和歌山県企画部地域振興局総合交通政策課、2021年11月14日閲覧
和歌山県統計年鑑

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]