コパノリッキー
コパノリッキー | ||||||||||||||||||||||||
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2015年フェブラリーステークス表彰式 | ||||||||||||||||||||||||
欧字表記 | Copano Rickey | |||||||||||||||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||||||||||||||
性別 | 牡 | |||||||||||||||||||||||
毛色 | 栗毛 | |||||||||||||||||||||||
生誕 | 2010年3月24日(14歳) | |||||||||||||||||||||||
死没 | (現役競走馬) | |||||||||||||||||||||||
父 | ゴールドアリュール | |||||||||||||||||||||||
母 | コパノニキータ | |||||||||||||||||||||||
母の父 | ティンバーカントリー | |||||||||||||||||||||||
生国 | 日本(北海道日高町) | |||||||||||||||||||||||
生産者 | ヤナガワ牧場 | |||||||||||||||||||||||
馬主 | 小林祥晃 | |||||||||||||||||||||||
調教師 | 村山明(栗東) | |||||||||||||||||||||||
競走成績 | ||||||||||||||||||||||||
生涯成績 |
21戦10勝 中央:13戦6勝 地方:8戦4勝 | |||||||||||||||||||||||
獲得賞金 |
中央:2億8376万4000円 地方:2億9990万0000円 (2016年2月21日現在) | |||||||||||||||||||||||
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コパノリッキー(英:Copano Rickey)は、日本の競走馬である[1]。主な勝ち鞍は、2014年と2015年のフェブラリーステークスの連覇、かしわ記念、2014年と2015年のJBCクラシックの連覇[1]。
経歴
2歳(2012年) - 3歳(2013年)
2012年12月の新馬戦でデビューし8着。翌2013年1月の未勝利戦で初勝利を挙げると、続く500万条件にも勝利し連勝[2]。ヒヤシンスステークス3着を挟んで伏竜ステークスに優勝すると[3]、続く兵庫チャンピオンシップを6馬身差で圧勝し、重賞初勝利を挙げた[4]。その後東京優駿(日本ダービー)へ向かう予定だったが[5]、右前トウ骨の骨折が判明、全治6ヶ月と診断され、休養に入った[6]。
4歳(2014年)
2014年はGI初出走となるフェブラリーステークスから始動。ケイアイレオーネとの抽選を潜り抜けての出走であり[7]、16頭立ての最低人気とまったく評価されていなかった。レースでは2番手を追走し、最後の直線で先頭に立つと追い込んできたホッコータルマエを振り切り半馬身差をつけて優勝。鞍上の田辺裕信とともにGI初勝利を挙げた[8]。単勝最低人気の馬がGIを勝利したのはJRA史上4度目。単勝2万7210円は、1989年エリザベス女王杯のサンドピアリスに次ぐGI史上2番目の高配当となった[9]。
その後は5月5日の「第26回かしわ記念」へ挑戦、勝利した[10]。コパノリッキーは出遅れるも、馬群の外へ回り3コーナーで仕掛け4コーナーで先頭集団まで並び掛けると、直線では他馬を圧倒する伸びを見せ勝利した[10]。ムチは2発入れたのみであった[10]。馬主である小林の誕生日でもあり、騎手の田辺はちょっとしたプレッシャーも感じつつも勝利で飾れたことに安堵した[10]。今回の勝利により、フェブラリーステークスの勝利を「フロック」と見做されていたコパノリッキーへの視線が改まる事になったと、web Furlong 2014で記事を起した斎藤修は評している[10]。斎藤は続けてコパノリッキーを「向こう何年かのダートGI/JpnI戦線で中心的存在となることは間違いないだろう」とも評している[10]。
その後は11月3日に「第14回JBCクラシック」へ挑戦、勝利を収めた[11]。騎手の田辺は「ずっと強いと思っていたから、『強いですね』と聞かれても、そうとしか言えない」とコパノリッキーへの信頼を改めて示した[11]。調教師の村山は「潜在能力は高く、もう1つランクアップできると思います。」とコパノリッキーの更なる成長を期待した[11]。
5歳(2015年)
2015年は武豊が騎乗して東海ステークスから始動。4コーナーで先頭に立つとそのまま4馬身差をつけて優勝した[12]。連覇を狙ったフェブラリーステークスでも2番手追走から逃げるアドマイヤロイヤルをかわして先頭に立つと、追い込んできたインカンテーションを半馬身抑えて優勝、フェブラリーステークス史上初の連覇を達成した[13]。後日、レース中に左橈骨遠位端骨折を発症していたことが判明[14]。全治については未定だが、6か月程度と報じられている[15]。
競走成績
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 | 1着馬(2着馬) |
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2012.10. | 7阪神 | 2歳新馬 | ダ1800m(不) | 11 | 6 | 7 | 42.8 (8人) | 8着 | 1:55.2(37.6) | 1.3 | 鮫島良太 | 55kg | ヒロノエンペラー | |
2013. | 1.12京都 | 3歳未勝利 | ダ1800m(良) | 16 | 7 | 14 | 35.9 (8人) | 1着 | 1:52.4(36.7) | -0.8 | 川須栄彦 | 56kg | (ダイナミックウオー) | |
1.27 | 東京 | 3歳500万下 | ダ1400m(良) | 14 | 7 | 12 | 1.9 (1人) | 1着 | 1:25.5(34.5) | -0.9 | C.ルメール | 56kg | (サウンドトゥルー) | |
2.17 | 東京 | ヒヤシンスS | OP | ダ1600m(良) | 16 | 4 | 7 | 2.2 (1人) | 3着 | 1:36.8(38.1) | 0.2 | 福永祐一 | 56kg | チャーリーブレイヴ |
3.31 | 中山 | 伏竜S | OP | ダ1800m(良) | 15 | 8 | 14 | 2.8 (1人) | 1着 | 1:53.6(38.1) | 0.0 | 福永祐一 | 56kg | (ロードクルセイダー) |
5. 2 | 園田 | 兵庫CS | JpnII | ダ1870m(良) | 11 | 7 | 9 | 1.5 (1人) | 1着 | 1:58.4(37.5) | -1.0 | 福永祐一 | 56kg | (ベストウォーリア) |
11.17 | 東京 | 霜月S | OP | ダ1400m(良) | 16 | 2 | 3 | 4.0 (1人) | 10着 | 1:24.8(37.1) | 1.1 | 内田博幸 | 56kg | エーシントップ |
12.23 | 中山 | フェアウェルS | OP | ダ1800m(稍) | 16 | 3 | 6 | 6.6 (3人) | 9着 | 1:52.3(38.1) | 1.4 | 戸崎圭太 | 56kg | ジェベルムーサ |
2014. | 2.23東京 | フェブラリーS | GI | ダ1600m(良) | 16 | 7 | 13 | 272.1(16人) | 1着 | 1.36.0(35.3) | -0.1 | 田辺裕信 | 57kg | (ホッコータルマエ) |
5. 5 | 船橋 | かしわ記念 | JpnI | ダ1600m(良) | 8 | 5 | 5 | 2.4 (2人) | 1着 | 1:39.2(36.5) | -0.4 | 田辺裕信 | 57kg | (セイクリムズン) |
6.25 | 大井 | 帝王賞 | JpnI | ダ2000m(不) | 11 | 6 | 7 | 1.6 (1人) | 2着 | 2:03.9(36.4) | 0.4 | 田辺裕信 | 57kg | ワンダーアキュート |
11. 3 | 盛岡 | JBCクラシック | JpnI | ダ2000m(重) | 16 | 8 | 15 | 4.8 (3人) | 1着 | R2:00.8(35.7) | -0.5 | 田辺裕信 | 57kg | (クリソライト) |
12. 7 | 中京 | チャンピオンズC | GI | ダ1800m(良) | 16 | 7 | 14 | 3.0 (1人) | 12着 | 1:52.2(36.9) | 1.2 | 田辺裕信 | 57kg | ホッコータルマエ |
12.29 | 大井 | 東京大賞典 | GI | ダ2000m(重) | 16 | 4 | 7 | 4.1 (2人) | 2着 | 2:03.8(37.8) | 0.8 | 田辺裕信 | 57kg | ホッコータルマエ |
2015. | 1.15中京 | 東海S | GII | ダ1800m(良) | 14 | 4 | 6 | 2.5 (1人) | 1着 | 1:50.9(37.5) | -0.7 | 武豊 | 58kg | (グランドシチー) |
2.22 | 東京 | フェブラリーS | GI | ダ1600m(良) | 16 | 2 | 4 | 2.1 (1人) | 1着 | 1.36.3(36.2) | -0.1 | 武豊 | 57kg | (インカンテーション) |
10. 7 | 船橋 | 日本テレビ盃 | JpnII | ダ1800m(良) | 12 | 3 | 3 | 1.6 (1人) | 3着 | 1.52.2(40.1) | 2.0 | 武豊 | 58kg | サウンドトゥルー |
11. 3 | 大井 | JBCクラシック | JpnI | ダ2000m(不) | 16 | 8 | 15 | 6.2 (3人) | 1着 | 2.04.4(37.0) | -0.5 | 武豊 | 57kg | (サウンドトゥルー) |
12. 6 | 中京 | チャンピオンズC | GI | ダ1800m(良) | 16 | 4 | 7 | 3.3 (1人) | 7着 | 1.51.2(38.7) | 0.8 | 武豊 | 57kg | サンビスタ |
12.29 | 大井 | 東京大賞典 | GI | ダ2000m(良) | 14 | 7 | 11 | 2.7 (2人) | 4着 | 2.04.5(39.3) | 1.5 | 武豊 | 57kg | サウンドトゥルー |
2016. 2.21 | 東京 | フェブラリーS | GI | ダ1600m(重) | 16 | 2 | 3 | 7.9 (4人) | 7着 | 1:34.6(35.6) | 0.6 | 武豊 | 57kg | モーニン |
- 競走成績は2016年2月21日現在
上記「競走成績」は、netkeiba.com「コパノリッキーの競走成績」に基づく[16]。
血統表
コパノリッキーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | Halo系 |
[§ 2] | ||
父 ゴールドアリュール 1999 栗毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ニキーヤNikiya 1993 鹿毛 |
Nureyev | Northern Dancer | ||
Special | ||||
Reluctant Guest | Hostage | |||
Vaguely Royal | ||||
母 コパノニキータ 2001 栗毛 |
*ティンバーカントリー Timber Country 1992 栗毛 |
Woodman | Mr. Prospector | |
*プレイメイト | ||||
Fall Aspen | Pretense | |||
Change Water | ||||
母の母 ニホンピロローズ1996 栗毛 |
*トニービン | *カンパラ | ||
Severn Bridge | ||||
ウェディングブーケ | *リアルシャダイ | |||
*アリーウイン | ||||
母系(F-No.) | (FN:1号族(F1-o)) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | なし。 | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
- ^ a b “コパノリッキー - 基本情報”. JBISサーチ. 2015年8月5日閲覧。
- ^ “【3歳500万下】(東京6〜7R)”. netkeiba.com (2013年1月27日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ “コパノリッキーが人気に応えて3勝目/伏竜S”. netkeiba.com (2013年3月31日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ “コパノリッキーが断然人気に応え、6馬身差のぶっちぎりV/兵庫CS”. netkeiba.com (2013年5月2日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ “【3歳次走】コパノリッキーはダービーへ、過去6戦芝は未経験”. スポニチアネックス (2013年5月4日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ “兵庫CS圧勝のコパノリッキーが骨折、全治6ヶ月”. netkeiba.com (2013年5月7日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ “【フェブラリーS】抽選突破コパノリッキー“良化の気配ある””. スポニチアネックス (2014年2月21日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ “最低人気コパノリッキーが強敵完封!鞍上ともどもGI初制覇!/フェブラリーS”. netkeiba.com (2014年2月23日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ “【フェブラリーS】最低人気コパノリッキー仰天V!単勝G1歴代2位”. スポニチアネックス (2014年2月24日). 2014年2月25日閲覧。
- ^ a b c d e f 斎藤修. “【レースハイライト】第26回 かしわ記念JpnI”. web Furlong 2014. 2015年8月4日閲覧。
- ^ a b c 深田桂一. “【レースハイライト】第14回 JBCクラシックJpnI”. web Furlong 2014. 2015年8月4日閲覧。
- ^ “【東海S】武豊コパノリッキー、新コンビ逆襲V「やっぱり強いな」”. スポニチアネックス (2015年1月26日). 2015年2月23日閲覧。
- ^ “【フェブラリーS】コパノリッキー史上初の連覇!武豊「強い」”. スポニチアネックス (2015年2月22日). 2015年2月23日閲覧。
- ^ “コパノリッキー号が故障”. 日本中央競馬会 (2015年2月24日). 2015年2月25日閲覧。
- ^ “骨折コパノリッキー3・4手術へ 今後の予定は未定”. サンケイスポーツ (2015年2月25日). 2015年2月25日閲覧。
- ^ “コパノリッキーの競走成績”. netkeiba.com. 2015年7月26日閲覧。
- ^ a b “5代血統表 - コパノリッキー”. JBISサーチ. 2015年7月26日閲覧。
- ^ a b c “5代血統表 - コパノリッキー”. netkeiba.com. 2015年7月26日閲覧。