ライアン・ガルシア
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基本情報 | |
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通称 |
The Flash(閃光) KingRy(キング・ライ) |
階級 | ライト級 |
身長 | 178cm |
リーチ | 178cm |
国籍 |
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誕生日 | 1998年8月8日(24歳) |
出身地 | カリフォルニア州ヴィクターヴィル |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 23 |
勝ち | 23 |
KO勝ち | 19 |
敗け | 0 |
引き分け | 0 |
YouTube | |
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チャンネル | |
活動期間 | 2015年10月19日 - |
登録者数 | 約82万人 |
総再生回数 | 約3690万回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2021年1月28日時点。 |
ライアン・ガルシア(Ryan García、1998年8月8日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。カリフォルニア州ヴィクターヴィル出身。元WBC世界ライト級暫定王者。
来歴[編集]
アマチュア時代[編集]
2014年1月、全米ジュニア選手権に57kg級で出場し、決勝でデヴィン・ヘイニーに敗れた[1]。
2015年1月、全米ユース選手権に60kg級で出場し、1回戦でバージル・オルティス・ジュニアに勝利するが、3回戦でデヴィン・ヘイニーに敗れた[2]。
2016年1月、全米ユース選手権に60kg級で出場し、優勝した[3]。
プロ時代[編集]
2016年11月7日、オスカー・デ・ラ・ホーヤのゴールデンボーイ・プロモーションズと契約[4]。
2017年9月15日、ラスベガスのMGMグランド内マーキー・ボール・ルームでミゲール・カリゾザとNABF北米スーパーフェザー級ジュニア王座決定戦を行い、初回30秒KO勝ちを収め王座を獲得した[5]。
2018年3月22日、ファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノでフェルナンド・バルガス・パーラと対戦し、初回2分55秒KO勝ちを収めNABF北米ジュニア王座の2度目の防衛に成功した[6]。
2018年5月4日、ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークでNABF北米及びNABO北米スーパーフェザー級王座決定戦をジェイソン・ベレスと行い、10回3-0(3者共99-91)の判定勝ちを収め両王座を獲得した[7]。
2019年11月2日、MGMグランド・ガーデン・アリーナでNABO北米ライト級王者ロメロ・デュノとNABO王座挑戦及びWBC世界ライト級シルバー王座決定戦を行い、初回1分38秒KO勝ちを収め両王座を獲得した[8]。
2020年2月14日、アナハイムのホンダ・センターでフランシスコ・フォンセカと対戦し初回1分20秒KO勝ちを収めWBCシルバー王座の初防衛に成功した[9]。
2020年11月10日、ルーク・キャンベルと12月5日にWBC世界ライト級暫定王座決定戦を行う予定だったが、キャンベルが新型コロナウイルスの陽性反応が出たために試合が延期された[10]。
2021年1月2日、テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターでWBC世界ライト級2位のルーク・キャンベルとWBC世界ライト級暫定王座決定戦を行い、2ラウンド目にキャンベルの左フックがクリーンヒットしダウンを喫するも、7回に左ボディでキャンベルをマットに沈め、7回1分58秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[11]。
2021年4月24日、自身のInstagramに「現時点では、私の健康と幸福を管理することが重要です。自分自身がより強いバージョンになることに集中するため、少し休みを取ることを決めました」と、自身のうつ病やメンタルヘルス問題のために同年7月9日に対戦することが決定していたハビエル・フォルトゥナとの試合を欠場することを発表した[12][13]。その後WBCが暫定王座を剥奪した[14]。
2022年2月、2018年10月からトレーナーに就いていたエディ・レイノソと別れて新たなトレーナーにジョー・グーセンを迎えることが明らかにされた[15][16]。
2022年4月9日、1年3カ月ぶりの試合をアラモドームでエマニュエル・タゴエと139ポンド契約のノンタイトル12回戦で対戦し、2ラウンド目にダウンを奪い判定勝ちを収めた[17]。
人物[編集]
- 2021年1月にスポーツドリンクのゲータレードとスポンサー契約を交わす。史上初めてゲータレードと契約を交わしたボクサーになった[18]。
- 2020年5月11日に自身のSNSで「ヘンリー・セフードが、俺にボクシングで良い戦いをしてくれると思う?」と、引退を表明していた総合格闘技の元UFC世界二階級制覇王者ヘンリー・セフードを挑発、セフードが「このオスカー・デ・ラ・ホーヤの真似事野郎。お前の競技でひざまずかせてやる。ダナ・ホワイト、この魚を料理させてくれ」と応じると、ガルシアはさらに「セフードが望むなら、最初はボクシング、次に総合格闘技のミックスルールで決着をつける用意がある」と発言した[19][20]。
- 2021年1月には、「『これは(ボクシングは)本当の戦いではない。本当の戦いってのは、蹴り、絞め技、関節技、全てがあるもんだ』って言うやつがいるなら、MMAで俺が倒すことができないと言われている選手を打ち負かしたい。それが、コナー・マクレガーだとしても戦うよ」「金を稼ぐために言ってるわけではない。金銭面は気にしていない。ただ自分が世界最高のファイターであることを証明したいんだ」と、26歳でボクシングを引退して総合格闘技に挑戦したいと語った[21][22]。
- 2021年4月にボクシングジムでチームメイトのサウル・アルバレスやトレーナーのエディ・レイノソとトレーニングしていた際に、メンタルヘルスの影響により突如として感情が爆発してしまい理由もなくその場で泣き崩れたときに、ボクシングから離れ休養をとることを決めたといい、その後、酷く塞ぎ込み一時は自殺願望もあったがセラピーによって回復することが出来たと語っている[23]。
獲得タイトル[編集]
- NABF世界スーパーフェザー級ジュニア王座
- NABF北米スーパーフェザー級王座
- NABO北米スーパーフェザー級王座
- WBC世界ライト級シルバー王座
- NABO北米ライト級王座
- WBC世界ライト級暫定王座(防衛0)
脚注[編集]
- ^ “USA Junior National Championships Grand Sierra Resort, Reno January 7-11, 2014”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2020年9月6日閲覧。
- ^ “USA Youth National Championships Grand Sierra Resort & Casino, Reno January 5-9, 2015”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2021年1月28日閲覧。
- ^ “USA Youth National Championships Grand Sierra Resort & Casino, Reno January 5-9, 2016”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2021年1月28日閲覧。
- ^ Ryan Garcia Inks Promotional With Golden Boy Promotions BoxingScene.com 2016年11月7日
- ^ Ryan Garcia Scores Sensational, 30-Second KO in ESPN Fight BoxingScene.com 2017年9月15日
- ^ Ryan Garcia To Return on Canelo-Golovkin Card After KO Win BoxingScene.com 2018年3月22日
- ^ Ryan Garcia Goes The Distance, Boxes Past Jayson Velez BoxingScene.com 2018年5月5日
- ^ Ryan Garcia Destroys Romero Duno in One Round BoxingScene.com 2019年11月2日
- ^ Video: Ryan Garcia Talks Big KO Win, Responds To Haney BoxingScene.com 2020年2月15日
- ^ “Ryan Garcia vs. Luke Campbell Postponed, Campbell Positive For COVID-19”. Boxing Scene.com (2020年11月10日). 2021年1月28日閲覧。
- ^ Ryan Garcia Gets Off The Floor To Knock Luke Campbell Out in Seventh BoxingScene.com 2021年1月2日
- ^ “Ryan Garcia withdraws from fight with Javier Fortuna”. Bad Left Hook (2021年4月24日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “RYAN GARCIA BATTLING MENTAL HEALTH ISSUES, WITHDRAWS FROM JAVIER FORTUNA BOUT”. The Ring (2021年4月24日). 2021年5月5日閲覧。
- ^ “Javier Fortuna vs. Joseph Diaz is Sanctioned For WBC Interim-Title”. Boxing Scene.com (2021年月日). 2021年6月8日閲覧。
- ^ “Ryan Garcia Parts Ways With Reynoso, Hires Joe Goossen as Head Trainer”. Boxing Scene.com (2022年2月11日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ “Canelo On Ryan Garcia Breakup: Eddy Reynoso 'Has All The Time For Him, You Need To Be Disciplined'”. Boxing Scene.com (2022年3月1日). 2022年6月14日閲覧。
- ^ “Ryan Garcia return set at 139 lb catchweight against Emmanuel Tagoe”. Bad Left Hook (2022年3月24日). 2022年6月14日閲覧。
- ^ “Ryan Garcia Becomes First Boxer To Sign Endorsement Deal With Gatorade”. Boxing Scene.com (2021年1月29日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “Ryan Garcia gets into Twitter beefs with Henry Cejudo and Abner Mares”. Bad Left Hook (202年5月13日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “タイソンが元UFC王者セフードに強烈ボディブロー伝授、ボクシング超新星のガルシア戦を視野か(動画あり)”. イーファイト (2020年6月12日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “22歳世界王者ガルシアが26歳で早期引退プランを告白 21戦21勝の逸材、その理由とは…”. THE ANSWER (2021年1月16日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “Ryan Garcia Aims To Retire Early, Open To a Future Run in MMA”. Boxing Scene.com (2021年1月15日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “Ryan Garcia Opens Up on Bout With Mental Health Struggles”. Boxing Scene.com (2022年1月24日). 2022年6月14日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
空位 前タイトル保持者 デヴィン・ヘイニー |
WBC世界ライト級暫定王者 2021年1月2日 - 2021年4月24日 |
空位 次タイトル獲得者 ジョセフ・ディアス |