ワンダーボーイ (ゲーム)

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ワンダーボーイ
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 アーケード (AC)
開発元 エスケイプ
発売元 セガ
デザイナー 西澤龍一
音楽 西澤龍一
シリーズ ワンダーボーイシリーズ
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(168.25キロバイト
稼働時期 日本 198603031986年3月3日
ヨーロッパ 1986年6月
アメリカ合衆国 1986年7月
デバイス 2方向レバー
2ボタン
システム基板 セガ・システム1[1]
CPU Z80 (@ 4 MHz)×3
サウンド Z80 (@ 4 MHz)
SN76489A (@ 2 MHz)
SN76489A (@ 4 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256×224ピクセル
60.00Hz
パレット1536色
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ワンダーボーイ』 (WONDER BOY) は、セガ・エンタープライゼス(現・セガ)の横スクロールアクションゲーム。開発はエスケイプ(後のウエストン ビット エンタテインメント、現・LAT)。日本では1986年3月よりアーケードゲームとして稼働を開始した。アーケード版のシステム基板は「セガ・システム1」を使用している。

セガの1980年代作品としては、家庭用ゲーム機へ移植される機会が比較的多い。さらに、本作をベースにキャラクターを変更した『高橋名人の冒険島』としてファミリーコンピュータMSXにも移植され、ハドソンから発売された。

概要[編集]

プレイヤーは主人公のボーイを操作し、悪玉のボスキャラ・キングにさらわれた恋人のティナの救出を目指す。

シンプルな操作方法とゲームシステムを持つアクションゲームで、見た目は簡単そうだが、ジャンプの着地点に迫ってくる敵キャラクターや、ジャンプによってギリギリ届く雲が乗った瞬間に落下するなど、敵の配置やギミックなどにより高い難易度となっている[2]

本作の開発は、テーカンより独立したスタッフによって設立されたゲーム会社のエスケイプが行い、ゲームデザインおよび音楽は『忍者くん 魔城の冒険』(1984年)を手掛けた西澤龍一が担当している。

続編として『ワンダーボーイ モンスターランド』(1987年)が稼働され、以後『モンスターワールドシリーズ』としてシリーズ化された。本作はそのシリーズや、『高橋名人の冒険島』の源流となっている。

ゲーム内容[編集]

横スクロール型のアクションゲーム。全32面で、8エリア×4ラウンドで構成される。

2方向レバーと、「アタック・スピード」と「ジャンプ」の2ボタンで主人公のボーイを操作する[3]。レバーでボーイが左右に移動し、「アタック・スピード」ボタンを押していると早く走ることができる。

着地している状態で「ジャンプ」ボタンを押すとボーイがジャンプする。ジャンプ中でも前後移動が可能。ジャンプの高さはボタンを押す長さでは変化しない。「アタック・スピード」ボタンを押しながらか、レバーで移動しながらだと「大ジャンプ」、どちらでもないか、スケボー(後述)に乗った状態でレバーを左に入れて減速している場合は「小ジャンプ」になる。

画面上部にはエネルギー(ゲーム中ではVITALITYと表記)がゲージで表示されている。エネルギーは時間の経過とともに減少し、空中に出現するフルーツや野菜のフードアイテムを取得すると回復する[2]。岩などの障害物につまずくか、スケボーを失うことでもエネルギーは減少する。

ボーイが敵や障害物(つまづくだけのものを除く)と接触するか、画面下に落下するか、エネルギーがなくなるかのいずれかでボーイがやられてミスとなり、残数を1つ失う。残数がなくなるか、最終エリアをクリアするとゲームオーバー。1ラウンド中には中間地点が3つ(「2」~「4」と書かれた看板)があり、そこを通過してからミスすると、再スタートは最後に通過した看板の位置からになる。

道中はタマゴが落ちている。体当たりかオノ2回で割るとアイテムが出現し、さまざまな効果が得られる(後述)。

各エリアは海岸、洞窟、森、ボスの4つのラウンド構成となっており、各エリアの最後にはボスの「キング」が登場しボーイと対決する[3]。各エリアのボスはティナの落とし物を持っており、それを奪還することでエリアクリアとなる[3]。後半エリアは敵や行く手を阻む仕掛けが巧妙に配置されていたり、最終エリア8には条件を満たさないと進めなかったりなど、難易度が高くなっていく。

道中で出現するアイテムのドール(DOLL)を取るとラウンドクリア時のボーナス得点が2倍になる。さらに、すべてのエリアでDOLLを取得してエリア7をクリアすることが、エリア8の出現条件となる[3]。DOLLは低次面では比較的発見しやすい場所にあるが、高次面では敵や障害物に体当たりしないと出ないなど、発見しづらくなっている[3]。道中でDOLLを1つでも取りこぼしていた場合はエリア7が最終面となり、クリアするとエリア8のクリア時と同じエンディングが流れゲームが終了する。

アイテム[編集]

以下のアイテムはタマゴから出現する。

オノ
「アタック・スピード」ボタンでオノ(石斧)を2連射まで投げて、敵を倒せるようになる[3]。ミスするまで有効。
スケボー
スケボーに乗ることができ、1度だけ敵や障害物に接触に耐えられる(その際はつまづいて、スケボーと少しのエネルギーを失う)。かわりに強制的に前進し、レバー操作は加速と減速になって、静止や後退ができなくなる。速度に慣性はなく、レバー方向により即座に3段階で速度が変わる。スケボーに乗ったままクリアすると次のラウンドに引き継げるが、ラウンド4のボスの前に到達すると、強制的につまづいてスケボーは消滅する。
ミルク
エネルギーが10目盛り回復する[3]。スケボーに乗った状態でスケボーが入っているタマゴを割るとこれが出現する。
ビッグミルク
エネルギーが全快する。全快または1目盛りだけ少ない状態で取得すると、エネルギー回復のかわりに1万点のボーナス。
キノコ
そのラウンド中、フードアイテムがアイス、ケーキ、プリン、ハンバーガーに変化し、取得したときの得点が50~200点から一律500点に、ポテトの得点も2倍になる[3]
天使
出現するとボーイが一定時間無敵になり、敵や障害物を体当たりで倒せるようになる[3]。1度の無敵中に多くの敵や障害物を倒すと、その1回あたりの得点が50点から10000点まで増加していく。
死神
まだら模様の「毒卵」を壊すと出現。出現すると一定時間取りつかれ、その間はBGMが遅くなってエネルギーの消耗が早くなる。天使による無敵中に出現すると、即座に消滅して1万点のボーナス得点。取りつかれている間にさらに死神が出現しても時間は延長されない。取りつかれている間にゴールすると5千点のボーナス得点。

以下のアイテムはタマゴ以外から出現する。

ドール
各ラウンドに1つずつ配置されている。取得するとクリア時の残りエネルギーボーナスが2倍になる。低次面ではわかりやすい場所にすぐ出現するが、高次面では隠されており、特定の敵や障害物を倒さずに体当たりすることで出現する。すべてを取得したうえでエリア7をクリアすると、エリア8に到達できる。最終エリアのクリア時は、取得したドール✕1万点のボーナスが得られる。
ハイビスカス
ドールを取得したあとミスして戻され、再びドールの出現条件を満たすと代わりに出現する。取得すると500点。
E・S・Cパネル
各ラウンドに1枚ずつ隠されており、その箇所にオノを当てるかジャンプで出現する。最初は「E」が出現し、次の出現では「S」、その次は「C」が出現する。取得するとボーナス点。出現順はゲームオーバー後の次のプレイにも引き継がれ、2人交互プレイ時は双方のプレイヤーで共有される。「ESC」は開発会社の社名「ESCAPE」に由来している。
1UP
「C」のパネルの次に、パネルの出現箇所から出現する。取得するとボーイの残数が1増える。出現させると、次のパネル出現は「E」に戻る。
マルイのカード
後ろから走って迫ってくる敵「コヨーテ」を飛び越して、ボーイの右側にいるときに倒すと出現する。取得するとエネルギーが5目盛り回復する。
ポテト
特定の地点に隠されており、ジャンプすると出現する。取得するとエネルギーが5目盛り回復するほか、得点が500点(キノコ取得後は1000点)と他のフードアイテムより高い。
ティナの落とし物
エリア1~7のボスを倒すと出現。取得しても0点だが、そのラウンドのクリアに必要。取得せずにゴールに行こうとすると、本来は上昇するゴール高台前の床が落ちてしまってクリア不可能となり、その下の穴に落ちてミスするしかなくなる。

他機種版[編集]

リメイクに近い作品についても記載・解説する。

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 ワンダーボーイ 日本 1986年
SG-1000 セガ セガ マイカード C-69
2 Wonder Boy ヨーロッパ 1987年
アメリカ合衆国 1987年
Amstrad CPC
コモドール64
ZX Spectrum
アクティビジョン アクティビジョン カセットテープ
フロッピーディスク
- 北米ではコモドール64版のみ発売
3 スーパーワンダーボーイ
Wonder Boy
日本 1987年3月22日[4]
アメリカ合衆国 1987061987年6月
ヨーロッパ 1987年
日本 セガ・マークIII
アメリカ合衆国 セガ・マスターシステム
ヨーロッパ セガ・マスターシステム
ウエストン セガ 1メガビットロムカセット[5] 日本の旗 G-1316
アメリカ合衆国の旗 5068
欧州連合の旗 MK-5067-50
4 ワンダーボーイ 日本 1990年12月8日[6]
アメリカ合衆国 1991061991年6月
ヨーロッパ 1991061991年6月
ゲームギア ウエストン セガ 1メガビットロムカセット[7] 日本 G-3205
アメリカ合衆国 2302
ヨーロッパ 2302
5 セガエイジス2500シリーズ Vol.29
モンスターワールド コンプリートコレクション
日本 200703082007年3月8日
PlayStation 2 エムツー セガ CD-ROM SLPM-62760 アーケード版の移植
6 スーパーワンダーボーイ 日本 2008年4月8日[8]
ヨーロッパ 200804112008年4月11日
アメリカ合衆国 200805312008年5月31日
Wii ウエストン セガ ダウンロード
バーチャルコンソール
- セガ・マークIII版の移植
2019年1月31日 配信・販売終了
7 ワンダーボーイ 日本 201407102014年7月10日
PlayStation 4
(PlayStation Network)
ウエストン ハムスター ダウンロード
アーケードアーカイブス
CUSA-00647 アーケード版の移植
8 ワンダーボーイ リターンズ INT 2016年10月13日[9][10]
Windows CFK CFK ダウンロード
(Steam)
-
9 ワンダーボーイ リターンズ アメリカ合衆国 201703302017年3月30日
PlayStation 4
(PlayStation Network)
CFK CFK ダウンロード -
10 ワンダーボーイ リターンズ リミックス INT 201905232019年5月23日
Nintendo Switch CFK CFK ダウンロード -
11 ワンダーボーイ リターンズ リミックス INT 201908082019年8月8日
日本 2019年8月9日[11]
Windows
PlayStation 4
CFK CFK ダウンロード
(Steam)
-
12 ワンダーボーイ
  • 日本 2020年12月17日 (2020-12-17)
アストロシティミニ 瑞起[12] セガトイズ(発売)
セガ(販売)
プリインストール - アーケード版の移植
本体に予め収録された36タイトル(+おまけ1)の1つ
13 ワンダーボーイ アルティメット コレクション
  • 日本 2023年2月17日 (2023-02-17)
Nintendo Switch
PlayStation 4
PlayStation 5
ININ Games Bliss Brain ゲームカード
BD-ROM
ダウンロード
- アーケード、SG-1000、マークIII、ゲームギア版の移植
主な移植版の解説
SG-1000版
SG-1000マイカードで発売。当時のプレイヤーには全機種用と呼ばれていた。ハードの性能の都合上、グラフィックも内容もアーケード版と比較するとほとんど別のゲームと言えるような移植だった。BGMはすべて別の曲に差し替えられ、全5ステージ、各ステージの最後にボスがいるという構成に変更されている。
セガ・マークIII版
タイトルにスーパーが付与され(国内版のみ)、セガ・マークIII専用のゴールドカートリッジで発売された。ハードの性能の向上と後発なだけあり、グラフィックとゲーム内容はほぼアーケード版に準拠した移植となった。なお独自要素として、エリア8以降にオリジナル面が8ステージと新ボスが追加されており全40面となる。
ゲームギア版
ゲームギアの初期にリリースされた、上記のスーパーワンダーボーイを携帯機向けに移植したもの。解像度の違いから画面サイズが小さくなりゲームバランスが若干変わっている、一部のサウンドがステレオ化もされているなどの差異がある。
PlayStation 2版
PlayStation 2セガエイジス2500シリーズの1作として発売された。アーケード版および、過去にセガのハードに移植されたシリーズ・直系作品が全収録されている。また開発時の資料やインストラクションカードなどを収録したアーカイブスモードや、自分のプレイの保存機能や上級プレイヤーによるスーパープレイを収録など盛りだくさんな内容。
アストロシティミニ版
セガグループの1社であるセガトイズがリリースした「アストロシティミニ」に収録。「アストロシティミニ」は往年のセガ製汎用アーケードゲーム用筐体「アストロシティ」を外観のモチーフとし、1980年代から1990年代中期のアーケードゲーム36作品(+おまけ1作品)がプリインストールされた「復刻系ゲーム機」である。
基本的にAC版オリジナルを(ほぼ)そのまま収録しているが、本体の機能として「どこでもセーブ」(ステートセーブ)などプレイに便利な機能を利用できる。
なお本機には、アーケードゲーム版の続編『~モンスターランド』・『~モンスター・レアー』も同時収録されている。
リメイク作品『ワンダーボーイ リターンズ』
韓国のCFK(前身はサイバーフロント コリア)から2016年にリリースされたリメイク作品。アーケード版のコアスタッフである西澤龍一が監修した新ステージも追加されている。
2019年には「チャージショット」や,初心者向けの「ビギナーモード」などを追加した増補改訂版『ワンダーボーイ リターンズ リミックス』がリリース。同年にはビギナーモード限定で使用可能だったティナが他モードでも使用可能になるなどのアップグレードが成された。

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
Computer and Video Games64% (CPC)[13]
7/10点 (C64)[14]
60% (ZX)[15]
Crash43% (ZX)[16]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー25/40点 (GG)[17]
Eurogamer5/10点 (Wii)[18]
IGN6/10点 (Wii)[18]
NintendoLife7/10stars (Wii)[18]
Sinclair User8/10stars (ZX)[19]
Your Sinclair7/10点 (ZX)[20]
Commodore User5/10点 (AC)[21]
Aktueller Software Markt8.6/12点 (C64)[22]
ザ・ベストゲーム2肯定的 (AC)[3]
甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.1否定的 (AC)[2]
アーケード版
  • ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』(1998年)では『名作・秀作・天才的タイトル』と認定された「ザ・ベストゲーム」に選定され、ライターのDANは本作には多彩なステージが存在し、様々なテクニックが必要である事を指摘した他、キャラクター造形のコミカルさや動作などで人気があった事を指摘し、「マニアから一般プレイヤーまで幅広いプレイヤーの指示を受け、ロングヒットとなった」と肯定的に評価した[3]
  • ゲーム本『甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編』では、見た目に反し高難易度であり初心者が楽しめるのは序盤だけであると指摘、さらに体力メーターが時間の経過と共に減少するシステムに関して「慎重に進んでいくことすらままならず、難易度を押し上げている」と指摘した[2]。さらに戻り復活を採用している事から「エリアをクリアするまで何度でも難所にチャレンジしなければならない」とした上で「非常に厳しい仕様」と否定的に評価した[2]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.29 モンスターワールド コンプリートコレクション”. セガ. 2011年11月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e 「1986年 ワンダーボーイ」『甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編』メディアパル、2019年12月20日、41頁。ISBN 9784802110419 
  3. ^ a b c d e f g h i j k DAN「[. ザ・ベストゲーム]」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、97頁、ISBN 9784881994290 
  4. ^ セガハード大百科 セガマーク3/マスターシステム対応ソフトウェア”. セガ. 2012年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月3日閲覧。
  5. ^ 「7月号特別付録 MEGADRIVE ALL CATALOG」『メガドライブFAN』第3巻第7号、徳間書店、1991年7月15日、62頁。 
  6. ^ セガハード大百科 ゲームギア対応ソフトウェア(セガ発売)”. セガ. 2012年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月3日閲覧。
  7. ^ 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、125頁。 
  8. ^ 土本学 (2008年4月7日). “「バーチャルコンソール」4月8日配信開始タイトル” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年1月4日閲覧。
  9. ^ T田 (2016年10月7日). “名作アクションゲーム「ワンダーボーイ」がリメイクされ,Steamで登場。「WONDER BOY RETURNS」,10月13日発売” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA. 2019年5月2日閲覧。
  10. ^ にじ (2016年10月11日). “『ワンダーボーイ リターンズ』STEAMで10月13日発売。原作者監修の新ステージも追加” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA. 2020年1月4日閲覧。
  11. ^ ito (2019年8月9日). “「ワンダーボーイ リターンズ リミックス」,PC版とPS4版が本日発売。セガ発売の名作がアニメ風のビジュアルになって復活” (日本語). 4Gamer.net. Aetas. 2019年12月22日閲覧。
  12. ^ 開発事例 レトロミニアーケードゲーム機「アストロシティミニ」”. 株式会社 瑞起. 2020年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月21日閲覧。
  13. ^ Wonder Boy for Amstrad CPC (1987)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年1月4日閲覧。
  14. ^ World of Spectrum - Computer & Video Games-70”. World of Spectrum. 2019年1月4日閲覧。
  15. ^ Wonder Boy for ZX Spectrum (1987)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年1月4日閲覧。
  16. ^ World of Spectrum - Crash-43”. World of Spectrum. 2019年1月4日閲覧。
  17. ^ Wonder Boy for Game Gear (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年1月4日閲覧。
  18. ^ a b c Wonder Boy for Wii (2008)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年1月4日閲覧。
  19. ^ World of Spectrum - Sinclair User-65”. World of Spectrum. 2019年1月4日閲覧。
  20. ^ Wonder Boy”. ysrnry.co.uk. 2015年9月5日閲覧。
  21. ^ Wonder Boy for Arcade (1986)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年1月4日閲覧。
  22. ^ Wonder Boy for Commodore 64 (1987)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年1月4日閲覧。

関連項目[編集]

高橋名人の冒険島
ハドソンファミリーコンピュータMSX向けに発売した、主人公を高橋名人に変更したライセンス移植。ティナの救出が目的というストーリーは同じ。ファミコン版のBGMはオリジナル曲に一新。主人公やアイテムの内容、BGMは大きく変更されながらも、背景のグラフィックや敵のキャラクター、マップ、およびゲーム内容はアーケード版に忠実である。追加された要素として、ボーナスステージ、岩を壊せる武器「マジカルファイヤー」、隠しコマンドによるコンティニューなどがある。アイテムのドールはポットに変更され、取得しなくてもエリア8に進めるようになっている。
ファミコンブーム時に発売されたことと、当時人気絶頂だった高橋名人を起用したことからミリオンセラーの大ヒットとなった。そのため、日本での知名度はワンダーボーイよりも高く、こちらがオリジナル作品と誤解されることも少なくない。その後はワンダーボーイを離れて独自のシリーズ展開が行われ、本作を踏襲したゲームシステムの続編も複数の作品が発売された。
MSX版はBGMがすべてワンダーボーイのままで、エリアの概念がなくなり全8ラウンド(2エリア相当)に縮小され、ラウンド4とラウンド8にボスが登場する内容となっている。出現アイテムもワンダーボーイ、ファミコン版のどちらからも変更されている。タイトル画面とエンディングには、アーケード版のワンダーボーイのタイトル画面に表示されるボーイとティナと同じ構図で、ボーイの顔が高橋名人に変更された一枚絵が表示される。

外部リンク[編集]