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ジュールズ・ストロンボー

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ジュールズ・ストロンボー
プロフィール
リングネーム ジュールズ・ストロンボー
チーフ・ジュールズ・ストロンボー
チーフ・ランニング・ヒル
フランキー・ヒル
フランク・ヒル
本名 Francis Huntington[1]
ニックネーム 荒熊酋長
身長 188cm
体重 125kg(全盛時)
誕生日 1952年????
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カンザス州カンザスシティ
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ジュールズ・ストロンボーJules Strongbow)のリングネームで活躍したフランク・ヒルFrank Hill1952年 - )は、アメリカン・インディアンの元プロレスラーアメリカ合衆国カンザス州カンザスシティ出身。

来歴

1970年代フランク・ヒル名義でデビュー。インディアンギミックベビーフェイスとしてNWAセントラル・ステーツ地区などで活動する。1978年にはAWAに出場し、ビリー・ロビンソンと組んでレイ・スティーブンス&パット・パターソンのブロンド・ボンバーズとも対戦した。

1979年11月、インディアン・レスラーの大御所ワフー・マクダニエルのパートナーに起用され、全日本プロレス世界最強タッグ決定リーグ戦に初来日。キャリア不足のため白星配給係で終わったが、開幕戦でアブドーラ・ザ・ブッチャー&ザ・シークの「地上最凶悪コンビ」に血ダルマにされたシーンは語り草となるなど、ジョバーとしての役割を全うした。

帰国後はロサンゼルス地区チーフ・ランニング・ヒルChief Running Hill)を名乗り、メキシコ系アメリカ人アル・マドリルとのタッグチームで活動。1981年にはオクラホマ州のトライステート・プロモーションでテリー・オーンドーフポール・オーンドーフの実弟)らと組んで同地区認定のタッグ王座を獲得した[2]

1982年ジュールズ・ストロンボーのリングネームでニューヨークWWFに登場。チーフ・ジェイ・ストロンボーの「弟」としてインディアン・ブラザーズを結成し、6月28日のMSG定期戦でミスター・サイトー&ミスター・フジの日系コンビからWWFタッグ王座を奪取した[3]。7月13日にアレンタウンでサイトー&フジに奪還されるが、10月26日に同所で返り咲きに成功。以降、翌1983年3月8日にワイルド・サモアンズに敗れるまでタイトルを保持した[3]。WWFでは、当時マグニフィセント・ムラコが保持していたインターコンチネンタル王座にも再三挑戦している[4]

WWFを離れてからはフリッツ・フォン・エリックの主宰するテキサス州ダラスのWCCWに定着。リングネームに "チーフ" を冠し、チーフ・ジュールズ・ストロンボーChief Jules Strongbow)として活躍する。WCCWでは "ロックンロール" バック・ズモフとコンビを組み、ジェイク・ロバーツジノ・ヘルナンデスクリス・アダムスヒール勢と抗争。ジュールズが劣勢になると、ロックンローラー・ギミックのズモフがエプロンサイドをパーカッション代わりに叩きながら彼を鼓舞し、士気の高まったジュールズが闘いの踊りを舞って反撃に転ずるという展開で会場を沸かせた。

1988年よりペンシルベニア州のインディー団体NWF(かつてクリーブランドに存在したNWFとは別組織)に参戦し、晩年のブルーザー・ブロディともタッグを組んだ。以降も1990年代から2000年代初頭にかけて、同団体やオハイオ州のIWAなどにスポット出場。1999年には、当時のインディアン・レスラーの新鋭だったナバホ・ウォリアーと組んでアイアン・シーク&ニコライ・ボルコフの往年の反米コンビを破り、NWFタッグ王者となっている[1]

得意技

獲得タイトル

脚注

  1. ^ a b c d Wrestler Profiles: Jules Strongbow”. Online World of Wrestling. 2009年9月22日閲覧。
  2. ^ a b NWA Tri-State Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月19日閲覧。
  3. ^ a b History of the WWE World Tag Team Championship”. WWE.com. 2010年4月19日閲覧。
  4. ^ Wrestlers Database: Frank Hill”. Cagematch.net. 2012年4月4日閲覧。
  5. ^ NWA Americas Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年3月1日閲覧。
  6. ^ WWF Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月19日閲覧。

外部リンク