目黒寄生虫館

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Japanese Map symbol (Museum) w.svg 目黒寄生虫館
Meguro Parasitological Museum
Meguro parasitological museum shimomeguro tokyo 2009.JPG
施設情報
専門分野 寄生虫
管理運営 公益財団法人目黒寄生虫館
開館 1953年
所在地 153-0064
東京都目黒区下目黒四丁目1番1号
位置 北緯35度37分54秒 東経139度42分24秒 / 北緯35.63167度 東経139.70667度 / 35.63167; 139.70667座標: 北緯35度37分54秒 東経139度42分24秒 / 北緯35.63167度 東経139.70667度 / 35.63167; 139.70667
公式サイト http://www.kiseichu.org/
プロジェクト:GLAM

目黒寄生虫館(めぐろきせいちゅうかん)は東京都目黒区下目黒にある博物館である。運営は公益財団法人目黒寄生虫館が行っている。

概要[編集]

世界でも珍しい、寄生虫を専門とした博物館であり、寄生虫に関する研究・展示・資料収集・鑑定・啓蒙活動等を行っている。

博物館の建物は床面積があまり広くない6階建てのビルで、さらに展示スペースは1階と2階のみという小さな博物館である。上層階は研究室・収蔵庫・事務室等となっている。物珍しさと怖いもの見たさからデートスポットとして知られるほか、サブカルチャーの分野で取り上げられることも多いが、寄生虫形態学・分類学を中心とした地道な研究活動や、定期的な特別展示や講演会、外部での講演など教育活動も行う研究博物館である。

利用案内[編集]

  • 開館時間:10:00~17:00
  • 休館日:毎週月曜日・火曜日(月曜日または火曜日が祝祭日の場合は開館し、翌平日に休館)および年末年始

入館料[編集]

  • 無料(任意で寄付を募っている。1階展示室の脇にパンフレットとともに募金箱が置かれている。)

寄附金控除が認められる公益財団法人であることから、来館者へ積極的に寄付を呼びかけている。

アクセス[編集]

沿革[編集]

  • 1953年 医学博士・亀谷了(かめがい さとる:1909年-2002年)の私財により研究機関として設立。
  • 1956年 本館完成、のちに増築され最終的には3階建てとなる。
  • 1957年 文部省より財団法人の許可を受ける。
  • 1992年 現在の建物に改築する。
  • 2001年 東京都教育庁より、登録博物館の認定を受ける。
  • 2012年 展示室二階常設展示パネルの更新。
  • 2013年 公益財団法人に移行。

館長[編集]

  1. 亀谷了(1953-)
  2. 亀谷俊也(1997-)
  3. 内田明彦(2000-)元ヤマザキ学園大学動物看護学部動物看護学科教授[1]
  4. 町田昌昭(2006-)元国立科学博物館動物研究部部長[2]
  5. 小川和夫(2011-) 元東京大学大学院農学生命科学研究科教授 [3]

公益目的事業[編集]

  • 研究・調査活動、学術資料の収集と整理、指導・助言、外部研究者との連携協力
  • 「目黒寄生虫館」の設置運営、教育普及活動、出版活動、標本販売、ミュージアムの運営

主な展示物[編集]

  • ホルマリン漬けの寄生虫実物標本(約300点)
    • 特に長大なサナダムシ(全長約8.8m)は圧巻である。標本は約1mずつに折り曲げて展示されているが、標本の横に同じ長さのひもが固定されており引っ張ってその長さを実感できるように工夫されている。
  • 細工の寄生虫や昆虫の模型
  • 寄生虫罹患者の写真等のパネル

所蔵品[編集]

  • 標本:約60,000点
  • 図書:5,000冊
  • 刊行物:300種 11,000冊

刊行物[編集]

目黒寄生虫館では、『目黒寄生虫館ガイドブック』という小冊子(和文版/英文版)を発行している。その他に開館以来発行してきた『目黒寄生虫館月報』『目黒寄生虫館ニュース』(第179号、1998年12月まで)は公式サイト上で閲覧可能である。 2000年に『むしはむしでもはらのむし通信』に改題して現在に至る。

ミュージアムグッズ[編集]

入館料を徴収しない本館にとっては、来館者による寄付金とともに貴重な収入源である。本館の珍しい特色を生かしたグッズが用意されている。

  • Tシャツ
    • 立体サナダムシ柄(発泡プリント)
    • 寄生虫の体内詳細図柄
  • ストラップ(研究員が採取した寄生虫(アニサキス・ニベリン条虫)を樹脂に封入したものがぶら下がっている)
  • 定規・付箋等の小物類
  • 寄生虫学に関する専門書籍

目黒寄生虫館を初めて「面白スポット」として紹介した書籍[編集]

  • 渡辺和博『たらこ筋肉毒電波』(北宋社 1982年刊行 角川文庫版は『たらこ筋肉』と改題)
    • 当該書において目黒寄生虫館の紹介がされている。この文章は、1981年創刊の『写真時代』に掲載されたものであるため、その1981年ごろに記述された文章と推定されている。

脚注[編集]

  1. ^ 教員情報 ヤマザキ学園大学
  2. ^ (雑記)目黒寄生虫館 (PDF)谷川力(イカリ消毒株式会社), ペストロジー25(1):29−30(2010)
  3. ^ 「寄生虫は人間の生まれるずっと前からライフサイクルを確立して、今日まで生きてきたのです。」creare

外部リンク[編集]