Cinema Songs

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Cinema Songs
薬師丸ひろ子カバー・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル ビクターエンタテインメント
プロデュース 薬師丸ひろ子
吉俣良
チャート最高順位
薬師丸ひろ子 アルバム 年表
時の扉
2013年
Cinema Songs
2016年
Best Songs 1981-2017
Live in 春日大社

2017年
EANコード
EAN 4988002724239
ASIN B01LTHLXZI
JAN 4988002724239
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Cinema Songs』(シネマ ソングス)は、薬師丸ひろ子カバー・アルバム2016年11月23日にビクターエンタテインメントから発売された。商品番号はVICL-64735。

解説

薬師丸ひろ子の映画音楽カバーアルバム。薬師丸ひろ子自らがセレクトした、国内外の映画音楽スタンダード曲を収録している。前作の『時の扉』に引き続き、吉俣良が編曲を担当している。ディスクジャケットのカメラマンには下村一喜を起用している。

初回生産分には、ボーナストラックとして、「セーラー服と機関銃〜Anniversary Version〜」 を収録している。

当初は洋楽〔英語詞〕だけにしようとする案もあった[3]。しかし、日本語の載った素晴らしい訳詞の存在もあり、結果、英語詞だけでなく、日本語詞も含む選曲となった[3]。選曲の根底には、歌の世界の先人たちから「決して歌わされるな、歌いたいものを歌え。それが信念になる」と常々アドバイスされたことが影響している[3]

洋画は、薬師丸自身が知っているもの、世間で馴染み深いもの、気持よくメロディアスなものといった選曲をした結果、1950年代から1970年代の音楽になった[4]。主題歌ではないが、耳に残る、記憶に残る曲も選んでいる[3]

当アルバム発売前に行われた『世界遺産劇場 春日大社 第六十次式年造替奉祝 薬師丸ひろ子コンサート』(2016年9月)では、収録曲のうち「戦士の休息」・「愛のバラード」・「ムーン・リバー」の3曲を歌唱した[5]。11月には『Cinema Songs』発売記念コンサートとなる『Premium Acoustic Night 〜シネマソングス〜』がビルボードライブ東京で開催された[6]。『Premium Acoustic Night』は追加公演が2017年1月にEX THEATER ROPPONGIで行われることになった[7]

麻倉怜士によれば、ハイレゾ化された『Cinema Songs』の中でも特に「カヴァティーナ」は薬師丸の魅力の再現に成功していると述べている[8]

薬師丸が歌う「追憶」は、2017年4月放送のフジテレビ系ドラマスペシャル『女の勲章』の主題歌に採用された[9]

新たなマスター音源を採用した、アナログLP2枚組がステレオサウンドから2019年3月31日にリリースされる(型番:SSAR-038 - 039)[10]

オリコンチャートの登場週数は8週、チャート最高順位は週間28位、累計7,811枚のセールスを記録した[11]

収録曲

全曲編曲:吉俣良(ボーナストラックを除く)

  1. ムーン・リバー
  2. Smoke Gets In Your Eyes
  3. Mr.Sandman英語版
  4. ベンのテーマ
  5. Tea For Two
  6. Cavatina
  7. トゥモロー
  8. 追憶
  9. コール
  10. 愛のバラード
  11. 戦士の休息

ボーナストラック

  1. セーラー服と機関銃〜Anniversary Version〜

脚注

  1. ^ Cinema Songs 薬師丸ひろ子”. ORICON STYLE (2016年12月5日). 2017年1月7日閲覧。
  2. ^ Billboard Japan Hot Albums Charts”. Billboard JAPAN (2016年12月5日). 2017年1月7日閲覧。
  3. ^ a b c d 【薬師丸ひろ子】薬師丸ひろ子「35年も歌を聴いてもらっていること自体が奇跡です」 映画と音楽をテーマに『シネマソングス』…(2/7ページ)”. 産経ニュース (2016年12月23日). 2017年1月4日閲覧。
  4. ^ 【薬師丸ひろ子】薬師丸ひろ子「35年も歌を聴いてもらっていること自体が奇跡です」 映画と音楽をテーマに『シネマソングス』…(1/7ページ)”. 産経ニュース (2016年12月23日). 2017年1月4日閲覧。
  5. ^ 薬師丸ひろ子、世界遺産コンサートで映画デビュー作『野性の証明』主題歌を初歌唱”. Musicman-NET (2016年9月26日). 2016年9月26日閲覧。
  6. ^ 薬師丸ひろ子、「Cinema Songs」発売記念コンサートで恩師・高倉健への想いを披露”. Musicman-NET (2016年11月28日). 2016年12月13日閲覧。
  7. ^ 薬師丸ひろ子「夢を作る仕事」と健さんとの思い語る - 音楽”. 日刊スポーツ (2016年11月25日). 2016年12月13日閲覧。
  8. ^ 35年ぶりセーラー服と機関銃が艶やか、麻倉怜士推薦のハイレゾ音源は? (1/3)”. 麻倉怜士のハイレゾ真剣勝負. ASCII.jp (2017年2月5日). 2017年2月5日閲覧。
  9. ^ 薬師丸ひろ子が歌う名画主題歌「追憶」 松嶋菜々子主演ドラマのテーマ曲に”. ORICON NEWS (2017年4月8日). 2017年7月29日閲覧。
  10. ^ 新規マスターを採用した特別仕様のアナログ盤、薬師丸ひろ子「Cinema Songs」予約受付を開始しました!”. Stereo Sound ONLINE (2019年3月14日). 2019年3月15日閲覧。
  11. ^ Cinema Songs 薬師丸ひろ子”. you大樹. オリコン. 2020年7月26日閲覧。
  12. ^ 坂本美雨 (2016年11月21日). “ゲストは…薬師丸ひろ子さん”. ディア・フレンズ. TOKYO FM. 2016年11月22日閲覧。
  13. ^ “薬師丸ひろ子が歌う名画主題歌「追憶」 松嶋菜々子主演ドラマのテーマ曲に”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年4月8日). https://www.oricon.co.jp/news/2088907/full/ 2017年4月9日閲覧。 

外部リンク