ディヴァインライト

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ディヴァインライト
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1995年5月10日
死没 2014年5月12日(19歳没)
登録日 1997年6月12日
抹消日 2002年12月6日
サンデーサイレンス
メルドスポート
母の父 ノーザンテースト
生国 日本の旗 日本北海道千歳市
生産 社台ファーム
馬主 (有)社台レースホース
調教師 伊藤正徳美浦
競走成績
生涯成績 26戦4勝
獲得賞金 2億1635万円
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ディヴァインライト (Divine Light) とは日本競走馬中央競馬で競走生活を送り、オープンクラスでの勝鞍はないが、高松宮記念など重賞で4度2着になった。引退後は種牡馬として輸出され、フランストルコで供用されてイギリスでG1を2勝したナタゴラをはじめ複数の活躍馬の父となった。クイーンカップなど重賞2勝、通算6勝したカッティングエッジは姉である。

戦績[編集]

1998年[編集]

1998年1月10日中山での新馬戦でデビューし勝利すると、続く4歳500万円以下も勝利しデビュー2連勝とした。続く弥生賞は5着に敗れるが、毎日杯ではミラクルタイムの2着に入り、クラシック戦線に名乗りを挙げた。皐月賞岡部幸雄とのコンビで挑み5着、日本ダービー橋本広喜を背に7着と堅実な走りを見せた。次走のラジオたんぱ賞では単勝1番人気に支持されるも9着に敗れた。その後、屈腱炎が判明し長期休養に入った。

1999年[編集]

1年3ヶ月の休養の後に復帰したのは1999年10月30日東京で行われた紅葉特別(900万円以下条件)だった。このレースでは4着に終わったが、次走のインターナショナルジョッキー2(900万円以下条件)で1年10か月振りの勝利を挙げた。続く市川ステークス(1600万円以下条件)は武豊騎乗で挑んだが3着に終わった。

2000年[編集]

2000年2月のテレビ山梨杯(1600万円以下条件)で勝利してオープン馬になると、続く阪急杯ブラックホークの2着となった。そして、ダービー以来のGI挑戦となった高松宮記念では、ディヴァインライトは直線でよく伸びてきたが、キングヘイロークビ差及ばず、2着に敗れた。続く京王杯スプリングカップでは8着に沈み、その後屈腱炎が再発したため、長期休養に入った。

2001年[編集]

1年1ヶ月の休養の後、復帰したのは函館で行われたUHB杯(オープン特別)だった。このレースでは3着に入ったが、函館スプリントステークス7着、福島記念は9着と重賞では振るわず、この年は5戦して0勝と全くいいところがなかった。

2002年[編集]

東京新聞杯2着、マイラーズカップ2着、スプリンターズステークス4着と一時期のスランプを脱したかに思われた矢先、マイルチャンピオンシップ15着後に屈腱炎が再発したため、引退した。

結局、GI2着があるものの、重賞には手が届かなかった。

引退後[編集]

引退後は社台スタリオンステーション荻伏種牡馬入りしたが、サンデーサイレンス産駒とはいえ重賞未勝利馬ということもあって、初年度産駒はわずか3頭であった。その後2003年の種付け終了後に、アグネスカミカゼとともにフランスへ輸出され、2004年から種付けを始めた。しかしフランスでも不人気に変わりはなく、当地での初年度種付け頭数は8頭にすぎなかった。

海外における産駒2007年にデビューし、そのなかにナタゴラ (Natagora) がいる。ナタゴラは同年7月1日にフランスG3のボワ賞を優勝し、重賞初勝利を、さらに同年10月5日にはイギリスG1チェヴァリーパークステークスを勝利し、G1初勝利となった。同年11月14日(現地時間)に発表されたカルティエ賞最優秀2歳牝馬にも選ばれた。さらに、同馬は2008年5月4日に行われた英1000ギニーを制し、父日本産馬初の欧州クラシック競走制覇を果たした。

2008年トルコナショナルスタッドを運営するトルコジョッキークラブに売却されトルコに移動。同国供用初年度の2009年産からキング (King)、ムラトハンベイ (Murathanbey) ら複数の国内重賞勝利馬を輩出し、2013年にディヴァインハート (Divine Heart) 、2015年にレンク (Renk) がトルコ国内G1で同国最高賞金額競走のガジ賞(ガジダービー)を制した。

トルコではナショナルスタッドの複数の種馬場で供用されていたが、2014年シーズンに供用されていたアダナ県のセイハン種馬場で5月12日で病死した[1]。死亡時点でトルコにおける産駒は4世代で出走頭数122頭数中75頭が勝ち上がり、総収得賞金は1392万5295トルコリラ(約6億7千万円)に達し[1]ヴィクトリーギャロップシーヒーローストライクザゴールドなどのアメリカの名馬を抑えて2014年のリーディング2位につけていた[2]中での急死となった。

代表産駒[編集]

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム 着差 勝ち馬/(2着馬)
1998.01.10 中山 新馬 16 04.6 0(2人) 01着 藤原英幸 55 ダ1800m(不) 1:55.1 -0.2 (コスモブレイザー)
0000.02.07 東京 500万下 16 14.8 0(6人) 01着 藤原英幸 55 芝1600m(良) 1:34.8 0.0 エアスマップ
0000.03.08 中山 弥生賞 GII 13 14.4 0(4人) 05着 藤原英幸 55 芝2000m(良) 2:02.9 -1.1 スペシャルウィーク
0000.03.29 阪神 毎日杯 GIII 15 05.3 0(3人) 02着 福永祐一 55 芝2000m(良) 2:01.1 -0.0 ミラクルタイム
0000.04.19 中山 皐月賞 GI 18 16.1 0(5人) 05着 岡部幸雄 57 芝2000m(良) 2:02.2 -0.9 セイウンスカイ
0000.06.07 東京 東京優駿 GI 18 57.5 0(9人) 07着 橋本広喜 57 芝2400m(稍) 2:27.2 -1.4 スペシャルウィーク
0000.07.05 福島 ラジオたんぱ賞 GIII 15 03.3 0(1人) 09着 橋本広喜 55 芝1800m(良) 1:46.5 -0.9 ビワタケヒデ
1999.10.30 東京 紅葉特別 9 12.2 0(5人) 04着 柴田善臣 57 芝1600m(良) 1:34.9 -0.5 タイキトレジャー
0000.11.28 東京 INT.ジョッキー2 14 02.3 0(1人) 01着 坂井千明 57 芝1600m(良) 1:36.0 -0.4 (ジョウノパリジャン)
0000.12.12 中山 市川S 16 02.2 0(1人) 03着 武豊 57 芝1600m(良) 1:34.5 -0.4 ワルツダンサー
2000.02.06 東京 テレビ山梨杯 14 03.0 0(2人) 01着 武豊 57 芝1400m(良) 1:22.8 -0.1 (エフテービルサド)
0000.02.27 阪神 阪急杯 GIII 12 20.8 0(6人) 02着 福永祐一 57 芝1200m(芝) 1:08.9 -0.2 ブラックホーク
0000.03.26 中京 高松宮記念 GI 17 37.2 0(8人) 02着 福永祐一 57 芝1200m(良) 1:08.6 -0.0 キングヘイロー
0000.05.14 東京 京王杯SC GII 18 13.1 0(6人) 08着 福永祐一 57 芝1400m(良) 1:21.6 -0.6 スティンガー
2001.06.10 函館 UHB杯 OP 11 12.0 0(6人) 03着 四位洋文 57 芝1200m(良) 1:10.1 -0.1 タイキトレジャー
0000.07.01 函館 函館スプリントS GIII 14 05.0 0(3人) 07着 四位洋文 56 芝1200m(稍) 1:10.5 -1.0 メジロダーリング
0000.08.05 札幌 札幌日刊S杯 OP 8 03.9 0(2人) 02着 松永幹夫 56 芝1200m(良) 1:08.8 -0.1 タイキトレジャー
0000.10.28 福島 福島民友C OP 14 05.0 0(3人) 07着 二本柳壮 56 芝1200m(良) 1:08.9 -0.8 ユーワファルコン
0000.11.17 福島 福島記念 GIII 16 24.9 0(9人) 09着 二本柳壮 56 芝2000m(良) 2:00.2 -1.2 ミヤギロドリゴ
2002.01.27 東京 東京新聞杯 GIII 12 26.6 0(9人) 02着 横山典弘 56 芝1600m(不.) 1:37.8 -0.1 アドマイヤコジーン
0000.03.02 中山 オーシャンS OP 14 06.1 0(3人) 04着 横山典弘 57 芝1200m(良) 1:07.8 -0.5 ショウナンカンプ
0000.03.24 中京 高松宮記念 GI 18 20.8 0(7人) 06着 横山典弘 57 芝1200m(良) 1:09.3 -0.9 ショウナンカンプ
0000.04.13 阪神 マイラーズC GII 14 20.9 0(8人) 02着 横山典弘 57 芝1600m(良) 1:32.6 -0.0 ミレニアムバイオ
0000.06.02 東京 安田記念 GI 18 25.9 0(9人) 09着 菅原勲 58 芝1600m(良) 1:33.9 -0.6 アドマイヤコジーン
0000.09.29 新潟 スプリンターズS GI 11 42.0 0(8人) 04着 田中勝春 57 芝1200m(良) 1:08.6 -0.9 ビリーヴ
0000.11.17 京都 マイルCS GI 18 96.4 (17人) 15着 田中勝春 57 芝1600m(芝) 1:33.5 -0.7 トウカイポイント

血統表[編集]

ディヴァインライト (Divine Light)血統サンデーサイレンス系 / Almahmoud 4×5=9.38%、Lady Angela 5×4=9.38%〈母内〉) (血統表の出典)[§ 1]
父系 ヘイロー系サンデーサイレンス系
[§ 2]

*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
父の父
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
父の母
Wishing Well
1975 鹿毛
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss

メルドスポート
1979 栃栗毛
*ノーザンテースト
Northern Taste
1971 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
母の母
シャダイプリマ
1970 鹿毛
*マリーノ
Marino
Worden
Buena Vista
ナイトアンドデイ *ラティフィケイション
*ナイトライト F-No.22-d
母系(F-No.) 22号族(FN:22-d) [§ 3]
5代内の近親交配 Almahmoud4×5、Lady Angela4×5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ ディヴァインライト 5代血統表2017年8月29日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com ディヴァインライト 5代血統表2017年8月29日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ ディヴァインライト 5代血統表2017年8月29日閲覧。
  4. ^ JBISサーチ ディヴァインライト 5代血統表2017年8月29日閲覧。

近親[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b TJK Stallion Divine Light Dies”. TJK (2014年5月14日). 2014年5月16日閲覧。
  2. ^ Sire Statistics”. TJK. 2014年5月16日閲覧。

外部リンク[編集]