管理図

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管理図(かんりず、: control chart[1])とは、管理を行うにあたり必要とし作成する図面。

生産管理の分野では、品質や製造工程が安定な状況で管理されている状態にあることを判断するために使用するグラフのことである。時間ごとの状態をグラフ上に配置し、従来までの傾向と異なるデータや管理限界線を逸脱したデータの有無から異常の発生を判定する。管理図は、シューハート管理図 (JIS Z 9021) や累積和管理図などに分類される。

シューハート管理図[編集]

シューハート管理図では、ほぼ規則的な間隔でサンプリングを行い、データを収集する。同じ間隔で採った一定個数のデータをまとめて群(ぐん)と呼ぶ。各群から、平均値、値の範囲(最大値-最小値)などの特性値を得る。グラフは、横軸を群の番号とし、水平に中心線 (CL, Center Line) と、上方管理限界 (UCL, Upper Control limit)、下方管理限界 (LCL, Lower Control limit) の線を引き、群の特性値を打点する。

UCL = μ + 3σ
CL = μ
LCL = μ - 3σ

ここで、μは群全体の平均値であり、σは群全体の標準偏差である。3σを、各群の範囲(最大値-最小値)の平均値から推定する。

シューハート管理図による管理方法は、3シグマ法とも呼ばれている。

脚注[編集]

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  1. ^ 文部省土木学会編 『学術用語集 土木工学編』 土木学会、1991年、増訂版。ISBN 4-8106-0073-4

関連項目[編集]