河野丈洋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
河野 丈洋
生誕 (1978-09-18) 1978年9月18日(45歳)
出身地 日本の旗 日本 埼玉県上尾市
ジャンル 劇伴J-POP
職業 作曲家音楽家
活動期間 2001年 -
配偶者 角田光代2009年 - )
公式サイト 河野丈洋オフィシャルウェブサイト

河野 丈洋(こうの たけひろ、1978年9月18日 - )は、日本作曲家音楽家埼玉県上尾市出身。

来歴[編集]

2001年、ロックバンドGOING UNDER GROUNDのメンバー(ドラムス)としてシングル『グラフティー』でビクターエンタテインメントよりデビュー。バンドのリーダーを務め、同バンドのメインソングライターの松本素生に次いでバンドの楽曲の作詞・作曲を手掛けたほか、ドラムス以外にもピアノギターパーカッションヴァイオリンなどさまざまな楽器を演奏し、メインボーカルを担当することもあった。バンドでの活動と並行してシンガーソングライターとしても活動し、2009年にはソロデビューアルバム『CRAWL』を発表[1]

2009年10月、直木賞作家の角田光代と結婚[2]

2015年1月31日に渋谷公会堂で行われたライブをもってGOING UNDER GROUNDを脱退[3]

以降は舞台音楽等、劇伴の制作を中心に活動し、多くの鴻上尚史作品において音楽担当を務めている。

人物[編集]

主な作品[編集]

舞台[編集]

  • ベター・ハーフ(作・演出/鴻上尚史、2015年)
  • HAKUTO 〜白兎〜(企画/吉田照美 脚本/鹿目由紀 演出/鴻上尚史、2015年)
  • イントレランスの祭(作・演出/鴻上尚史、2016年)
  • 天使は瞳を閉じて(作・演出/鴻上尚史、2016年)
  • サバイバーズ・ギルト&シェイム(作・演出/鴻上尚史、2016年)
  • 舞台版 ドラえもん のび太のアニマル惑星(再演)(原作/藤子・F・不二雄 脚本・演出/鴻上尚史、2017年)
  • ベター・ハーフ(再演)(作・演出/鴻上尚史、2017年)
  • もうひとつの地球の歩き方(作・演出/鴻上尚史、2018年)
  • ローリング・ソング(作・演出/鴻上尚史、2018年)
  • ピルグリム2019(作・演出/鴻上尚史、2019年)
  • 勝小吉伝 〜ああ わが人生 最良の今日〜(脚本/鹿目由紀・鴻上尚史 演出/鴻上尚史、2019年)
  • 地球防衛軍苦情処理係(作・演出/鴻上尚史、2019年)
  • 日本人のへそ(作/井上ひさし、演出/鴻上尚史、2020年)※新型コロナウィルス感染症のため延期
  • ハルシオン・デイズ 2020(作・演出/鴻上尚史、2020年)
  • アカシアの雨が降る時(作・演出/鴻上尚史、2021年)
  • ロミオとロザライン[6](作・演出/鴻上尚史、2021年)
  • 日本人のへそ(作/井上ひさし、演出/鴻上尚史、2022年)

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

CM[編集]

楽曲提供[編集]

  • 永井真理子「幼なじみ」(2002年、アルバム『そんな場所へ』収録) - 作詞・作曲
  • 平絵里香「鳥ロケット」「窓の外」(2006年、アルバム『顔色スピーカー』収録) - プロデュース
  • 松たか子「イナーシア」(2007年、アルバム『Cherish You』収録) - 作詞・作曲
  • John-Hoon「GLASS RAIN」(2008年、シングル『サクラTEARS』収録) - 作詞・作曲
  • 藤井フミヤ「暗くなるまで待って」(2009年、アルバム『F's シネマ』収録) - 作詞・作曲
  • 城南海「Silence」(2014年、アルバム『綾蝶 〜アヤハブラ〜』収録) - 作詞・作曲
  • 宮本毅尚「ここからはるか」(2016年、ミニアルバム『GIFT』収録) - 作詞・作曲・編曲
  • 城南海「クレムツ」(2019年、アルバム『one』収録) - 作詞

ディスコグラフィー[編集]

CRAWL(2009年12月25日、NORAH RECORDS)

ミニアルバム。GOING UNDER GROUNDの公式サイトでの通販のほか、河野のソロ活動時のライブ会場などで販売されていた。ジャケットイラストは長崎訓子。「点線」を藤井フミヤがアルバム『Life is Beautiful』にてカバーしており、藤井のソロデビュー25周年の際に行われたファンによる人気楽曲投票で7位にランクインした[8]
  1. わかりあえたら
  2. 点線
  3. モノクローム
  4. Hold on
  5. ひとつだけ
  6. 上尾市立南中学校 校歌

著作[編集]

  • もう一杯だけ飲んで帰ろう。(2017年11月 新潮社) - 角田光代との共著

外部リンク[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ ゴーイング河野丈洋、クリスマスにソロ第1弾作品発表”. 音楽ナタリー (2009年11月13日). 2022年2月6日閲覧。
  2. ^ GOING UNDER GROUNDのドラマー・河野丈洋が、直木賞作家の角田光代と“11歳差結婚””. ORICON NEWS (2009年10月22日). 2022年2月6日閲覧。
  3. ^ GOING UNDER GROUND河野が脱退、来年1月ラストライブ”. 音楽ナタリー (2014年3月19日). 2022年2月6日閲覧。
  4. ^ 「結婚に否定的だった」角田光代が河野丈洋と再婚した理由”. 週刊朝日 (2017年12月25日). 2022年2月6日閲覧。
  5. ^ 河野丈洋 (2006年12月21日). “置き方”. ドーナツライフ. 2022年2月6日閲覧。
  6. ^ 川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)舞台初主演 鴻上尚史作・演出 新作舞台 『ロミオとロザライン』上演決定”. SPICE (2021年4月27日). 2022年2月6日閲覧。
  7. ^ 主題歌には河野が所属していた2003年のGOING UNDER GROUNDの楽曲「ハートビート」が採用された。GOING UNDER GROUND「ハートビート」が尾野真千子主演映画「茜色に焼かれる」主題歌に決定”. 音楽ナタリー (2021年3月23日). 2022年2月6日閲覧。
  8. ^ 【インタビュー】藤井フミヤ全100曲のベストアルバムは、彼が「一番の宝物」と語るファンへ向けての究極の贈り物” (2018年6月21日). 2022年2月6日閲覧。