「007/ダイ・アナザー・デイ」の版間の差分
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*[[2006年]][[1月15日]]に[[テレビ朝日]]の[[日曜洋画劇場]]で地上波初放送された際は、[[テレビ]]放送用にセリフ中に"北朝鮮"というセリフは一切出ず、番組終了時に『この作品はフィクションであり、実在のものとは関係ありません』というお馴染みのテロップが流れた。ただし北朝鮮の[[国旗]]がワンカットだけ出ている。 |
*[[2006年]][[1月15日]]に[[テレビ朝日]]の[[日曜洋画劇場]]で地上波初放送された際は、[[テレビ]]放送用にセリフ中に"北朝鮮"というセリフは一切出ず、番組終了時に『この作品はフィクションであり、実在のものとは関係ありません』というお馴染みのテロップが流れた。ただし北朝鮮の[[国旗]]がワンカットだけ出ている。 |
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*本作で[[マドンナ (歌手)|マドンナ]]は、主題歌を作詞作曲し、オープニングタイトルでこれを歌い、本編にも |
*本作で[[マドンナ (歌手)|マドンナ]]は、主題歌を作詞作曲し、オープニングタイトルでこれを歌い、本編にもフェンシングのインストラクター役で[[カメオ出演]]という、一人三役をこなしている。この主題歌は、[[ビルボード]]のチャートで全米8位になった。一方、カメオ出演については好評なものばかりでとないえず<ref>[http://www.washingtonpost.com/ac2/wp-dyn/A23945-2002Nov21 ワシントンポスト(2002年11月22日)の批評]</ref>、たった数秒の演技にもかかわらず、2002年度の[[ゴールデンラズベリー賞]](ラジー賞)の最低助演女優賞に選ばれている<ref>ただし同賞は “マドンナに意地悪” なことで有名で、これ以前にも1986、87、93、95年にマドンナを最低女優に選んでいる</ref>。 |
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*この映画のクライマックスシーンでは、世界最大級の航空貨物機である[[An-124_(航空機)|An-124]]([[ウクライナ]]製)が登場しているが、現実の北朝鮮は一度も運用したことはない。 |
*この映画のクライマックスシーンでは、世界最大級の航空貨物機である[[An-124_(航空機)|An-124]]([[ウクライナ]]製)が登場しているが、現実の北朝鮮は一度も運用したことはない。 |
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2007年9月10日 (月) 08:38時点における版
007 ダイ・アナザー・デイ Die Another Day | |
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監督 | リー・タマホリ |
脚本 |
ニール・パーヴィス ロバート・ウェイド |
製作 |
マイケル・G・ウィルソン バーバラ・ブロッコリ |
製作総指揮 | アンソニー・ウェイ |
出演者 |
ピアース・ブロスナン ハル・ベリー トビー・スティーブンス |
音楽 | デヴィッド・アーノルド |
撮影 | デヴィッド・タッターサル |
編集 |
クリスチャン・ワグナー アンドリュー・マクリッチー |
配給 |
(米国) MGM (米国以外) 20世紀フォックス |
公開 |
2002年11月18日 ![]() 2003年3月8日 ![]() |
上映時間 | 133分 |
製作国 | イギリス・アメリカ |
言語 | 英語 |
製作費 | $142,000,000 |
前作 | 007 ワールド・イズ・ノット・イナフ |
次作 | 007 カジノ・ロワイヤル |
『007 ダイ・アナザー・デイ』(だぶるおーせぶん だい・あなざー・でい、Die Another Day)はリー・タマホリ監督のスパイアクション映画。2002年公開。
007シリーズ第20作。シリーズ40周年通算20作を記念して作られたダブルアニバーサリー作品である。ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品である。
ストーリー
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ボンドは北朝鮮でのダイヤモンドの不正輸出を行なっていたムーン大佐抹殺の任務を遂行した直後、彼の父であるムーン将軍に捕らわれ、長きに渡る監禁・拷問を受ける。14ヶ月後、中華人民共和国の諜報員3名を殺害したのち、逮捕されたザオとの捕虜交換が行われ、ようやくMのもとに戻れたボンドは思いがけない言葉を耳にする。それは00(ダブルオー)ナンバーの剥奪だった。中国の諜報員殺害事件という最悪の事態を招いたのは、北朝鮮での拷問でボンドが機密事項を洩らしたのが原因だとボンドを疑うMは、ボンドの00ナンバー剥奪という決断に至ったのだ。
この結果に納得のいかないボンドは、自らのプライドと00ナンバーを取り戻すべく単身でMたちのもとから脱出。香港を拠点に活動する中国の諜報員ミスター・チャンの協力のもと、ザオがキューバに潜伏中との情報をつかみ、キューバに飛ぶ。
地元の情報屋ラウルの情報で、前日に出会ったアメリカ国家安全保障局(NSA)の諜報員ジンクスと共に、ロス・オルガノス島の病院で人種を変えるDNA変換療法の途中のザオを追い詰めるが、ザオはダイヤモンドを残し逃亡。
ボンドが、ザオの残したダイヤモンドを調べるとダイヤモンド王のグスタフ・グレーブスのものだと判明する。グスタフ・グレーブスが黒幕だと感じたボンドは、イギリス、アイスランド、そして北朝鮮へとグレーブスを追っていくうちに、グレーブスの隠された驚くべき正体とグレーブスの計画する恐るべき征服計画を知ることとなる。
スタッフ
- 監督:リー・タマホリ
- 製作総指揮:アンソニー・ウェイ
- 製作:マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
- 音楽:デヴィッド・アーノルド
- 主題歌『ダイ・アナザー・デイ』:マドンナ
- 挿入歌:『ロンドン・コーリング』
- 唄:クラッシュ
- 撮影:デヴィッド・タッターサル
- 編集:クリスチャン・ワグナー、アンドリュー・マクリッチー
- プロダクション・デザイン:ピーター・ラモント
- 美術:サイモン・ラモント
- 特殊効果:クリス・コーブルド
- 視覚効果:マラ・ブライアン
- メイン・タイトル・デザイン:ダニエル・クレインマン
キャスト
- ジェームズ・ボンド:ピアース・ブロスナン
- ジンクス:ハル・ベリー
- グスタフ・グレーブス:トビー・スティーブンス
- タン・サン・ムーン大佐:ウィル・ユン・リー
- ザオ:リック・ユーン
- ミランダ・フロスト:ロザムンド・パイク
- ムーン将軍:ケネス・ツァン
- ダミアン・ファルコ:マイケル・マドセン
- チャールズ・ロビンソン:コリン・サルモン
- ラウル:エミリオ・エチェヴェリア
- ヴラッド:ミクヘイル・ゴアボイ
- アルバレス博士:サイモン・アンドルー
- ピースフル:レイチェル・グラント
- ベリティ:マドンナ
- M:ジュディ・デンチ
- Q:ジョン・クリーズ
過去の作品との関連
ダブルアニバーサリー作品らしく、過去19作より様々なシーンを起用している。
- 『007 ドクター・ノオ』:ジンクスの初登場シーン。
- 『007 ムーンレイカー』:グスタフ・グレーヴスとガラスのショーウィンドウのフェンシングでの格闘シーン。
- 『007 ゴールドフィンガー』、『007 リビング・デイライツ』:飛行機内での格闘シーン。
- 『007 ゴールドフィンガー』:レーザーの処刑シーン。
- 『007 ダイヤモンドは永遠に』:レーザー攻撃衛星
その他にも過去の秘密兵器がQの研究室に飾られている(例:『007 ロシアより愛をこめて』のアタッシュケース、毒が塗られたナイフ付きの靴(これは敵が使ったもの)、『007 サンダーボール作戦』のジェットパック、『007 オクトパシー』で使用されたアクロスター、鰐型潜水艇など)
その他
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/96/Omega007.jpg/220px-Omega007.jpg)
- 前作で“Q” に紹介された助手“R”を演じるジョン・クリーズが本作より後任の“Q”として出演することになった。
- この映画はフォード・モーターが協賛しており、傘下のアストンマーチンが『007 リビング・デイライツ』に登場したアストンマーチンV8以来15年ぶりに本格的な装備をもったボンドカーとして復活。それと互角の装備をもったザオのジャガーXKRと氷上で壮絶なカーチェイスを繰り広げた。なお、アストンマーチンはV12ヴァンキッシュ。だが、撮影に使われた車は特殊装備を搭載させるためV8のエンジンが使用されている。また、劇中にはボルボやランドローバー、フォード・サンダーバードも登場する。
- 北朝鮮の軍人が悪役で、ボンドを拷問したり韓国を征服しようとする描写があり、また韓国の風景描写などが実際の韓国のものとは大きく違ったものだったことから、北朝鮮政府は公式な抗議声明を発表、韓国では不観運動が起った。また息子の暴走を止めようとする国のトップが正義のように描かれていることから、実際の北朝鮮の指導者とはイメージが違うとの声が日本ではあがった。
- オメガをはじめスウォッチ、007製作40周年記念限定DVDBOX、1/43ミニカー、ジオラマなど様々な限定品が発売された。
- 劇中のオメガ「シーマスタープロフェッショナル」は、レーザートーチや遠隔起爆装置としての機能が描かれた。これらの機能は、過去のブロスナンのシリーズでも登場しているが、部品の形状や使用方法などが微妙に異なっている[1]。
- ロジャー・ムーアの娘のデボラ・ムーアがスチュワーデス役を務める。
- 2006年1月15日にテレビ朝日の日曜洋画劇場で地上波初放送された際は、テレビ放送用にセリフ中に"北朝鮮"というセリフは一切出ず、番組終了時に『この作品はフィクションであり、実在のものとは関係ありません』というお馴染みのテロップが流れた。ただし北朝鮮の国旗がワンカットだけ出ている。
- 本作でマドンナは、主題歌を作詞作曲し、オープニングタイトルでこれを歌い、本編にもフェンシングのインストラクター役でカメオ出演という、一人三役をこなしている。この主題歌は、ビルボードのチャートで全米8位になった。一方、カメオ出演については好評なものばかりでとないえず[2]、たった数秒の演技にもかかわらず、2002年度のゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の最低助演女優賞に選ばれている[3]。
- この映画のクライマックスシーンでは、世界最大級の航空貨物機であるAn-124(ウクライナ製)が登場しているが、現実の北朝鮮は一度も運用したことはない。
日本語吹き替え
参照
- ^ ボンドウォッチプロジェクト
- ^ ワシントンポスト(2002年11月22日)の批評
- ^ ただし同賞は “マドンナに意地悪” なことで有名で、これ以前にも1986、87、93、95年にマドンナを最低女優に選んでいる