アステリズム
アステリズム (asterism) 、あるいは星群(せいぐん)とは、複数の明るい恒星が天球上に形作るパターンである。しばしば、星を線で結んで表現される。
星座も歴史的にはアステリズムであった。しかし、プトレマイオスが48星座を定めたことで、アステリズムとは区別されるようになった。かみのけ座のように、近代にアステリズムから昇格した星座もある。現在の星座は天球上の区画として星とは無関係に定義されており、アステリズムとは共通点が薄い。[要出典]
星座の星の並び同様、地球からの距離は同じとは限らず、空間的にはまとまっていない。
アステリズムの例
1つの星座
- 三ツ星
- オリオン座δ(ミンタカ)、ε(アルニラム)、ζ(アルニタク)
- 北斗七星
- おおぐま座α(ドゥーベ)、β(メラク)、γ(フェクダ)、δ(メグレズ)、ε(アリオト)、ζ(ミザール)、η(ベネトナシュ)
- 小北斗七星
- こぐま座α(ポラリス)、β(コカブ)、γ(フェルカド)、δ、ε、ζ、η
- 南斗六星
- いて座ζ(アスケラ)、λ、μ、σ(ヌンキ)、τ、φ
- 北十字星
- はくちょう座α(デネブ)、γ(サドル)、β(アルビレオ)、ε(ギェナー)、δ(ルク)
2つの星座
多数の星座
- 春の大曲線
- 北斗七星、アルクトゥルス、スピカ
- 春の大三角
- アルクトゥルス、スピカ、デネボラ
- 春のダイヤモンド
- アルクトゥルス、コル・カロリ、スピカ、デネボラ
- 夏の大三角
- アルタイル、デネブ、ベガ
- 冬の大三角
- ベテルギウス、シリウス、プロキオン
- 冬のダイアモンド
- リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン