バレーボールイタリア男子代表
![]() | |
---|---|
国または地域 |
![]() |
大陸連盟 | 欧州バレーボール連盟 |
協会 | イタリアバレーボール連盟 |
監督 |
![]() |
国名コード | ITA (Italy) |
FIVBランキング | 2位(2023年1月版) |
オリンピック | |
出場回数 | 11回 |
初出場 | 1976 モントリオール |
最高成績 |
![]() |
世界選手権 | |
出場回数 | 16回 |
初出場 | 1949 世界選手権 |
最高成績 |
![]() |
ワールドカップ | |
出場回数 | 8回 |
初出場 | 1981 ワールドカップ |
最高成績 |
![]() |
欧州選手権 | |
出場回数 | 29回 |
最高成績 |
![]() |
バレーボールイタリア男子代表(バレーボールイタリア だんしだいひょう、イタリア語: Nazionale italiana di pallavolo maschile)は、バレーボールの国際大会で編成されるイタリアの男子バレーボールナショナルチームである。愛称は「アズーリ」(Azzurri)。
歴史[編集]
1929年イタリアバレーボール連盟が設立。1947年に国際バレーボール連盟へ加盟した[1]。イタリアが初めて獲得したメダルは第1回大会の1948年欧州選手権の銅メダル[2][3]であるが、強豪国の一角となったのは自国開催の1978年世界選手権で銀メダル獲得以降、1980年代に入ってからである。
1984年ロサンゼルスオリンピックでは、ソ連や東欧の強豪国がボイコットで不参加ながらも銅メダルを獲得[3][4]、その後、ソ連の崩壊と共に1990年代に全盛期を迎えた。イタリアのプロリーグ・セリエAの所属選手の活躍により、世界選手権3連覇をはじめ、ワールドカップ、ワールドリーグ、ワールドグランドチャンピオンズカップ、欧州選手権で数々の金メダルを獲得し、世界の強豪国として一時代を築いたが、一方オリンピックでは、1996アトランタオリンピック決勝でオランダに敗れ銀メダル[2][5]、2000年シドニーオリンピックは準決勝でユーゴスラビアに敗れ、3位決定戦でアルゼンチンを降し銅メダル[6][7]、2004年アテネオリンピックでは決勝でブラジルに敗れ銀メダルに終わり[8][9]、金メダルを獲得することはできなかった。
2000年代初頭まではFIVBランキング3位以内を維持していたものの[10]、アテネ以降の世代交代に失敗すると一転、低迷期に陥った。2007年欧州選手権後に前代表監督を呼び戻し、一時は代表を退いたベテラン選手を再招集したチームで世界最終予選を戦い[11][12][13]、2008年北京オリンピックに出場したが3位決定戦でロシアに3-0のストレートで敗れ、4大会ぶりにオリンピックメダルを失う結果となった[14][15]。また2009年欧州選手権も10位に終わったため、次回大会は予選から参戦して本選出場権を獲得した。その後、2010年世界選手権で4位につくと、2011年欧州選手権で準優勝。2011年ワールドカップは3位のブラジルにセット率の差で及ばず4位で終えた。
2012年8月のロンドンオリンピックでは3位決定戦でブルガリアに勝利し、2大会ぶりにメダルを奪回した[16][17]。
2020年の東京オリンピックでは準々決勝でアルゼンチンに敗れ、7大会ぶりに準決勝進出を逃した。
過去の成績[編集]
オリンピックの成績[編集]
|
|
|
世界選手権の成績[編集]
|
|
|
ワールドカップの成績[編集]
欧州選手権の成績[編集]
|
|
|
ワールドリーグの成績[編集]
|
|
|
グラチャンの成績[編集]
歴代代表監督[編集]
カルメロ・ピッテーラ(1978-1988年)
フリオ・ベラスコ(1989-1996年)
パウロ・ロベルト・デ・フレイタス(1996-1998年)
アンドレア・アナスタージ(1999-2003年)
ジャン・パオロ・モンターリ(2003-2007年)
アンドレア・アナスタージ(2007-2010年)
マウロ・ベッルート(2010-2015年)[18]
ジャンロレンツォ・ブレンジーニ(2015-2021)
フェルディナンド・デジョルジ(2021-
歴代代表選手[編集]
|
脚注[編集]
- ^ “Confédération Européenne de Volleyball (CEV)”. FIVB. 2014年11月30日閲覧。
- ^ a b “Breve Storia della Nazionale Italiana Maschile”. FIPAV. 2010年6月8日閲覧。(警告あり)
- ^ a b “Medagliere Nazionale Maschile Seniores”. FIPAV. 2014年11月30日閲覧。
- ^ “Olympic Countdown 1984: China cherish their California girls”. FIVB. 2014年11月30日閲覧。
- ^ “Olympic Countdown - Netherlands prove Italy’s nemesis once again”. FIVB. 2014年11月30日閲覧。
- ^ “Italy settles for bronze”. CNNSI.com (2000年10月1日). 2012年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月8日閲覧。
- ^ “Olympic Countdown - Cuba complete unprecedented hat-trick”. FIVB. 2014年11月30日閲覧。
- ^ “Golden Brazil win volleyball title”. CNN.com (2004年8月29日). 2010年8月8日閲覧。
- ^ “Brazil beat Italy 3-1 (25-15, 24-26, 25-20, 25-22) - duration 1:36”. FIVB (2004年8月29日). 2014年11月30日閲覧。
- ^ “FIVB World Ranking - Men”. FIVB (2005年1月15日). 2010年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月8日閲覧。
- ^ “北京オリンピックバレーボール世界最終予選 - 対戦チーム イタリア”. TBS. 2008年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月8日閲覧。
- ^ “Italy join Japan in claiming ticket to Beijing on Tokyo World Men's Olympic qualifier final day”. FIVB (2008年6月8日). 2014年11月30日閲覧。
- ^ 日本信じられない…大逆転負け/バレー - 日刊スポーツ、2008年6月1日
- ^ “2008 Summer Olympics - Men's Volleyball”. SI.com (2008年8月23日). 2009年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月8日閲覧。
- ^ “Russia claim bronze again”. FIVB (2008年8月24日). 2014年11月30日閲覧。
- ^ london2012.com. “Men's Volleyball - Standing”. 2012年8月18日閲覧。
- ^ “Italy claim classification match with Bulgaria to seize their fifth Olympic medal”. FIVB (2012年8月12日). 2014年11月30日閲覧。
- ^ 五輪切符をめぐるワールドカップの歓喜と涙 - バボChannet フジテレビ、2015年10月16日
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 佐藤直司『コートの中のイタリア』コシーナブックス、2010年4月5日。ISBN 9784904620083。
外部リンク[編集]
- バレーボールイタリア男子代表(英語)
- イタリアバレーボール連盟 (FIPAV)(イタリア語)