オリオン座ゼータ星

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オリオン座ζ星[1]
Alnitak
Ngc2024 2mass.jpg
隣の星雲はNGC 2024
星座 オリオン座
視等級 (V) 1.79[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 05h 40m 45.52666s[1]
赤緯 (Dec, δ) -01° 56′ 33.2649″[1]
固有運動 (μ) 赤経: 3.19 ミリ秒/年[1]
赤緯: 2.03 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 4.43 ± 0.64 ミリ秒[1]
距離 735.89 ± 124.27光年[注 1]
(225.73 ± 38.12パーセク)[注 1]
絶対等級 (MV) -4.978[注 2]
物理的性質
スペクトル分類 O9.7Ib [1]
別名称
別名称
オリオン座50番星[1]
BD -02 1338[1]
HD 37742J[1]
HIP 26727[1]
■Project ■Template
オリオン座ζ星A[2]
視等級 (V) 1.77[2]
位置
元期:J2000.0[2]
赤経 (RA, α) 05h 40m 45.531s[2]
赤緯 (Dec, δ) -01° 56′ 33.51″[2]
赤方偏移 0.000060[2]
視線速度 (Rv) 18.1km/s[2]
固有運動 (μ) 赤経: 7 ミリ秒/年[2]
赤緯: -2 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π) 22 ± 11 ミリ秒[2]
物理的性質
スペクトル分類 O9Iab [2]
色指数 (B-V) -0.21[3]
色指数 (U-B) -1.07[3]
別名称
別名称
オリオン座50A番星[2]
BD -02 1338A[2]
HD 37742[2], HR 1948[2]
SAO 132444[2]
■Project ■Template
オリオン座ζ星B[4]
視等級 (V) 4.21[4]
位置
元期:J2000.0[4]
赤経 (RA, α) 05h 40m 45.5s[4]
赤緯 (Dec, δ) -01° 56′ 33″[4]
赤方偏移 0.000043[4]
視線速度 (Rv) 13km/s[4]
物理的性質
スペクトル分類 B0III [4]
表面温度 24,000 K
色指数 (B-V) −0.01
別名称
別名称
オリオン座50番星B[4]
BD -02 1338B[4]
HD 37743[4], HR 1949[4]
■Project ■Template

オリオン座ζ星は、オリオン座恒星で2等星。三つ星(オリオンの帯)を形成する恒星の1つ。

特徴[編集]

連星であり、主星は2等星で青色超巨星、伴星は4等星で青白い青色巨星。2つの星の合成等級は1.79等。馬頭星雲から生れた星である。

主星には、更に主系列星の伴星が存在する。

指標 構成要素
Aa Ab
スペクトル型 O9.7Ibe OV
視等級 2.0 ~4
絶対等級 −5.25 ~-3.0
質量(M 28 23
半径(R 20
光度(L 100,000 13,000
表面温度(K 30,000
太陽との大きさの違い

名称[編集]

学名はζ Orionis(略称はζ Ori)。固有名アルニタク(Alnitak)の由来は、アラビア語で「巨人(ジャウザー)の帯、ベルト」という意味の「アン=ニターク・アル=ジャウザー」( النطاق الجوزاء al-Niṭāq al-Jawzā')を語源としている。10世紀に活躍した天文学者アブドゥッラフマーン・スーフィーの『星座の書』( Kitāb Ṣuwar al-Kawākib )では単に「アン=ニターク( النطاق al-Niṭāq)とも呼ばれている。(正則アラビア語の発音に従えば النطاق al-Niṭāq は「アンニターク」 an-Niṭāq と読むべきだが、「アルニタク」はアラビア文字の綴りそのままに読まれたものが起源となっている)「ニターク」とはオリオン座δ星の固有名ミンタカと語根を同じくしていることからも分かるとおり「腰帯、ベルト」の意味である。

参考文献[編集]

  • 鈴木孝典「アブドゥッラハマーン・スーフィーの『星座の書』における「オリオン座」および「おおいぬ座」・「こいぬ座」の記述」『東海大学文明研究所紀要』 13号、1993年
  • Kunitzsch. P., Smart. T., A Dictionary of Modern Star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations, Cambridge, 2006.

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算(誤差も同様)、光年はパーセク×3.26より計算。各有効桁小数第2位
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。有効桁小数第3位

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m SIMBAD Astronomical Database”. Results for CCDM J05408-0156AB. 2013年2月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p SIMBAD Astronomical Database”. Results for HR 1948. 2013年2月7日閲覧。
  3. ^ a b イェール輝星目録第5版
  4. ^ a b c d e f g h i j k l SIMBAD Astronomical Database”. Results for HR 1949. 2013年2月7日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]