イーピダマース

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イーピダマース古希: Ἰφιδάμας, Īphidamās)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイピダマスとも表記される。アンテーノールとテアーノーの子で、アルケロコスラーオドコスアカマースラーオダマースエウリュマコスヘリカーオーンアゲーノールコオーンらと兄弟。

イーピダマースは幼い頃から母テアーノーの父であるトラーキアキッセウスのもとで育てられた。イーピダマースが成長するとキッセウスは彼を手元に置いていきたいと考え、自分の娘と結婚させたが、イーピダマースはそれからすぐにトロイア戦争が起こったことを聞き、トラーキアの軍勢12隻を率いて祖国の救援に向かった。しかしイーピダマースは『イーリアス』3日目にアガメムノーンによって討たれ、仇を討とうとした兄弟のコオーンもまたアガメムノーンに討たれた[1]

その他のイーピダマース[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『イーリアス』11巻221行-263行。
  2. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.56a。
  3. ^ アポロドーロス、摘要(E)7・27。

参考文献[編集]