ティコ第二星表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ティコ第二星表(en:Tycho-2 Catalogue)は250万を超える星を収録している星表。この星表は2,539,913個の恒星の位置固有運動光度の情報を含んでいる。重星は基本的にひとつずつ掲載しており、0.8秒角の間隔があるものまでは両方の情報を含んでいる。11等星までの恒星で99%、11.5等星までの恒星では90%の精度を持っている。

星表の作成に使用した等級と位置のデータは欧州宇宙機関ヒッパルコス衛星によって集められた。ティコ星表と同じ観測方法を使っているが、ティコ第二星表はより進んだ画像技術によってさらに精密に、多くの星を扱っている。

固有運動の正確性は天体図(AC2000版)と143のその他の地上天文台星表との比較で2.5ミリ秒角/年であり、全てヒッパルコス天球座標系にあわせている。固有運動を見つけられなかった星は10万程度である。位置の精度は天体誤差は7秒角に押さえ、全ての星を総合しても誤差は60秒角程度である。観測期間は1989.85から1993.21までであり平均元期は1991.5となっている。光度の精度は9等星より明るい星は高度測定については0.013等級までの誤差でありそれ以外も含めると0.10等級までの誤差である。

米海軍天文台ティコ星表天体図の資料を集め組み合わせたACT参照星表(Astrographic Catalog/Tycho 略称ACT)を編纂し、百万近くの星を収集し、纏め上げた。ティコ星表と天体図の作成期間は大きく、固有運動の情報が多く取れたため、ACT参照星表では固有運動の制度を一桁上げた。250万以上の星を収録するティコ第二星表の公開に伴い、現在ではACT参照星表の役割はティコ第二星表が果たしている。

特定の星に早くアクセスすることが出来るように、WCSツールソフトウェア番号の互いの星がガイドスター領域番号を使用しており、領域ごとに五桁の星番号をもち、少数番号で分かれている。sty2はティコ第二星表の収録星を番号か星図領域に分けて掲載している。imty2ではIRAF、FITSイメージと世界座標方式の表題で定義している。

関連項目[編集]