コンテンツにスキップ

アンドレアス・クリステンセン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アンドレアス・クリステンセン
チェルシーでのクリステンセン(2019年)
名前
本名 Andreas Bødtker Christensen[1]
ラテン文字 Andreas Christensen
基本情報
国籍  デンマーク
生年月日 (1996-04-10) 1996年4月10日(29歳)
出身地 リリローデンマーク語版
身長 189 cm
体重 84 kg
選手情報
在籍チーム スペインの旗 バルセロナ
ポジション DF
背番号 15
利き足 右足
ユース
2004-2012 デンマークの旗 ブレンビー
2012-2015 イングランドの旗 チェルシー
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014-2022 イングランドの旗 チェルシー 93 (0)
2015-2017 ドイツの旗 ボルシアMG (loan) 62 (5)
2022- スペインの旗 バルセロナ 63 (3)
代表歴2
2011  デンマーク U-16 1 (0)
2011-2012  デンマーク U-17 18 (5)
2013  デンマーク U-19 4 (0)
2013-  デンマーク U-21 21 (1)
2015-  デンマーク 76 (4)
1. 国内リーグ戦に限る。2025年9月30日現在。
2. 2025年9月30日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アンドレアス・クリステンセン(Andreas Christensen, 1996年4月10日 - )は、デンマーク出身のプロサッカー選手デンマーク代表FCバルセロナ所属。ポジションはディフェンダー

経歴

[編集]

キャリア初期

[編集]

リリローデンマーク語版で生まれ、地元のブレンビーの下部組織におよそ8年間所属[2]アーセナルチェルシーマンチェスター・シティバイエルン・ミュンヘンといったクラブによる争奪戦になっていたが、チェルシーの下部組織に入団。チェルシーを選んだ理由として「自分が好きなサッカーをしていたから」と答えている[3]

2012-13シーズン最終節のエヴァートン戦ではトップチームのメンバーに名を連ねたが、出場機会はなかった。この試合はラファエル・ベニテスの監督としての最終試合でもあり、2-1で勝利した[4]。2013-14シーズンの前の米国へのツアーでは、トップチームのメンバーに名を連ね、クラブとプロ契約を交わした[2]

クラブ

[編集]

チェルシー

[編集]

2014年10月28日、フットボールリーグカップ4回戦のシュルーズベリー・タウン戦でプロ初出場。この試合で右サイドバックとしてスターティングメンバーとしてフル出場し、クラブの2-1の勝利に貢献した[5]。その後、2015年1月24日まで出場機会はなく、この日もまた右サイドバックとしてブラッドフォード・シティとのFAカップ戦での出場であった。この試合は2-4で敗北した[6]

自身の出場機会はなかったものの、チェルシーはトッテナム・ホットスパーを2-0で破り、フットボールリーグカップを制した。監督のジョゼ・モウリーニョは最終戦のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ英語版は誰かと問われた際に複数の選手の名を挙げ、「シュルースベリー相手によくやったクリステンセンもそのひとりだ。何故なら我々はチームだからね。私は彼らを誇りに思うよ」と述べた(この試合の公式のプレイヤー・オブ・ザ・マッチはジョン・テリー[7]

2015年4月13日、チェルシーU-19で臨んだUEFAユースリーグの決勝戦、シャフタール・ドネツィク戦ではオウンゴールを献上してしまったものの、最終的には3-2で勝利した[8]

同年5月24日、2014-15シーズン最終節のサンダーランド戦で、プレミアリーグ初出場[9]。出場試合数の規定に満たず公式の優勝メダルは受け取れないが、モウリーニョはクリステンセンらトップチームの試合に出場したすべての選手に(レプリカの)優勝メダルを渡すと述べた[10]

ボルシアMG

[編集]

2015年7月10日、ドイツボルシア・メンヒェングラートバッハに2シーズンの契約でローン移籍[11]。開幕から主力としてコンスタントに出場し、2016年2月5日、リーグ第20節のヴェルダー・ブレーメン戦では、ブンデスリーガ初ゴールを含む2ゴールを記録[12]。ボルシアMGはクリステンセンの貢献を評価し、2015-16シーズン終了時点で1,425万ポンドの完全移籍オファーを出したものの、保有元であるチェルシーはこれを拒んだ[13]

2016-17シーズンも守備陣の主力として活躍し、2シーズンでリーグ戦62試合に出場した。

チェルシー復帰

[編集]

ドイツでの活躍により2017-18シーズンはチェルシーに復帰し、トップチームのスカッドに組み込まれた。開幕節のバーンリー戦ではベンチスタートとなったもののガリー・ケーヒルの退場もあり前半の早々に交代出場をすると[14]、次節のトッテナム戦では先発フル出場し、勝利に貢献した[15]。2018年1月9日には、クラブと新たな4年半契約を交わし[16]、このシーズン、クラブの最優秀若手選手に選出された[17]

2018-19シーズンマウリツィオ・サッリが監督に就任すると、序列が低下し出場機会が減少。移籍を志願したと報じられたこともあったが、本人はこれを否定した[18]

2020-21シーズンUEFAチャンピオンズリーグ決勝のマンチェスター・シティ戦では、ベンチスタートとなるも、チアゴ・シウヴァの負傷により前半39分から交代出場し、優勝に貢献した[19]

2021-22シーズン、チームはFAカップ決勝に進出したが、決勝のメンバー入りから外れることを自ら希望してメンバー外となった[20]。チームはその試合でPK戦の末にリヴァプールに敗戦。

ロシアによるウクライナ侵略の影響で、プーチン大統領と友好な関係があったとされるチェルシーのオーナー、ロマン・アブラモヴィッチの資産がイギリス政府によって凍結され、契約更新ができなくなった[要出典]。同シーズン終了後に契約満了に伴い退団が決まった[21]

バルセロナ

[編集]

2022年7月4日、スペインバルセロナに移籍。契約は2026年までの5年契約で、契約解除金は5億ユーロに設定された[22]2022-23シーズン開幕節のラージョ・バジェカーノ戦でバルセロナでの公式戦デビュー[23]。クリステンセンが加わったバルセロナは、このシーズン、欧州5大リーグで最多となる16度のクリーンシートを達成した[24]

代表

[編集]

2015年6月8日、ヴィボー・スタディオンで行われたモンテネグロとの親善試合で69分にピエール・エミール・ホイビュルクとの交代でデンマーク代表初出場[25]。2017年11月15日のアイルランドとのFIFAワールドカップ予選・プレイオフ2ndレグで同点弾となる代表初得点を挙げ、デンマークのワールドカップ出場権獲得に貢献した[26]

2021年、UEFA EURO 2020ではグループリーグ第3戦のロシア戦で79分にミドルシュートで前述のアイルランド戦以来となるゴールを挙げて勝利、逆転での決勝トーナメント進出に貢献した[27][28]

2022年11月、FIFAワールドカップに臨むメンバーに選出され[29]、グループリーグ第2戦のフランス戦でコーナーキックから1-1の同点とするゴールを挙げたが、その後逆転を許して1-2で敗れた[30]。グループリーグ最終戦のオーストラリア戦で0-1と敗れたことでデンマークのグループステージ敗退が決定するが、クリステンセンは全3試合にフル出場した[31]

エピソード

[編集]
幼少期の年齢“詐称”エピソード

クリステンセンは4歳のときに地元クラブのユースチームに加入したが、当時のデンマークでは「5歳からでなければ登録できない」という年齢制限があったため、両親が彼の年齢を1歳多く申告して登録したという逸話がある[32]

元“ストライカー”だった過去

クリステンセンは幼少期、ディフェンダーではなくフォワードとしてプレーしていた。 本人によれば「最初はストライカーとしてプレーし、ドリブルが好きでゴールを決めるのが楽しかった」という[33]

個人成績

[編集]

クラブ

[編集]
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
イングランド リーグ戦 FLカップFAカップ 期間通算
2014-15 チェルシー 31 プレミアリーグ 1 0 1 0 1 0 3 0
ドイツ リーグ戦 リーグ杯DFBポカール 期間通算
2015-16 ボルシアMG 3 ブンデスリーガ 31 3 - 3 0 34 3
2016-17 31 2 - 3 0 34 2
イングランド リーグ戦 FLカップFAカップ 期間通算
2017-18 チェルシー 27 プレミアリーグ 27 0 4 0 3 0 34 0
2018-19 8 0 4 0 2 0 14 0
2019-20 4 21 0 0 0 2 0 23 0
2020-21 17 0 0 0 3 0 20 0
2021-22 19 0 1 0 3 1 23 1
スペイン リーグ戦 国王杯オープン杯 期間通算
2022-23 バルセロナ 15 ラ・リーガ 23 1 2 0 - 25 1
2023-24 30 2 3 0 - 33 2
2024-25 5 0 0 0 - 5 0
通算 イングランド プレミアリーグ 93 0 10 0 14 1 117 1
ドイツ ブンデスリーガ 62 5 - 6 0 68 5
スペイン ラ・リーガ 58 3 5 0 - 63 3
総通算 213 8 15 0 20 1 248 9

代表

[編集]


デンマーク代表国際Aマッチ
出場得点
2015 2 0
2016 8 0
2017 4 1
2018 9 0
2019 8 0
2020 7 0
2021 17 1
2022 7 1
2023 7 0
2024 5 0
通算 74 3

ゴール

[編集]
# 開催日 開催地 対戦国 スコア 結果 大会
1 2017年11月14日 アイルランドの旗 ダブリンアビバ・スタジアム アイルランドの旗 アイルランド 1-1 5-1 2018 FIFAワールドカップ・予選
2 2021年6月21日 デンマークの旗 コペンハーゲンパルケン・スタディオン ロシアの旗 ロシア 3-1 4-1 UEFA EURO 2020
3 2022年11月26日 カタールの旗 ドーハスタジアム974 フランスの旗 フランス 1-1 1-2 2022 FIFAワールドカップ

タイトル

[編集]

クラブ

[編集]
チェルシー U-18
チェルシー U-21
チェルシー
バルセロナ

個人

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 01 February 2013 Premier League Clubs submit Squad Lists” (PDF) (英語). プレミアリーグ. 2014年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月13日閲覧。
  2. ^ a b Christensen Chelsea Profile” (英語). チェルシーFC. 2014年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月7日閲覧。
  3. ^ Shane Farrington (2012年2月7日). “Chelsea complete signing of 15-year-old Brondby defender Andreas Christensen on a free transfer” (英語). Goal.com. 2015年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月7日閲覧。
  4. ^ Owen Phillips (2013年5月15日). “Chelsea 2-1 Everton” (英語). BBCスポーツ. 2014年10月28日閲覧。
  5. ^ Saj Chowdhury (2014年10月28日). “Shrewsbury Town 1-2 Chelsea” (英語). BBCスポーツ. 2014年10月28日閲覧。
  6. ^ Michael Emons (2015年1月24日). “Chelsea 2-4 Bradford City” (英語). BBCスポーツ. 2015年1月24日閲覧。
  7. ^ Matic’s kit, phone calls, but no party: Chelsea's cup celebrations” (英語). BBCスポーツ (2015年3月1日). 2015年3月2日閲覧。
  8. ^ a b Brown inspires Chelsea to Youth League glory” (英語). UEFA (2015年4月13日). 2025年7月16日閲覧。
  9. ^ Richard Winton (2015年5月24日). “Chelsea 3-1 Sunderland” (英語). BBCスポーツ. 2015年5月24日閲覧。
  10. ^ Every Chelsea player to get a Premier League medal says Jose Mourinho” (英語). ESPN (2015年5月15日). 2025年7月16日閲覧。
  11. ^ ボルシアMGがチェルシーのデンマーク代表DFを2年間レンタルで獲得”. SOCCERKING (2015年7月11日). 2025年7月16日閲覧。
  12. ^ Borussia Mönchengladbach - SV Werder Bremen, Feb 5, 2016 - Bundesliga”. transfermarkt (2016年2月5日). 2025年7月16日閲覧。
  13. ^ Chelsea reject Borussia Monchengladbach bid for Andreas Christensen - Sky sources” (英語). Sky Sports (2016年7月19日). 2017年9月23日閲覧。
  14. ^ Phil Dawkes (2017年8月12日). “Chelsea 2-3 Burnley” (英語). BBCスポーツ. 2025年7月16日閲覧。
  15. ^ Tottenham Hotspur - Chelsea FC, Aug 20, 2017 - Premier League”. transfermarkt (2017年8月20日). 2025年7月16日閲覧。
  16. ^ Christensen commits” (英語). チェルシーFC (2018年1月9日). 2018年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月16日閲覧。
  17. ^ a b Annual Awards 2018 - Kante is no.1” (英語). チェルシーFC (2018年5月11日). 2018年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月16日閲覧。
  18. ^ チェルシーDFに退団の意思なし「そのような話をしたことがない」”. SOCCERKING (2019年4月11日). 2019年9月26日閲覧。
  19. ^ a b チェルシーが9年ぶり2度目のCL制覇! ハフェルツの決勝弾でマンCを撃破”. SOCCERKING (2021年5月30日). 2025年7月16日閲覧。
  20. ^ FA杯決勝当日にチェルシーDFクリステンセンがメンバー入りを拒否していた”. 日刊スポーツ (2022年5月16日). 2022年5月16日閲覧。
  21. ^ チェルシーがクリステンセンら4選手の退団を発表”. ゲキサカ (2022年6月11日). 2025年7月16日閲覧。
  22. ^ Phil Haigh (2022年7月5日). “Barcelona confirm Andreas Christensen arrival with enormous release clause in his contract” (英語). Mrtro. 2025年7月16日閲覧。
  23. ^ Ed Mackey (2022年8月10日). “Barcelona frustrated by Rayo Vallecano as Lewandowski & Raphinha's La Liga debuts spoiled” (英語). Goal.com. 2025年7月16日閲覧。
  24. ^ Sam Marsden (2023年2月12日). “Ronald Araujo vital as Barcelona nab 16th clean sheet, push LaLiga title further from Real Madrid” (英語). ESPN. 2025年7月16日閲覧。
  25. ^ Allan Olsen (2015年6月8日). “Pierre-Emile er vores panzerwagen!” (デンマーク語). Ekstra Bladet. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月8日閲覧。
  26. ^ Shamoon Hafez (2017年11月14日). “Republic of Ireland 1-5 Denmark (agg: 1-5)” (英語). BBCスポーツ. 2025年7月16日閲覧。
  27. ^ デンマークが怒涛の4ゴールでロシアに圧勝! 最下位からの大逆転で2位通過を決める”. サッカーダイジェスト (2021年6月21日). 2021年6月21日閲覧。
  28. ^ すごすぎる…。デンマーク代表DFのゴールが笑ってしまうほど半端ない! まるでネットを突き破るように…【ユーロ2020/動画付き】”. FOOTBALL CHANNEL (2021年6月22日). 2021年6月22日閲覧。
  29. ^ デンマーク代表、カタールワールドカップメンバーの追加5名を発表…本大会に臨む26名が確定”. SOCCERKING (2022年11月14日). 2025年7月16日閲覧。
  30. ^ ワールドカップ フランスがデンマークに勝ち決勝T進出1番乗り”. NHK (2022年11月27日). 2022年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月2日閲覧。
  31. ^ Andreas Christensen » World Cup 2022 Qatar”. worldfootball.net. 2025年7月16日閲覧。
  32. ^ [https://www.goal.com/en-in/news/andreas-christensen-chelseas-great-academy-hope-began-his-football-career-with-a-cheeky-lie/rari43669qys1gy84u72q7o3a Goal.com – “Andreas Christensen: Chelsea’s great academy hope began his football career with a cheeky lie”]
  33. ^ [https://www.chelseafc.com/en/news/article/-i-started-as-a-striker-----andreas-christensen-on-his-denmark-d ChelseaFC.com – “I started as a striker”]
  34. ^ イングランド勢対決を制したのはチェルシー! 6年ぶり2度目のEL制覇”. SOCCERKING (2019年5月30日). 2025年7月16日閲覧。
  35. ^ チェルシーが2度目のUEFAスーパー杯制覇! ビジャレアルをPK戦の末に下す”. SOCCERKING (2021年8月12日). 2025年7月16日閲覧。
  36. ^ チェルシーがクラブW杯初優勝! 延長後半V弾のハバーツはメッシ以来の快挙”. ゲキサカ (2022年2月13日). 2025年7月16日閲覧。
  37. ^ Andreas Christensen er Årets Mandlige Fodboldspiller 2023” (デンマーク語). Spillerforeningen (2024年1月7日). 2025年7月16日閲覧。

外部リンク

[編集]