日本キリスト改革派教会

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日本キリスト改革派教会(にほんキリストかいかくはきょうかい)は、日本のプロテスタント系の団体。

沿革[編集]

創立時のメンバーは、岡田稔常葉隆興松尾武春名寿章らである。創立宣言には「思想と生活に於ける、迷信と無神論を打破して真理の柱なる教会を樹立せんとす。」[1]とある。戦前の教会はその多くが宗教団体法によって国家に従属し、戦争協力と国家神道儀礼を拒絶することができなかった。日本キリスト改革派教会は、『創立宣言』において、そうした罪を「神の御前に深く恥ぢ」、その反省を踏まえて出発した。

そのため『創立宣言』において、有神的世界観・人生観による新日本建設のビジョンを主張するとともに、宗教改革の集大成ともいえるウェストミンスター信仰基準を教会の信仰規準として採用し、長老主義政治により歴史的改革派信仰に基づく自律した教会をこの国に打ち立てることを目指している。[2]

特色[編集]

組織[編集]

小会・中会・大会[編集]

個別の教会の運営は、長老主義をとり、牧師治会長老によって形成された「小会」が行う。また、執事会を設け、選出された執事が教会内外の奉仕の業を担う。なお、この小会を形成するに至らない規模の教会は別個「伝道所」と呼称され、ここには小会に代わり伝道所委員が選出される(ただし建物など一般には伝道所も教会と表示されることが多い)。

地域の教会が集まり「中会」が形成される。この中会には教師(牧師)および引退した教師[3]、小会から代表する長老によって構成され、地域の教会の統括などを行う。

さらに、全国組織として「大会」が設けられている。

なお、現在(2011年時点において)、全国の改革派教会は6つの中会に分かれている。

なお、教会の運営等の詳細は「教会規程」が下記外部リンクにあるので参照されたい。

教育機関[編集]

神戸改革派神学校

神戸市北区にある教育機関で大会による運営。全寮制を取る。もとは灘区にあったが、阪神・淡路大震災にて被災するなどしたため、かねてあった計画を進め現在地に移転した。なお、かつては、改革派教会の規定で教師(牧師)は男性のみに資格が与えられたため、教師養成のための本科生も男性に限られていた。[4]ほかに別科生がありこちらは女性の入学も可能。現在は、本科生も男女共に入学が可能。毎年4月に入学し、3年3月の修業期間がある。これらを卒業したものは、さらに特別研究課程がある。また、一部または全部の科目聴講生も受け入れている。

改革派神学研修所

東部中会と東北中会による教育機関で、学校としての施設は持たず、中会に属する教会を使用して授業を行っており、また通学制である。一部の教師はこちらを卒業している。

ラジオ・インターネット放送[編集]

改革派教会のラジオ伝道部門は、協力関係にある北米キリスト改革派教会(CRC)のラジオ伝道部「CRCメディア・ミニストリー」を前身とし、2017年1月より日本キリスト改革派教会が事業を引き継いで運営されている。

現在、ラジオ放送は中波で行っている。また、インターネットによる放送も行われている。KTWRによる短波放送も行っていたが2007年3月24日の放送をもって撤退、これにより最大の提供先を失うことになったKTWRの日本語放送も同時に終了した。

現在放送中の番組[編集]

放送時間はいずれもJSTによる。※印はKTWRで放送されていた番組

主な牧師[編集]

教会員[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 中村敏『日本における福音派の歴史』p.169
  2. ^ 小野静雄『日本基督改革派教会史』p.67-83
  3. ^ 改革派教会の教師(牧師)には満70歳の定年制がある。ただし、各個教会の要望で満75歳まで延長可能。(政治規準156条)
  4. ^ 2016年10月より教師の資格を男性に限る規定が改定された

外部リンク[編集]