倉敷中央病院
| 情報 | |
|---|---|
| 正式名称 | 財団法人 倉敷中央病院 |
| 許可病床数 | 1151床 感染症病床:10床 一般病床:1141床 |
| 機能評価 | 一般500床以上:Ver5.0 付加機能評価(リハビリテーション機能) |
| 開設者 | 財団法人倉敷中央病院 |
| 管理者 | 小笠原敬三(院長) |
| 開設年月日 | 1923年6月2日 |
| 所在地 |
〒710-8602
岡山県倉敷市美和一丁目1番1号
|
| 位置 | 北緯34度36分6秒 東経133度46分30秒 / 北緯34.60167度 東経133.775度 |
| 二次医療圏 | 県南西部 |
| PJ 医療機関 | |
財団法人 倉敷中央病院(ざいだんほうじん くらしきちゅうおうびょういん)は、岡山県倉敷市美和の民間病院。発行する文書で使用する略称は倉中(くらちゅう)もしくはKCH。
目次 |
[編集] 概要
倉敷中央病院は、岡山県倉敷市の民間総合病院。市民の間では通称として中央(ちゅうおう)や中病(ちゅうびょう)が用いられることがある。岡山県西部の中核的な医療機関であり、地域がん診療連携拠点病院、総合周産期母子医療センター設置病院、地域医療支援病院、岡山県災害拠点病院、エイズ治療拠点病院、医師の卒後臨床研修指定病院でもある。
高度医療を担う急性期基幹病院を標榜していることにより、夜間は県北から患者が搬送されることも少なくない。また、倉敷市中心部に公立病院はなく、市立病院的な役割も担っている。[1]
[編集] 成り立ち
創立者は、当時、倉敷紡績社長で、大原美術館なども設立した、大原孫三郎である。彼は、石井十次の岡山孤児院に運営資金を提供するなど、社会問題の改善に尽力しており、病院設立もその一環であったと思われる(その他、大原社会問題研究所、倉敷労働科学研究所、大原農業研究所なども設立した)。
設立時の建物は患者が安心して治療に専念できるように、それまでの病院の冷たいイメージを排除するため様々な工夫がなされていた。その一つに病棟に赤レンガと赤い屋根を取り入れたデザインを採用[2]、患者や外来者が自由に利用できる温室や結核病棟の横には噴水のある中庭などもあった。2階建ての病棟には患者の負担を減らすために倉敷市内では初めてのエレベータが導入された。新しい医療技術の研究・導入にも積極的で、ユニークだったものとして喘息塔がある。これは、上空の清浄な空気を取り入れ、喘息など気管支疾患の患者に供給するための鉄塔であった。
その後、1973年(昭和48年)から始まった全面的な増改築により多くの病棟が近代的な建物に変わって行き、喘息塔は水島コンビナートによる光化学スモッグのため、鉄塔程度の高度では清浄な空気とはいえなくなり、撤去されてしまった。一方、病棟の外観は旧病棟に合わせ赤い屋根に統一し、外来棟と臨床検査棟の間に設立当時のものを再現した温室が作られ、外来患者の憩いの場となっている。[3]開業当時のエレベータは若干の改造と塗装をした後、2002年(平成14年)に増築された外来棟の電話ボックスとして利用されているなど、往時の面影も残されている。[4]
[編集] 京都大学との関係
大原孫三郎が病院設立に先立って、当時の京都大学総長で岡山の第三高等中学校医学部へ赴任したこともあった荒木寅三郎と基本方針を検討。その後、荒木によって京大医学部から多くの人材が派遣された。[5][6]それ以来、京大医学部とは密接な関係が続いており、現在でも京大出身の医師が多く、小笠原院長や後述の光藤医師も京大出身である。
[編集] 診療科
- 内科一般
- 消化器内科
- 呼吸器内科
- 糖尿病内科
- 腎臓内科
- 血液内科
- 内分泌代謝
- リウマチ膠原病
- 循環器内科(ペースメーカー外来)
- 心臓血管外科
- 神経内科
- 呼吸器外科
- 脳神経外科
- 脳卒中科
- 外科(乳腺外来、小児外科外来、緩和ケア外来、スキンケア外来)
- 耳鼻咽喉科・頭頸部外科(難聴・めまい外来、咽頭・嚥下外来、甲状腺腫瘍腫瘍外来、補聴器外来)
- 整形外科(2007年(平成19年)9月より、原則として、紹介状がある、もしくは予約のある患者のみ。救急はのぞく)
- 泌尿器科(女性泌尿器外来、男性不妊外来)
- 産婦人科(不妊・IVF外来)
- ペインクリニック(疼痛外来)
- 小児科(内分泌、心臓病・血液、喘息、腎臓病、未熟児、発達、神経、子どもの心、遺伝子カウンセリング外来、予防接種、1ヶ月健診)
- 眼科(緑内障外来、糖尿病網膜症外来)
- 皮膚科
- 形成外科(下肢静脈瘤外来)
- 美容外科(形成外科医、皮膚科医が担当)
- 精神科(入院施設がないため、必要な場合は紹介。2008年(平成20年)4月より、原則として、紹介状がある、もしくは予約のある患者のみ)
- 放射線科
- リハビリテーション科(装具外来)
- 歯科(矯正)
[編集] 医療技術
病院の実績を評価する基準に手術件数があるが、多くの手術分野で中四国ではトップクラスにある。特に、光藤和明(みつどう・かずあき)が心カテーテル治療の分野では有名で、1982年(昭和57年)から1万9千例以上の実績がある。以前、台湾で光藤の治療を受けた李登輝元総統が、再度診察を受けるために、2001年(平成13年)4月、倉敷を訪れたことが全国ニュースで報じられ話題となった。
- 手術件数:年間 11,261件(手術室19室)
- MRI:1日平均 約120件(1.5T MRI:5台)
- CT:1日平均 約200件(CT:5台)
- 心臓カテーテル検査:年間5,245件
- 冠動脈インターベンション:年間 1,597件
[編集] 院内施設
- 心臓病センター
- 倉敷中央看護専門学校
- 三和保育園 美和分園 - 旧病棟の一部を利用し、職員の子息、子女に対して24時間保育を提供。
[編集] 関連施設
- 倉敷リバーサイド病院 - JFEスチール(当時は川崎製鉄)がJFE団地に隣接する場所に設立した川鉄水島病院が前身。
[編集] かつての関連施設
- 西条中央病院 - 愛媛県西条市にあり、クラレ西条の従業員と地域の一般住民を対象として1954年4月29日に開設された病院。倉敷中央病院分院であった。1984年10月に倉敷中央病院から独立し、医療法人の経営となった。
[編集] 交通アクセス
- 山陽本線「倉敷駅」から、いずれも 「中央病院前」下車。
- 瀬戸大橋線「児島駅」から、下電バス「倉敷駅行」で45分、「中央病院前」下車。
- 瀬戸大橋線「茶屋町駅」から、下電バス「倉敷駅、イオンモール倉敷行」で20分、「中央病院前」下車。
- シャトル便 - 倉敷リバーサイド病院との間でマイクロバスによるシャトル便が運行されている。倉敷中央病院の北駐車場を7:30/9:10/13:00/15:00発、倉敷リバーサイド病院のバス停留所を8:20/10:00/14:00/16:00発の1日4往復。運賃は無料で、一般の患者も利用できる。
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
[編集] 外部リンク
|
|||||||||||||||||