準大手私鉄
準大手私鉄(じゅんおおてしてつ)とは、日本の私鉄の分類の一つ。準大手民鉄ともいう。
概要
準大手私鉄の明確な定義はないが、日本民営鉄道協会に属する大手私鉄に対して、中小私鉄でありながら沿線地域の発展に伴って輸送規模が増大し、保有車両数や列車運転頻度などが大手私鉄に匹敵する鉄道会社のことを「準大手私鉄」と呼び慣わしてきた経緯がある。
趣味的な面だけでなく、公的な報道の場でも用いられており、国土交通省においても「準大手民鉄」の呼び名で分類を行っている。
2015年現在、以下の鉄道会社5社が準大手私鉄とされている。カッコ内は一般的に呼ばれている愛称。
- 新京成電鉄(新京成) - 東証一部上場。京成グループ。
- 泉北高速鉄道(泉北高速) - 南海グループ[1]
- 北大阪急行電鉄(北急) - 第三セクター・阪急阪神東宝グループ
- 山陽電気鉄道(山陽) - 東証一部[2]上場。
- 神戸高速鉄道(神戸高速) - 第三セクター・阪急阪神東宝グループ
相模鉄道は、かつて準大手私鉄とされていたが、1990年5月31日に日本民営鉄道協会で大手私鉄への格上げが承認され、大手私鉄となった。逆に神戸電鉄はかつては準大手私鉄とされていたが、2005年以降は中小私鉄に格下げされている[3]。
関連項目
脚注
外部リンク
- みんてつWeb(社団法人 日本民営鉄道協会ホームページ)
- 国土交通省鉄道局、データ集 - 2002年現在