渡辺あや

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。118.103.63.136 (会話) による 2022年11月9日 (水) 10:54個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎人物)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

渡辺 あや(わたなべ あや、1970年2月18日 - )は、日本脚本家

わたなべ あや
渡辺 あや
プロフィール
誕生日 1970年2月18日
出身地 日本の旗 兵庫県西宮市
主な作品
テレビドラマ火の魚
その街のこども
カーネーション
ロング・グッドバイ
映画ジョゼと虎と魚たち
天然コケッコー
合葬
受賞
第62回毎日映画コンクール
脚本賞

『天然コケッコー』
第36回放送文化基金賞
脚本賞

『火の魚』『その街のこども』
第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞 放送部門
『その街のこども』
第33回ヨコハマ映画祭
脚本賞

『その街のこども』
受賞歴参照
テンプレートを表示

経歴

兵庫県西宮市出身。1992年甲南女子大学卒業。自動車関連会社に1年勤めた後、結婚し退職。1993年夫の赴任のためドイツ・ハンブルグで4年半をすごし、1997年帰国。その後夫の実家のある島根県で雑貨屋経営をしながら、主婦として暮らす[1]

1999年に映画監督の岩井俊二のオフィシャルサイト「円都通信」内のシナリオ応募コーナー「しな丼」(現・戯作通信プレイワークス)に応募し、『天使の目にも鏡』(後に『少年美和』に改題)が、コメント担当の映画プロデューサー久保田修に認められる。

2003年、『ジョゼと虎と魚たち』で脚本家デビューを果たす。

2011年NHK連続テレビ小説カーネーション』で初めて連続ドラマの脚本を担当する。 朝ドラ初のギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞。

2022年フジテレビ関西テレビ系列のテレビドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』で初めて民放連続ドラマの脚本を担当する[2]

プロの脚本家となった後も島根県で暮らしており、現在は二児の母となっている。

人物

昔からの脚本の執筆方法として、作品のプロデューサーとなるべく作品のテーマに対する共通認識を互いに持つ形で脚本を執筆している[3]

作品

映画

テレビドラマ

ラジオドラマ

  • 花束(2001年7月20日、NHK-FM 青春アドベンチャー『不思議屋博物館』第5回)[8]
  • はるかぜ、氷をとく(2021年3月13日、NHK-FM FMシアター)[9]

ドキュメンタリー

  • 京都スペシャル「センス・オブ・ワンダー」(2019年7月19日、NHK) - 構成

作詞

その他

著作

受賞歴

個人

※2011年以降、一切の個人賞の受賞を辞退している。

作品

ジョゼと虎と魚たち
天然コケッコー
  • 第62回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞
  • 第81回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベストテン第2位
  • 第29回ヨコハマ映画祭 日本映画ベストテン第2位
  • 第50回朝日ベストテン映画祭 最優秀作品賞(第1位)
  • 映画芸術 2007年度作品ベストテン第3位
火の魚
  • 平成21年度(第64回)文化庁芸術祭 テレビ・ドラマ部門 大賞
  • 第36回放送文化基金賞 テレビドラマ番組部門 優秀賞
  • ギャラクシー賞 2010年3月度月間賞 / 第47回 奨励賞
  • ヒューゴ・テレビ賞 奨励賞
  • 第50回モンテカルロ・テレビ祭・ゴールドニンフ賞(テレビ映画部門)
  • 第62回イタリア賞・単発ドラマ部門・最優秀賞(イタリア賞)
その街のこども
  • 第36回放送文化基金賞 テレビドラマ番組部門 本賞
連続テレビ小説 カーネーション
ストレンジャー〜上海の芥川龍之介〜
  • 文化庁芸術祭 テレビ・ドラマ部門 大賞
  • アメリカ国際フィルム祭 エンターテインメント部門 Best of Festival
  • 衛星放送協会オリジナル番組アワード グランプリ
  • 第46回放送文化基金賞 奨励賞
  • 第57回ギャラクシー賞 奨励賞
  • 東京ドラマアウォード2020 優秀賞(単発ドラマ部門)
今ここにある危機とぼくの好感度について
  • ギャラクシー賞 2021年5月度月間賞
  • 第58回ギャラクシー賞 選奨

脚注

  1. ^ "(フロントランナー)渡辺あやさん 「楽しく伝える。自分も本気で楽しんでいます」". 朝日新聞デジタル. 朝日新聞. 11 December 2021. 2021年12月14日閲覧
  2. ^ "「リスクが高い」とどこからも断られた…ドラマ『エルピス』が実現に至るまで". FRaU. 講談社. 24 October 2022. 2022年10月24日閲覧
  3. ^ [「あなたは何者か」を問いながら 作品と向き合う、脚本家渡辺あやが 長澤まさみの新ドラマにかける思い “「あなたは何者か」を問いながら 
作品と向き合う、脚本家渡辺あやが 
長澤まさみの新ドラマにかける思い”]. crea. 「あなたは何者か」を問いながら 作品と向き合う、脚本家渡辺あやが 長澤まさみの新ドラマにかける思い 2022年11月8日閲覧。 
  4. ^ スタッフワンダーウォール公式サイト
  5. ^ Inc, Natasha. “松田龍平が芥川龍之介演じるドラマ年末に放送、脚本は渡辺あや(コメントあり)”. 映画ナタリー. 2019年9月18日閲覧。
  6. ^ 松坂桃李さん主演 土曜ドラマ「今ここにある危機とぼくの好感度について」制作開始”. NHK. 2021年4月26日閲覧。
  7. ^ 長澤まさみ、4年半ぶり連ドラ主演で“落ちぶれたアナウンサー”に 眞栄田郷敦・鈴木亮平も出演決定<エルピス―希望、あるいは災い―>”. morelpress. 2022年7月26日閲覧。
  8. ^ [1]
  9. ^ 脚本家・渡辺あやさんのコメント公開!!”. NHK. 2021年4月26日閲覧。

関連項目

外部リンク