夜明けの口笛吹き

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夜明けの口笛吹き
ピンク・フロイドスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル サイケデリック・ロック
実験音楽
スペース・ロック
時間
レーベル イギリスの旗コロムビア
EMI(再発盤)
アメリカ合衆国の旗キャピトル(初版はタワー・レコード)
プロデュース ノーマン・スミス
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
ピンク・フロイド 年表
夜明けの口笛吹き
(1967年)
神秘
(1968年)
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夜明けの口笛吹き』(よあけのくちぶえふき、原題:The Piper at the Gates of Dawn)は、1967年に発表されたピンク・フロイドのデビュー・アルバム。サウンド的にはプログレッシブ・ロックというより、完全にサイケデリック・ロックである。発売時の邦題は「サイケデリックの新鋭」というタイトルであった。

タイトルは、ケネス・グレアムの児童文学作品『たのしい川べ』の第7章の題名から拝借したものである。

アルバム収録曲の11曲中8曲をシド・バレットが作った。そのため、後の傑作『狂気』(1973年)や『ザ・ウォール』(1979年)のような音楽性とは大きく異なる。このアルバムのレコーディング時、既にシドは過度のドラッグ(LSD)摂取により、正常な状態ではなかったが、バンドはシドを中心として何とか制作を乗り切った。デビュー作としては上々の全英6位を記録した。

童話をもとにした幻想的・抽象的な歌詞と、トリップ感の漂うサウンドが見事に合致している。「天の支配」「マチルダ・マザー」のように独自の世界観を描いた佳作が並ぶ。また、シドの才能はコンポーサーとしてだけではなく、ヴォーカリストギタリストとしても実力を発揮している。「星空のドライブ」は、ライブでは30分以上に渡って延々と演奏が繰り広げられたという。

同アルバム製作中、ピンク・フロイドのレコーディングの様子を窺いに来て、バンドの演奏を耳にしたポール・マッカートニーが、「彼らにはノックアウトされた」と語ったという逸話がある。

それでも、アンダーグランド時代から交友のあったピート・タウンゼンドザ・フー)は、「ライブでの本来の力が発揮されていない」と、コンパクトにまとめようとしたプロデューサー側の制作方針を批判している。

2007年、モノ版とステレオ版を同梱した、40周年記念盤が発売された。

ローリング・ストーン』誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」と「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」に於いて、それぞれ347位[1]と47位[2]にランクイン。

収録曲[編集]

  • 表記のないものは作詞・作曲:Syd Barrett
  1. 天の支配 - Astronomy Domine
  2. ルーシファー・サム - Lucifer Sam
  3. マチルダ・マザー - Matilda Mother
  4. フレイミング - Flaming
  5. パウ・R・トック・H - Pow R. Toc H. (Barrett, Waters, Wright, Mason)
  6. 神経衰弱 - Take Up Thy Stethoscope And Walk (Waters)
  7. 星空のドライブ - Interstellar Overdrive (Barrett, Waters, Wright, Mason)
  8. 地の精 - The Gnome
  9. 第24章 - Chapter 24
  10. 黒と緑のかかし - Scarecrow
  11. バイク - Bike

脚注[編集]

  1. ^ 500 Greatest Albums of All Time: Pink Floyd, 'The Piper at the Gates of Dawn' | Rolling Stone
  2. ^ The 100 Best Debut Albums of All Time: 'Piper at the Gates of Dawn' | Rolling Stone