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スケディオス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スケディオス古希: Σχέδιος, Schedios)は、ギリシア神話の人物。


スケディオスΣχέδιος, Schedios)は、ギリシア神話の人物である。ナウボロスの子イーピトスと[3]ヒッポリュテーの子で[4]エピストロポスと兄弟[3][4]。スケディオスはポーキス地方の都市パノペウスの王で[5]、スケディオスがこの地を支配したのはボイオーティア地方の攻撃から国を守るためであった[6]

スケディオスはエピストロポスとともにヘレネーに求婚者し[7]、後のトロイア戦争ではギリシアの武将としてポーキスの軍勢40隻を率いて参加した[3][8][9]アルゴスの軍勢30隻をスケディオスが、エピストロポスが10隻を率いたともいわれる[4]。しかし、パトロクロスの遺体をめぐる戦いで、ヘクトールに討たれた[5]。戦後、スケディオスの遺骨はポーキス地方に持ち帰られたという[10]

脚注

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  1. ^ 『イーリアス』15巻515行。
  2. ^ アポロドーロス、摘要(E)7・27。
  3. ^ a b c 『イーリアス』2巻517行-526行。
  4. ^ a b c ヒュギーヌス、97話。
  5. ^ a b 『イーリアス』17巻304行-311行。
  6. ^ パウサニアス、10巻4・2。
  7. ^ アポロドーロス、3巻10・8。
  8. ^ クレタのディクテュス、1巻17。
  9. ^ プリュギアのダレース、14。
  10. ^ パウサニアス、10巻36・10。

参考文献

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