オリオン座イオタ星

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オリオン座イオタ星
Hatsya.png
オリオン座イオタ星(ハチサ、写真では“Hatsya”と表記されている)は、オリオンの剣で最も明るい恒星である。
データ
元期 J2000      Equinox J2000
星座 オリオン座
赤経 05h 35m 26s
赤緯 -05° 54′ 36″
視等級 (V) 2.77
特徴
スペクトル分類 O9 III/B1 III
U-B 色指数 -1.08
B-V 色指数 -0.24
変光星 ?
アストロメトリー
視線速度 (Rv) 22 km/s
固有運動 (μ) 赤経: 2.27 ミリ秒/
赤緯: -0.62 ミリ秒/
年周視差 (π) 2.46 ± 0.77 ミリ秒
距離 approx. 1300 光年
(approx. 400 パーセク)
絶対等級 (MV) -5.3
詳細
質量 15 M
光度 12,600 L
表面温度 31,500 K
自転周期 130 km/s.
他の名称
Hatysa, Na’ir al Saif, Hatysa in Becvar, 44 Orionis, HR 1889, BD -06°1241, HD 37043, SAO 132323, FK5 209, HIP 26241.

オリオン座イオタ星 (ι Ori / ι Orionis) は、オリオン座の剣の部分で最も明るい恒星である。剣の先端部に位置する。ハチサ (Hatysa) 、またはアラビア語で「剣の明るいもの」という意味のナイル・アル・サイフ (Na’ir al Saif) という固有名を持つ。

オリオン座イオタ星は四重連星系であり、連星系の合成等級は2.77等である。主星は2.9等で[1]、伴星のうちの1つとは離心率0.764、周期29.1日[1]の軌道で公転する大規模な分光連星を構成する。また、別な7.4等の伴星とは11.4秒離れた実視連星系を構成する[1]。この連星系からの恒星風の衝突により、この連星系は強いX線源になっている。

脚注・出典[編集]

  1. ^ a b c ヨアヒム・ヘルマンドイツ語版 著、小平桂一 監修 『カラー天文百科』 平凡社1976年3月25日初版第1刷発行、245頁。

外部リンク[編集]