モアテン・オルセン

モアテン・オルセン（Morten Olsen, 1949年 8月14日 - ）は、デンマーク出身の元同国代表サッカー選手、ポジションはDF（リベロ）。

デンマーク語発音により近い表記は「モーデン・オールスン」。

略歴[編集]

現役時代はベルギーのRSCアンデルレヒトなどに所属し「世界最高のリベロ」と評された世界屈指のセンターバックであった。同胞のアラン・シモンセンと比べると大器晩成型の選手で30代を過ぎてから世界的に注目されるようになった。

デンマーク代表では名将、ゼップ・ピオンテック監督の下で主将を務め、ダニッシュ・ダイナマイトと評された攻撃的なチームを守備の面から支え、80年代の同国の躍進に大きく貢献した。

1989年に39歳で現役引退すると直ぐに指導者の道を歩み、ブレンビーIFやアヤックスで監督を務めた後、2000年にデンマーク代表の監督に就任する。ヨン・ダール・トマソン、イェスパー・グレンケアらを擁する好チームを作り上げ、2002年のワールドカップ日韓大会と2004年のUEFA EUROでは本大会に進出し、共に決勝トーナメントに導いたが、2006年のワールドカップドイツ大会欧州予選ではウクライナやトルコ、ギリシャといった強豪が集う死のグループに属し予選3位の結果に終わった。

2010年のワールドカップ南アフリカ大会ではベテラン選手を中心としたチームを編成しオランダ、日本、カメルーンからなるグループEで3位に終わった。

最終的に2016年ヨーロッパ選手権フランス大会予選のプレーオフでスウェーデン代表を相手に敗戦し、本大会出場権を逃した直後に監督職から引退した。

15年間代表監督を務めたオルセンはデンマーク代表の歴史上最も長く代表監督を務めた人物である（2位は同職を11年間務めたゼップ・ピオンテック）。

クラブ

監督

個人

表話編歴デンマーク年間最優秀サッカー選手賞
1960年代	61: H.ニールセン 62: 該当者なし 63: ペテルセン 64: マドセン 65: K.ポウルセン 66: L.ニールセン 67: J.ハンセン 68: イェンセン 69: マイケルセン
1970年代	70: ラーセン 71: ペデルセン 72 Røntved 73: オーベシュ 74: ホルムストローム 75: イェンセン 76: アールベルイ 77: ハンセン 78: オーレ・ケアー 79: ベルテルセン
1980年代	80: バストラップ 81: アラン・ハンセン 82: M.ラウドルップ 83: オルセン 84: ラルセン 85: M.ラウドルップ 86: オルセン 87: イェンセン 88: オルセン 89: B.ラウドルップ
1990年代	90: P.シュマイケル 91: ヴィルフォルト 92: B.ラウドルップ 93: P.シュマイケル 94: ヘルヴェグ 95: B.ラウドルップ 96: ニールセン 97: B.ラウドルップ 98: サンド 99: P.シュマイケル
2000年代	00: ヘンリクセン 01: サンド 02: トマソン 03: ヴィーゴルスト 04: トマソン 05: C.ポウルセン 06: C.ポウルセン 07: アッガー 08: ラウルセン 09: ケアー
2010年代	10: クヴィスト 11: クヴィスト 12: アッガー 13: エリクセン 14: エリクセン 15: エリクセン 16: K.シュマイケル 17: エリクセン 18: エリクセン 19: K.シュマイケル
2020年代	20: K.シュマイケル 21: ケアー