全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会
開始年 | 2005 |
---|---|
主催 | 日本ラグビーフットボール協会 |
チーム数 |
U17の部:9チーム U18の部:9チーム |
加盟国 | 日本 |
前回優勝 |
U17の部:近畿ブロック U18の部:九州ブロック |
最多優勝 |
U17の部:九州ブロック(8回) U18の部:九州ブロック(9回) |
開始年 | 2011 |
---|---|
主催 | 日本ラグビーフットボール協会 |
チーム数 | 9チーム |
加盟国 | 日本 |
前回優勝 | 九州ブロック |
最多優勝 | 九州ブロック(5回) |
KOBELCO CUP 全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会は、日本ラグビーフットボール協会が主催の、毎年7月下旬に開かれる高校生のラグビーユニオン大会である。2005年の設立当初から神戸製鋼(現・KOBELCOグループ)がスポンサーとなり、2006年までの大会名は「KOBELCOジャパンユースラグビードリームトーナメント」で[1]、2007年から現在の名称になった[2]。
2007年まで北海道夕張市平和運動公園ラグビー場で開かれていたが[3]、2008年から長野県上田市菅平高原サニアパーク(現・アンダーアーマー菅平サニアパーク)に開催地を移した[4]。
本項では、2011年から併催されているKOBELCO CUP 全国高等学校女子ラグビーフットボール大会も併せて記述する。
大会概要
[編集]2024年大会(男子第20回・女子第14回)
[編集]2024年7月17日現在[5]。
- 期日:2024年8月1日 - 3日
- 会場:アンダーアーマー菅平サニアパーク(長野県上田市)
- U17大会:全国9ブロックから選抜された選手による9チーム
- U18大会:全国9ブロックにおいて、部員不足の学校の生徒で構成する9チーム
- 女子大会:全国9ブロックから選抜された選手による9チーム
- 主催:日本ラグビーフットボール協会
- 主管:関東ラグビーフットボール協会、全国高等学校体育連盟ラグビーフットボール専門部、長野県ラグビーフットボール協会(女子大会では、日本ラグビーフットボール協会女子委員会も加わる)
- 後援:全国高等学校体育連盟、長野県教育委員会、上田市、上田市教育委員会、菅平観光協会、菅平旅館組合、毎日新聞社、信濃毎日新聞社、SBC信越放送、毎日放送
- 特別協賛:KOBELCOグループ
- 高校ラグビーパートナー:三井住友銀行
2007年大会(第3回)
[編集]夕張での開催 最終年[3]。
- 期日:2007年7月20日 - 23日
- 会場:夕張市平和運動公園ラグビー場(北海道夕張市)
- U17大会:全国9ブロックから選抜された選手による9チーム
- U18大会:全国9ブロックにおいて、部員不足の学校の生徒で構成する9チーム
- 主催:日本ラグビーフットボール協会、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部
- 主管:関東ラグビーフットボール協会
- 後援:全国高等学校体育連盟、夕張市、夕張市教育委員会、北海道放送(HBC)、毎日放送、北海道新聞社、毎日新聞社
- 特別協賛:神戸製鋼グループ
- 協賛:ロート製薬
概略
[編集]この大会は、2011年ワールドカップラグビーの日本開催実現を目指したラグビーの強化策の一環として、これからを担う高校生年代のラグビーのレベルアップを図ることを念頭において設立された[6]。KOBELCOグループが初回から特別協賛スポンサーを続けている[7][6]。
第1回大会は「~2011ワールドカップへの道~ KOBELCO ジャパンユースラグビー ドリームトーナメント2005」という副題がついた[8]。
全国を9つのブロック(北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州)に分けて対戦する。富山県・石川県・福井県と新潟県・長野県は北信越ブロック、山梨県は関東ブロック、三重県は静岡県・岐阜県・愛知県と共に東海ブロックとなる。
後援にJNN系列テレビ局(SBC信越放送、毎日放送)が入っているが、冬の全国大会とは異なり地上波・衛星放送ともテレビ中継はせず、毎日放送のホームページで動画配信のみ実施している[9]。
2020年と2021年は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため、開催しなかった[10][11]。
男子大会
[編集]男子大会はU17(17歳未満)とU18(18歳未満)の2つのクラスに分け、U18は部員不足の学校の生徒から構成し、U17は各ブロックからの選抜選手で構成する。
それぞれ3チームずつによる予選リーグと、その成績をもとに最終日に開かれる決勝リーグ(1位グループ=カップ戦、2位グループ=プレート戦、3位グループ=ボウル戦)を開催する。
女子大会
[編集]2011年から「全国高等学校女子7人制ラグビーフットボール大会」として同時開催が始まった[12][13]。
2015年の女子第5回大会からは、15人制による「全国高等学校女子合同チームラグビーフットボール大会」に変更された[14]。
15人制となった女子は、2015年はトーナメント戦、2016年は男子と同じ方式で開催された。
2017年からの女子は、チームレベルを考慮し、上位「決勝リーグ」と下位「育成リーグ」の2部制となり、決勝リーグの優勝チームと、育成リーグの優勝チームが決まる[15][16]。
2024年の女子は、男子と同様に 3チームずつによる予選リーグと、その成績をもとに最終日に開かれる決勝リーグ(1位グループ=カップ戦、2位グループ=プレート戦、3位グループ=ボウル戦)で競う。育成リーグは無くなった。
歴代記録
[編集]男子U17、男子U18は、予選リーグ1位になった3チームによる「決勝リーグ(カップ)」の優勝チーム。
年度 | 男子 | 備考 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
回 | U17 カップ優勝 |
U18 カップ優勝 | |||||
2005 | 第1回 | 近畿 | 近畿 | ||||
2006 | 第2回 | 九州 | 九州 | ||||
2007 | 第3回 | 九州 | 九州 | この回まで夕張で開催 | |||
2008 | 第4回 | 近畿 | 近畿 | この回から菅平で開催 | |||
2009 | 第5回 | 九州 | 九州 | ||||
2010 | 第6回 | 関東 | 関東 | ||||
年度 | 男子 | 女子7人制 | 備考 | ||||
回 | U17 カップ優勝 |
U18 カップ優勝 |
回 | 優勝 | |||
2011 | 第7回 | 九州 | 九州 | 第1回 | WEST1 | 女子は7人制 | |
2012 | 第8回 | 近畿 | 近畿 | 第2回 | 関東 | ||
2013 | 第9回 | 九州 | 九州 | 第3回 | 関東 | ||
2014 | 第10回 | 九州 | 九州 | 第4回 | 九州1 | [17][18] | |
年度 | 男子 | 女子 | 備考 | ||||
回 | U17 カップ優勝 |
U18 カップ優勝 |
回 | 優勝 | |||
2015 | 第11回 | 関東 | 関東 | 第5回 | 九州 | 女子も15人制に[14][19][20] | |
2016 | 第12回 | 九州 | 九州 | 第6回 | 関東 | [21][22][23] | |
年度 | 男子 | 女子 | 備考 | ||||
回 | U17 カップ優勝 |
U18 カップ優勝 |
回 | 決勝リーグ 優勝 |
育成リーグ 優勝 | ||
2017 | 第13回 | 近畿 | 近畿 | 第7回 | 関東 | 北信越 | 女子が2部制に[15][24] |
2018 | 第14回 | 近畿 | 近畿 | 第8回 | 九州 | 四国 | [25][26] |
2019 | 第15回 | 関東 | 関東 | 第9回 | 中国 | 北海道・関東 | [27][28] |
2020 | 第16回 | 開催せず | 第10回 | 開催せず | [10] | ||
2021 | 第17回 | 開催せず | 第11回 | 開催せず | [11] | ||
2022 | 第18回 | 九州 | 九州・近畿[29] | 第12回 | 九州 | 四国 | [30][31] |
2023 | 第19回 | 近畿 | 関東 | 第13回 | 九州 | 四国 | [32][33][34] |
年度 | 男子 | 女子 | 備考 | ||||
回 | U17 カップ優勝 |
U18 カップ優勝 |
回 | カップ優勝 | |||
2024 | 第20回 | 近畿 | 九州 | 第14回 | 九州 | 女子も決勝リーグで3部制に[35][5][36][37] |
配信
[編集]HANAZONO LIVE
[編集]2024年7月17日現在[38]。
ライブ配信(生配信):毎日放送(MBS)の「HANAZONO LIVE」[39]で、最終日の決勝リーグをライブ配信。男子U18の3試合、U17の3試合、女子1試合、閉会式。
オンデマンド配信(後日):「HANAZONO LIVE」[39]で、上記7試合の各前半戦、上記7試合の各後半戦、上記7試合の各トライシーン。
脚注
[編集]- ^ “「KOBELCOジャパンユースラグビードリームトーナメント2006」決勝リーグ結果”. JRFU. 2023年7月11日閲覧。
- ^ “「KOBELCO カップ2007」大会概要”. JRFU. 2023年7月11日閲覧。
- ^ a b “「KOBELCO カップ2007」大会概要”. JRFU. 2023年7月11日閲覧。
- ^ “「KOBELCO カップ2008」大会概要のお知らせ”. JRFU. 2023年7月11日閲覧。
- ^ a b “「KOBELCO CUP 2024」第20回全国高校合同大会、第14 回全国高校女子合同大会 開催のお知らせ”. JRFU. 2024年8月3日閲覧。
- ^ a b “機関誌「RUGBY FOOTBALL」第55巻2号(2005年10月号)19頁”. JRFU. 2024年7月17日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2024」の開催について|KOBELCO 神戸製鋼”. KOBELCO:神戸製鋼所グループ. 2024年7月17日閲覧。
- ^ “機関誌「RUGBY FOOTBALL」第55巻1号(2005年8月号)21頁”. JRFU. 2024年7月17日閲覧。
- ^ 毎日放送, MBS. “KOBELCO CUP 2022 | HANAZONO LIVE”. MBS 毎日放送. 2023年7月10日閲覧。
- ^ a b “高校生以下対象の 7~8 月の大会の延期・中止の判断について(通達)”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ a b “「KOBELCO CUP 2021 第17回全国高等学校合同大会/第11回全国高等学校女子合同大会」 開催中止のお知らせ”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ 「第1回 全国高等学校女子7人制ラグビーフットボール大会」開催のお知らせ 日本ラグビーフットボール協会 2011年7月1日
- ^ “「KOBELCO CUP 2014 第4回全国高等学校女子7人制ラグビーフットボール大会」決勝リーグ 試合結果”. JRFU. 2023年7月11日閲覧。
- ^ a b “「KOBELCO CUP 2015 第11回全国高校合同大会」「KOBELCO CUP 2015 第5回全国高校女子合同大会」開催のお知らせ”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ a b “機関誌「RUGBY FOOTBALL」第67巻2号(2017年10月号)26頁”. JRFU. 2024年7月18日閲覧。
- ^ “KOBELCO CUP 2022 第12回 全国高等学校女子合同チームラグビーフトッボール大会 組合せ(決勝リーグ・育成リーグ)”. JRFU. 2023年7月11日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2014 第10回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会」8月1日から開催”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2014 第10回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会」8月3日決勝リーグ試合結果”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2015 第11回全国高等学校合同大会 」試合結果”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2015 第5回全国高等学校女子合同大会」試合結果”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2016」第12回全国高校合同大会、第6回全国高校女子合同大会開催のお知らせ”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2016 第12回全国高等学校合同大会 」試合結果”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2016 第6回全国高等学校女子合同大会」試合結果”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2017」第13回全国高校合同大会 第7回全国高校女子合同大会開催のお知らせ”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “機関誌「RUGBY FOOTBALL」第68巻2号(2018年9月号)17頁”. JRFU. 2024年7月18日閲覧。
- ^ “KOBELCO CUP 2018 第14回全国高校合同大会、第8回全国高校女子合同大会のお知らせ”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “機関誌「RUGBY FOOTBALL」第69巻2号(2019年9月号)17頁”. JRFU. 2024年7月18日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2019」第15回全国高校合同大会、第9回全国高校女子合同大会のお知らせ”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “KOBELCO CUP 2022 第18回全国高等学校合同大会 U18決勝リーグ”. JRFU. 2023年7月11日閲覧。
- ^ “KOBELCO CUP 2022 第12回全国高等学校女子合同大会”. JRFU. 2024年7月18日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2022」 第18回全国高校合同大会、第12回全国高校女子合同大会 開催のお知らせ”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2023」 第19回全国高校合同大会、第13回全国高校女子合同大会 開催のお知らせ”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “【コベルコカップ】U17男子は近畿が接戦を制す。U18男子は関東、女子は得失点差で九州が連覇。 - ラグビーリパブリック” (2023年7月31日). 2023年8月3日閲覧。
- ^ “KOBELCO CUP 2023 第13回全国高等学校女子合同チームラグビーフットボール大会”. JRFU. 2024年7月18日閲覧。
- ^ “日本一が決定。U17近畿ブロックが2連覇、U18&女子は九州が制覇|KOBELCO CUP 2024│&rugby”. andrugby.com. 2024年8月4日閲覧。
- ^ “大会・試合情報 - KOBELCO CUP 2024 第20回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会”. JRFU. 2024年8月3日閲覧。
- ^ “大会・試合情報 - KOBELCO CUP 2024 第14回全国高等学校女子合同チームラグビーフットボール大会”. JRFU. 2024年8月3日閲覧。
- ^ “「KOBELCO CUP 2024」の開催について|KOBELCO 神戸製鋼”. KOBELCO:神戸製鋼所グループ. 2024年7月17日閲覧。
- ^ a b 毎日放送, MBS. “第11回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会”. MBS 毎日放送. 2024年7月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- 毎日放送(MBS)全国高校ラグビー大会 動画ポータルサイト
- 全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会 (@kobelcocup) - X(旧Twitter)