2010年ストックホルム爆破事件

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2010年ストックホルム爆破事件
場所 スウェーデンストックホルム
座標 北緯59度20分8.5秒 東経18度3分35.2秒 / 北緯59.335694度 東経18.059778度 / 59.335694; 18.059778座標: 北緯59度20分8.5秒 東経18度3分35.2秒 / 北緯59.335694度 東経18.059778度 / 59.335694; 18.059778
日付 2010年12月11日
午後4時48分 (UTC+1)
標的 不明
攻撃手段 自爆テロ
死亡者 1人(犯人)
負傷者 2人
容疑者 タイムール・アブデル・ワハブ

2010年ストックホルム爆破事件スウェーデンの首都、ストックホルムの繁華街で発生した自爆テロ事件である[1]

スウェーデン・テレビによれば北欧諸国での自爆テロは史上初である[2]

概要[編集]

2010年12月11日午後4時48分、ストックホルム市内でも有数のショッピングストリートであるドロットニングガータン通り近くの商業施設に停車中のアウディ・80ステーションワゴンが爆発、車内にいた2人が軽傷を負った[3]。その直後に数百ヤード離れた路上で別の車に乗った男が自爆、男は死亡した[4]。この日はクリスマスセール商戦の初日であり多くの買い物客でにぎわっていた[5]。爆発が起きた路上はノーベル賞授賞式が行われた会場の近くで、前日化学賞授賞式が行われたばかりだった[6]

捜査[編集]

カール・ビルト外務大臣は「爆発はテロだった」とTwitter上で声明を発表[7]。なんらかの手違いで標的に到着する前に誤って爆発した可能性があると見て捜査[8]

12日夜、スコットランドヤードは死亡した犯人が1-2年前に住んでいたロンドン北部ルートンの犯人宅を反テロリズム法に基づき家宅捜索した。

容疑者[編集]

消息筋[誰?]によれば男の名はタイムール・アブデル・ワハブ、28歳でバグダード生まれのイラク系スウェーデン人。1992年にスウェーデンに移住、ベッドフォードシャー大学英語版に2001年から2004年まで留学して理学療法を学ぶ。卒業後結婚し妻子4人とイギリスで暮らしていた。

モスクでは過激に歪んだ極端な思想を唱えていたという[9]

スウェーデン通信には爆発の10分ほど前に「我々の兄弟姉妹、我々の子どもたちは死につつある。諸君の子どもたち、娘たち、姉妹たちも死ぬだろう」といったメッセージが届いていた[10]

シュムク・イスラーム英語版は「われらが兄弟はストックホルムにおける作戦で殉死を遂げた」とする文書をサイト上に掲載している[11]

電子メールでの脅し[編集]

犯人のタイムール・アブデル・ワハブは、警察に送った電子メールスウェーデン軍アフガニスタン駐留やムハンマドを犬に模した風刺画を制作したスウェーデンの芸術家、ラーシュ・ビルクスを非難していた[12]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ スウェーデン爆破事件、容疑者は英大学で学んだイラク系男性か
  2. ^ “スウェーデンで北欧初の自爆テロ 男はイラク出の元留学生”. 産経新聞. (2010年12月13日). http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101213/erp1012131035002-n1.htm 2010年12月14日閲覧。 
  3. ^ “ストックホルム中心部で車が爆発、1人死亡2人負傷”. AFPBB. (2010年12月12日). http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2778827/6574765?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics 2010年12月14日閲覧。 
  4. ^ “スウェーデン・ストックホルム、12月11日に発生した「爆破テロ事件」の影響”. TRAVELVISION. (2010年12月14日). http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=47182 2010年12月14日閲覧。 
  5. ^ “連続爆破テロ、3人死傷=実行犯は死亡か-ストックホルム”. 時事通信. (2010年12月13日). http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010121200020 2010年12月14日閲覧。 
  6. ^ “ストックホルム 繁華街で爆発”. NHK. (2010年12月12日). http://www3.nhk.or.jp/knews/20101212/k10015795951000.html 2010年12月14日閲覧。 
  7. ^ “自爆テロ、3人死傷=ストックホルム”. 時事通信. (2010年12月11日). http://www.jiji.com/jc/p?id=20101212112611-0224506 2010年12月14日閲覧。 
  8. ^ “英当局、ロンドン郊外で家宅捜索=ストックホルムの爆弾テロ事件で”. ウォールストリート・ジャーナル. (2010年12月14日). http://jp.wsj.com/World/Europe/node_159818 2010年12月14日閲覧。 
  9. ^ “スウェーデン自爆テロ、容疑者宅を捜索”. 毎日放送. (2010年12月14日). http://www.mbs.jp/news/jnn_4600379_zen.shtml 2010年12月14日閲覧。  2010年12月28日リンク切れを確認
  10. ^ “爆弾犯はイラク生まれの男か ストックホルム3人死傷”. 朝日新聞. (2010年12月13日). http://www.asahi.com/international/update/1213/TKY201012130045.html 2010年12月14日閲覧。 
  11. ^ “スウェーデン爆破事件、容疑者は英大学で学んだイラク系男性か”. AFPBB. (2010年12月13日). http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2778915/6579493?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics 2010年12月14日閲覧。 
  12. ^ 北欧初の自爆テロか ストックホルム、3人死傷

外部リンク[編集]