太平洋岸自転車道

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自転車道(県道)
太平洋岸自転車道
陸上区間 約1200km(うち供用区間384km)
制定年 1973年
起点 千葉県銚子市(発言通り茨城県鹿嶋市が起点とも言われる)
主な
経由都市
館山市
小田原市
静岡市
浜松市
豊橋市
鳥羽市
熊野市
終点 和歌山県和歌山市
接続する
主な道路
記法
国道126号国道128号国道410号
国道134号国道1号国道135号
国道136号国道414号国道149号国道150号国道42号
国道260号国道311号国道42号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
太平洋岸自転車道の標識
静岡市駿河区。2012年12月)

太平洋岸自転車道(たいへいようがんじてんしゃどう)は、太平洋沿岸に整備中の自転車道群である。千葉県銚子市から和歌山県加太海岸和歌山市)まで、全長1200キロメートルにもおよぶ太平洋岸沿いの大規模なサイクリングロードである[1]

二つのルートが設定されている区間を含めた総延長は約1400キロメートル。国と沿道6県などによる太平洋岸自転車道推進協議会が設立され、標識・表示などの統一と、2020年東京オリンピックまでの整備で合意した[2]

構想

太平洋岸自転車道は、大規模自転車道整備事業の目玉の一つとして構想された。1973年2月23日の衆議院交通安全対策特別委員会で政府委員・菊池三男建設省道路局長は、「単独の、自転車だけしか通らない県道」として「鹿島から房総半島を一周して、伊豆半島を通り、そのまま和歌山のほう紀伊半島までいくというような」太平洋岸自転車道の整備を可能にする措置を講じたいと発言している。また同局長の1974年2月20日の衆議院交通安全対策特別委員会での発言では「レクリエーション的なもの」が大きいとされている。

東京オリンピックに合わせた整備では、ナショナルサイクルルートの要件を満たすべく、ゲートウェイ施設や休憩施設宿泊施設を整備する一方、専用道路に限らず、既存の車道に自転車ナビライン等を標示する車道混在整備を併用することで実現を目指している[3]

個別路線

東京湾口(浦賀水道)と伊勢湾口(伊良湖水道)は船(東京湾フェリー伊勢湾フェリー)の利用を想定している(海上国道を参照)[2][4]

脚注

  1. ^ 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、176-177頁。ISBN 4-534-03315-X 
  2. ^ a b 「自転車道 太平洋結べ/銚子-和歌山間 東京五輪までに整備/国と各県などが合意」東京新聞』朝刊2018年12月28日(7面)2019年1月18日閲覧。
  3. ^ 太平洋岸自転車道のアクションプランについて(令和2年3月27日更新) 国土交通省近畿地方整備局
  4. ^ 2020 年東京オリンピック・パラリンピック までに太平洋岸自転車道をつなぐ取り組み ~第1回太平洋岸自転車道推進協議会の開催について~”. 国土交通省関東地方整備局道路部(2018年11月26日作成). 2019年4月18日閲覧。

関連項目

外部リンク