トラペジウム

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トラペジウム
Trapezium
Trapezium cluster optical and infrared comparison.jpg
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した可視光線(左)と赤外線(右)による比較画像:
NASA撮影
星座 オリオン座
視等級 (V) +4.0
視直径 47'
分類 散開星団
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 05h 35m 04s
赤緯 (Dec, δ) -05° 27′ 00″
距離 1,600光年
490pc
物理的性質
年齢 3 × 105
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トラペジウムTrapezium )は、オリオン大星雲中心部の星生成領域にある散開星団である。名称はラテン語で台形を意味する。

概要[編集]

トラペジウムは、オリオン大星雲の星生成領域で生まれた比較的若い星による星団である。現在では約300個の星からなる散開星団の大部分が宇宙塵に隠され、その一部分が見えていることが分かっている。 中でも明るい5つの星(A~E))は約15~30太陽質量を持つ重い星である。これらは直径約1.5光年の範囲内にあり、オリオン大星雲を照らし出している。 通常の望遠鏡では台形を形作る4つの星を確認できる。4つの明るい星には赤経の順にA(6.73等)、B(7.96等)、C(5.13等)、D(6.71等)の符号が付けられている。またAとBは食変光星である。

星団内の半分の星には原始惑星系円盤が確認されている。加えて、星団内に褐色矮星や"runaway star"(天球上で大きな固有運動を持つ恒星)も確認されている。

2012年には、星団内の星の速度が大きく異なることについて「太陽質量の100倍以上の中間質量ブラックホールが存在するのではないか」という説が提唱されている[1]

歴史[編集]

1617年2月7日のガリレオ・ガリレイによるスケッチにA、C、Dの三つの星を観測した記録が残っているのが最初の観測事例である。その後1673年にBが複数の観測者により発見され、4つの星による散開星団と考えられていた。 後に、1826年にE(10.5等)をフリードリッヒ・フォン・シュトルーベが口径9.5インチ反射望遠鏡を使用し発見、1830年にはJをジョン・ハーシェルが、1888年にはKをアルヴァン・クラーク (Alvan Clark) がリック天文台の口径36インチ望遠鏡を使用し発見、さらに同年同機器でH(16等)をエドワード・エマーソン・バーナードがそれぞれ発見している。

脚注[編集]

  1. ^ Ladislav Subr, Pavel Kroupa, Holger Baumgardt. “Catch me if you can: is there a runaway-mass black hole in the Orion Nebula Cluster?”. 2013年3月18日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]