溺水

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溺水(できすい)とは、気道内に液体が入り、気道が閉塞することによる窒息の一種である。また、溺水による死亡のことを溺死と呼ぶ。

分類[編集]

海水溺水と淡水溺水に分類されることがある。しかし、実際の臨床上では両者にさほど大きな差が見られないことが多い。

海水溺水
浸透圧差によって肺胞外から肺胞内へと水が移動し、血清Na・Cl・Ca濃度の上昇、循環血液量の減少などをきたす。
淡水溺水
肺胞内から肺胞外へと水が移動し、血液が希釈され血清Na・Cl・Ca濃度の低下をきたす。また溶血による高K血症が出現するため心停止が生じやすく、一般に海水溺水より予後は悪いとされる。

治療[編集]

治療法としては特異的なものはなく、まず呼吸・循環管理を中心とした救命措置を行う。肺水腫を引き起こしているため、陽圧換気による人工換気が有効である。また、水を吸い込むことで誤嚥性肺炎のリスクがある。

気道内の水は自然に体内に吸収されるため、現在では水を吐かせることは誤りであるとされている。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]