カスパー・シュマイケル
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![]() レスター・シティでのシュマイケル (2021年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
カスパー・ピーター・シュマイケル Kasper Peter Schmeichel | |||||
ラテン文字 | Kasper SCHMEICHEL | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1986年11月5日(37歳) | |||||
出身地 | コペンハーゲン | |||||
身長 | 189cm | |||||
体重 | 89kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | GK | |||||
背番号 | 33 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2000-2001 |
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2002-2005 |
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クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2005-2009 |
![]() | 8 | (0) | |||
2006 |
→![]() | 4 | (0) | |||
2006 |
→![]() | 29 | (0) | |||
2007 |
→![]() | 15 | (0) | |||
2007-2008 |
→![]() | 14 | (0) | |||
2008 |
→![]() | 9 | (0) | |||
2009-2010 |
![]() | 43 | (0) | |||
2010-2011 |
![]() | 37 | (0) | |||
2011-2022 |
![]() | 414 | (0) | |||
2022-2023 |
![]() | 36 | (0) | |||
2023- |
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代表歴2 | ||||||
2004-2005 |
![]() | 8 | (0) | |||
2006 |
![]() | 1 | (0) | |||
2007-2008 |
![]() | 17 | (0) | |||
2013- |
![]() | 89 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2023年7月11日現在。 2. 2022年11月30日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
カスパー・シュマイケル(Kasper Schmeichel, 1986年11月5日 - )は、デンマーク・コペンハーゲン出身のサッカー選手。ベルギー・ファースト・ディビジョンA・RSCアンデルレヒト所属。ポジションはGK。デンマーク代表。元デンマーク代表GKのピーター・シュマイケルは実父。
クラブ経歴[編集]
キャリア初期[編集]
父・ピーターがスポルティングCPに所属していた2000年、ポルトガルのGDエストリル・プライアでキャリアをスタート。
2002年、父・ピーターのイングランド復帰と同時にマンチェスター・シティFCのユースへ移籍。トップチーム昇格後は下部リーグへのレンタル移籍を繰り返していたが、2007-08シーズン開幕前に、正GKアンドレーアス・イサクソンと、控えGKジョー・ハートが共に怪我で離脱したため、開幕戦のウェストハム・ユナイテッドFCでスタメン出場を果たし、0-2の完封で押さえスヴェン・ゴラン・エリクソン監督の期待に応える活躍を見せた。開幕後も一時期は正GKの座を掴んだが、その後ジョー・ハートにポジションを奪われた。
カーディフ・シティFC、コヴェントリー・シティFCへのレンタル移籍を経て2009年8月、エリクソンが監督に就任したフットボールリーグ2(4部相当)のノッツ・カウンティへ移籍。翌2010年7月には、チャンピオンシップ(2部相当)所属のリーズ・ユナイテッドAFCに2年契約で移籍した。
レスター・シティ[編集]
2011年夏、チャンピオンシップ所属のレスター・シティFCに移籍し、レギュラーに定着。2013-14シーズンに優勝して、プレミアリーグに昇格。
2014-15 シーズンはプレミアリーグ残留に貢献すると、翌年の2015-16シーズンには、クラブ史上初の優勝に貢献[1]。同シーズンのデンマーク年間最優秀選手賞も受賞した[2]。
2016-17シーズン、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントのセビージャ戦、1stレグではマンオブザマッチに選ばれた[3]。1stレグ、2ndレグ、いずれの試合でも相手のシュートを再三防ぎ、更に相手のPKを止める活躍を見せ、チームのベスト8進出に貢献した[4]、また同シーズンはチームのプレミアリーグ残留に貢献、レスターチーム内の最優秀選手賞、選手が選ぶ最優秀選手に選ばれた。2018-19シーズン中にはレスターでの300試合出場を達成した。
2018年8月31日、新たに2023年までとなる5年の契約に署名した[5]。
2019-20シーズン、10月25日に行われた第10節サウサンプトン戦にて9-0のプレミアリーグ最多得点での勝利し、父ピーターがマンチェスター・ユナイテッド時代の1995年3月、イプスウィッチ戦で9-0と勝利した最多得点記録の試合と並び、親子2世代でプレミアリーグ最多得点試合でGKとしてプレーしたこととなった[6]。リーグ戦全試合にフル出場し、リーグ第3位となるクリンシート13試合を記録[7]、UEFAヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。
2020-21シーズン、5月15日に行われたFAカップ決勝チェルシー戦では二度の決定機を好セーブで防ぐなどの活躍を見せ、レスターの50年ぶりとなるFAカップ優勝に貢献した[8]。
2021-22シーズン、引退を表明したウェズ・モーガンに代わり、新たにチームの新主将として任命された[9]。
ニース[編集]
2022年8月3日、OGCニースへの完全移籍が発表された[10]。加入当初はウェイトオーバー気味、リュシアン・ファーヴル監督との確執、さらに、ミーティングに遅刻するなどの規律違反が噂されたが、それでもファーヴル監督解任後に就任したディディエ・ディガール暫定監督の信頼は厚く、リーグ・アン36試合を含む公式戦46試合に出場した。
ただ2023-24シーズンは、若返りを図る首脳陣の意向もあって開幕からベンチ外が続き、マルシン・ブルカにポジションを奪われた。
2023年9月1日、双方合意の下でクラブとの契約を解消した[11]。
アンデルレヒト[編集]
2023年9月5日、RSCアンデルレヒトに加入した[12]。契約期間は1年間。背番号は33番。
代表経歴[編集]
年代別のデンマーク代表にも招集された経験がある。2012年5月26日に行われたブラジル戦で負傷したトーマス・セーレンセンが回復の目処が立たないため、同月29日にUEFA EURO 2012のエントリーメンバーに代替招集された。2013年2月16日に行われたマケドニア代表との親善試合で先発出場し代表デビューを果たした。
2016年6月にはキリンカップに招聘され、来日を果たしている[13]。
2018 FIFAワールドカップではグループリーグ全3試合で先発し好セーブを見せ、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦では1-1で迎えた延長後半終了間際にルカ・モドリッチのPKをストップ。PK戦でもクロアチアのPK2本をストップしたが、デンマーク側3人がPKを止められ、デンマークはワールドカップで1998年以来のベスト8入りを逃した。この試合のMOMにはシュマイケルが選ばれた[14]。
2021年、UEFA EURO 2020、チームの準決勝進出の立役者の一人となり[15]、準決勝のイングランド戦では数度の好セーブを見せたが、延長戦の末に敗れ、チームは1992年以来の決勝進出はならなかった[16]。
2022年11月8日、カタールW杯に臨むメンバーの1人に選ばれた[17]。本大会では、グループステージの全3試合に先発フル出場したものの、チームは未勝利で大会敗退を余儀なくされた[18]。
個人成績[編集]
クラブ[編集]
- 2022年11月11日現在[19]
所属クラブ | シーズン | リーグ | FAカップ | EFLカップ | 国際大会 | その他 | 合計 | |||||||
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ディビジョン | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
マンチェスター・シティ | 2005-06 | プレミアリーグ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | — | 0 | 0 | ||
2006-07 | プレミアリーグ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | — | 0 | 0 | |||
2007-08 | プレミアリーグ | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | — | 7 | 0 | |||
2008-09 | プレミアリーグ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | — | 3 | 0 | ||
合計 | 8 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | ||
ダーリントン | 2005-06 | リーグ2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | 0 | 0 | 4 | 0 | |
ベリー | 2005-06 | リーグ2 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | 0 | 0 | 15 | 0 | |
2006-07 | リーグ2 | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | 0 | 0 | 14 | 0 | ||
通算 | 29 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 29 | 0 | ||
フォルカーク | 2006-07 | プレミアリーグ | 15 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | — | — | 17 | 0 | ||
カーディフ・シティ | 2007-08 | チャンピオンシップ | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | — | 14 | 0 | ||
コヴェントリー・シティ | 2007-08 | チャンピオンシップ | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | — | 9 | 0 | ||
ノッツ・カウンティ | 2009-10 | リーグ2 | 43 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | — | 1 | 0 | 49 | 0 | |
リーズ・ユナイテッド | 2010-11 | チャンピオンシップ | 37 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | — | — | 40 | 0 | ||
レスター・シティ | 2011-12 | チャンピオンシップ | 46 | 0 | 5 | 0 | 1 | 0 | — | — | 52 | 0 | ||
2012-13 | チャンピオンシップ | 46 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | — | 2 | 0 | 53 | 0 | ||
2013-14 | チャンピオンシップ | 46 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | — | — | 51 | 0 | |||
2014-15 | プレミアリーグ | 24 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | — | 24 | 0 | |||
2015-16 | プレミアリーグ | 38 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | — | — | 40 | 0 | |||
2016-17 | プレミアリーグ | 30 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 1 | 0 | 41 | 0 | |
2017-18 | プレミアリーグ | 33 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | — | — | 35 | 0 | |||
2018-19 | プレミアリーグ | 38 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | — | 38 | 0 | |||
2019-20 | プレミアリーグ | 38 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | — | — | 43 | 0 | |||
2020-21 | プレミアリーグ | 38 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | — | 48 | 0 | ||
2021-22 | プレミアリーグ | 37 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 14 | 0 | 1 | 0 | 53 | 0 | |
合計 | 414 | 0 | 21 | 0 | 12 | 0 | 28 | 0 | 4 | 0 | 479 | 0 | ||
ニース | 2022-23 | リーグ・アン | 13 | 0 | 0 | 0 | — | 5 | 0 | — | 18 | 0 | ||
総通算 | 586 | 0 | 29 | 0 | 15 | 0 | 34 | 0 | 5 | 0 | 669 | 0 |
代表[編集]
- 2022年11月30日現在[19]
代表国 | 年 | 出場 | 得点 |
---|---|---|---|
![]() |
2013 | 2 | 0 |
2014 | 7 | 0 | |
2015 | 9 | 0 | |
2016 | 6 | 0 | |
2017 | 7 | 0 | |
2018 | 12 | 0 | |
2019 | 10 | 0 | |
2020 | 7 | 0 | |
2021 | 18 | 0 | |
2022 | 11 | 0 | |
通算 | 89 | 0 |
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- ノッツ・カウンティ
- フットボールリーグ2 (1):2009-10
- レスターシティ
- フットボールリーグ・チャンピオンシップ (1) : 2013-14
- プレミアリーグ (1) : 2015-16
- FAカップ (1):2020-21
- FAコミュニティ・シールド (1):2021
個人[編集]
- デンマーク年間最優秀選手賞 (1):2016、2017、2019、2020
- PFAチームオブザイヤー:2009-10 (リーグ2)、2012–13 (チャンピオンシップ)、2013–14 (チャンピオンシップ)
- レスター・シティ最優秀選手:2011-12、2016–17
- レスター・シティ選手選出最優秀選手:2011–12、2016 –17
- レスター・シティファンクラブ選出最優秀選手:2011–12
- FIFAベストゴールキーパー賞 第3位 2018
脚注[編集]
- ^ 岡崎所属のレスターが奇跡の初優勝!クラブ創立133年目で歴史的快挙達成 - サッカーキング 2016年5月3日
- ^ レスター守護神シュマイケル、デンマーク年間最優秀選手賞を受賞 - サッカーキング 2016年6月23日
- ^ “Jamie Vardy broke his recent goal-drought to give Leicester an away goal and keep alive their hopes of reaching the last eight of the Champions League despite a narrow first-leg defeat away to Sevilla.”. BBC. (22 feb 2017) 19 May 2017閲覧。
- ^ “Kasper Schmeichel’s Champions League brilliance confirms his rise to the elite”. The Guardian. (2017年3月15日) 2017年3月15日閲覧。
- ^ “Kasper Schmeichel Signs New Leicester City Contract”. (2021年8月31日) 2021年9月11日閲覧。
- ^ レスターGK、親子2代で「9-0」勝利を経験。一方サウサンプトンGKも親子で-Football Channel 2019.10.25
- ^ “レスター、20/21予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。シュマイケル、ヴァーディらベテランは健在も負傷者多数のピンチ”. www.footballchannel (2020年9月14日). 2020年9月15日閲覧。
- ^ “親子で通算4度目のFA杯制覇…GKシュマイケル「子どもの頃から夢見ていた」”. サッカーキング (2021年5月16日). 2021年5月17日閲覧。
- ^ “Leicester City have new captain”. (2021年8月18日) 2021年9月11日閲覧。
- ^ “ニース、レスター守護神シュマイケルの獲得を正式発表!”. 超ワールドサッカー (2022年8月4日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “シュマイケルがニースとの契約を解消…フリーで新天地探しへ”. 超ワールドサッカー (2023年9月2日). 2023年9月6日閲覧。
- ^ “ニース退団の36歳GKシュマイケル、アンデルレヒトへの加入が決定!”. サッカーキング (2023年9月6日). 2023年9月6日閲覧。
- ^ 岡崎の同僚、デンマーク代表GKシュマイケルが来日 - サッカーダイジェストWeb - 2016年6月2日
- ^ 守護神シュマイケルがMOM! クロアチアに敗れるも、3本のPKをストップ - サッカーキング 2018年7月2日
- ^ “親子2代でのEURO制覇も見えてきた デンマークの絶対的守護神が見据える偉業”. ザワールド. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “イングランド、初失点も同国初の決勝進出! 快進撃のデンマークは延長戦の末敗退”. サッカーキング (2021年7月8日). 2021年7月8日閲覧。
- ^ [デンマークサッカー協会によるツイート
- ^ “Denmark’s disaster: How the World Cup dark horses fell flat” (英語). The Athletic (2022年12月1日). 2022年12月2日閲覧。
- ^ a b “Kasper Schmeichel” 20June 2022閲覧。
外部リンク[編集]
- デンマーク代表 プロフィール
- Kasper Schmeichel - レスター・シティFC公式プロフィール
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