絶対可憐チルドレンの登場人物

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絶対可憐チルドレンの登場人物(ぜったいかれんチルドレンのとうじょうじんぶつ)では、椎名高志の漫画作品『絶対可憐チルドレン』に登場する人物について詳述する。

この作品の登場人物の名前は源氏物語の登場人物やその関係者から取られていることが多い。これについて著者は、「源氏物語は名前をイチから考えるのがめんどくさいので引用元にした」、「読み切りの時点で主要人物が6人もいたし、何か共通のイメージがあった方がいいかと思ってやってみたら、これがなかなか語感が良かった」からだと述べている[1]

作品内で時間経過があるため、最初10歳(小学4年生)だったチルドレンも、第10巻7th sense以降は小学5年生、第15巻10th sense以降は小学6年生、第16巻3rd sense以降は中学1年生、第29巻5th sense以降は中学2年生になっている。

B.A.B.E.L.[編集]

  • 各エスパーチーム
    • ザ・チルドレン
      • ザ・スリーピング・スノーホワイト
      • ザ・イクスプロレイター
      • シャドウ・オブ・ザ・チルドレン
    • ザ・ワイルドキャット
    • ザ・ハウンド
    • ザ・ダブルフェイス
    • 笹目4姉弟(ザ・リドル・ウィメン&ザ・リトル・マイス)
  • 桐壺帝三、柏木朧

P.A.N.D.R.A[編集]

リーダー[編集]

兵部 京介 (ひょうぶ きょうすけ)
- 遊佐浩二(幼少期:井上麻里奈[2] / 平野綾〈THE UNLIMITED〉)
1930年04月15日生まれ[3]。星座は牡羊座。血液型はO型。身長172センチ、体重56キロ。スピンオフ作品『THE UNLIMITED 兵部京介』(以下『THE UNLIMITED』)の主人公。
パンドラの首領で、多数の能力を持つ強力なエスパー。2010年現在実年齢80歳だが、超能力でテロメアをコントロールし若い肉体を保っている。作者によれば兵部は皆本と対になるキャラで、ユングでいうところの「シャドウ」とのこと[4]。名前の由来は兵部卿宮から。
能力
レベル不明の複合能力者念動精神感応瞬間移動催眠生体コントロールといった多くの能力を持ち、いずれも高い超度であるが、正確な種類やレベルは不明(ただし空を飛べることから念動は超度6以上であり、大戦中も飛んでいる描写があるので当時から超度6以上だったことが分かる)。陸軍特務超能部隊として能力の訓練及び強化を受けているとともに、目の前で死んでいった戦友の能力をテレパシーによって受信し、自らのものとしている。額に銃撃を受けたショックで能力が常時暴走状態となっており、受信した複数の能力を覚醒させるとともに、超能力の念波周波数をある程度コントロールできるようになっており、これによりECMや能力測定が通じない。また、薫と将来対決することになるという皆本の記憶には伊-九号がプロテクトをかけており、紫穂でさえ破れなかったが、この能力自体が大戦中に特務部隊が使用していたものであるため兵部や不二子は簡単に解いてしまった。
性格
普段は飄々・策士然としているが、その実、大人気なく短気。パンドラのメンバーからは慕われているものの、同時に年甲斐もなく無茶ばかりしたり気まぐれな行動を見せることから、不安がられたり呆れられたりすることもある。また冷酷で残忍な一面も持ち合わせており、気に入らない者は自分と同じエスパーであろうとも平然と殺害する。その為、兵部を憎み嫌うエスパーも数多く存在する。過去にノーマルに裏切られて殺されかけた事からか、ノーマルに対しては非情そのものであり、エスパーの気持ちは同じエスパーにしか理解出来ないと断言している。一度だけノーマルの少女を助けた事があるが、それは単に彼女が薫に似ていただけという、気まぐれな理由からである。
戦前生まれの為、センスや嗜好が周囲とかなりずれており[5]、パンドラのメンバーの頭痛の種になる事もしばしばだが、本人はネタとしてわざとやっているかのような描写も見られる。また年齢に似合わず基本的には学生服姿であるが、これは自分と仲間の為の喪服の意味もある(また昭和40年代はこの学生服姿を逆手に取り、謎の転校生として密かにエスパー集めをしていたが、現在ではいろいろ面倒になり勧誘が直球になった)。
破壊の女王(薫)、光速の女神(葵)、禁断の女帝(紫穂)という異名を名付けた人物であり、自らも「銀髪の貴公子」と称しているが、周囲(敵・味方問わず)からはロリコン」「変態」「おかっぱ頭」「じじぃ」「ストーカー呼ばわりされている。薫からは「京介」と名前で呼ばれる(アニメ版では途中まで「兵部さん」と呼ばれていた)が、この事が兵部を心酔するパンドラメンバーの嫉妬を煽っている。
対人関係
薫に対しては彼女の才能や予知での運命から、自分自身を重ねて異常な愛情(薫たちが孫のような感情)を注いでおり、彼女の幸せのためなら命すら投げ出す覚悟がある。薫達チルドレンがパンドラのリーダーになる事を勝手に運命付けている為、葵や紫穂からは強い嫌悪感を抱かれている。
一方、ザ・チルドレンの指揮官である皆本には、かつて自分を裏切り射殺しようとした上官へのイメージを酷く重ねており、更には薫の想い人ということで、かなりの憎悪と執着、嫉妬を抱いている。催眠術で苦しめたり、バベルのエスパー達の前で自分を撃たせようとしたり、嬲るように苦痛と苦悩を与え続けているが、逆に試練を与え皆本の成長を促しているともとれる。また皆本の死はそのまま薫の死に繋がる運命のため[6]、皆本の命も薫の死の回避のため救わなければならないのが現状であって、そのジレンマから抜け出す方策に頭を悩ませている。
蕾見不二子は兵部にとって姉のような存在であり、同時に兵部に数多くのトラウマを与えた張本人でもある。戦後は思想を違え対立しているが、兵部の方は未だ親愛の情を持っている様子も垣間見せており、時折彼女を「姉さん」とも呼んでいる。ただし彼女の説得には一切耳を貸そうとせず、作中で一度彼女を本気で殺そうとしたこともあり、そのときは薫に阻止された。
目的
ノーマルに疎外されたエスパー達を解放しエスパーの楽園を作る事を目的としているが、それは世界からノーマルを完全排除することを前提としており、薫に説得されてもそれだけは絶対に譲らないと主張している。前述の通り、気に入らない者は同じエスパーであろうが平然と殺害するが、子供に対しては敵味方問わずに幸せを願っており、その点では皆本や不二子もある程度信頼している。
伊-八号の脳を用いて未来を予知しており、彼もまた上記の理想のために未来を変える事を目的としている。そのために「黒い幽霊」を排除して未来における戦争の主導権を握るとともに、薫を始めとするチルドレンメンバーを引き込んだ上で薫をパンドラの女王とし、全エスパーの救世主にしようと動いている。ただし薫を引き入れることに関してはパンドラのメンバー全員が賛同している訳ではない。また自身の理想に加えて薫の悲劇的な最期の回避も望んでおり、そのために小学生編の最終章では、自らを犠牲にしてまで皆本を少年に戻そうとしている。
過去
超能力研究者の父(声 - 堀内賢雄)とエスパーの母の間に生まれるが、母は父の実験で身体を酷使し死亡、それを悔いた父は「超能力は人を不幸にする」と考え、兵部の能力を悪用されぬよう共に大陸に移り住む。1937年、父の病死に伴い日本に帰国、父の大学時代の友人で同じく超能力研究者だった蕾見男爵(声 - 星野充昭(THE UNLIMITED 兵部京介))に引き取られ、不二子の弟分になると共に、バベルの前身となる陸軍特務超能部隊に弱冠7歳で入隊する。グリシャムの乗った戦闘機を撃墜し、グリシャムに瀕死の重傷を負わせている他、沖縄戦にも従軍しており、後にパンドラのメンバーと共に沖縄を訪れた時は波間に一輪のユリの花を投げ入れ、ノーマルもエスパーも関係なく戦没者に黙祷していた。また伊-八号、九号による未来の薫の射殺シーンの予知も、彼らによってこの頃には兵部に伝えられていた。
大戦末期[7]、回収された伊-八号の脳から未来を予知し、兵部がエスパーを率いて破壊者となることを知った隊長は、蕾見邸において兵部を銃撃(額の銃痕はそのときのもの[8])。奇跡的に助かった兵部は隊長や特務超能部隊の幹部達を惨殺。信じていた祖国や上官に裏切られたことで、ノーマルに不信と憎悪を抱き、同じようにノーマルに迫害されたエスパーを集め、パンドラ結成に至る。発足したばかりのバベルで、20人以上の職員を殺害したこともある。薫が産まれた当日、彼女の姿を見に行った時に成り行きで5件のお産に付き合わされ、疲労した所を当時12歳の賢木に偶然発見され、賢木があっさり通報した不二子に敗北してバベルに囚われた。
現在
エスパー犯罪史上最悪の人物とされ、皆本は桐壷から聞かされるまでは存在を知らなかった。犯罪エスパー収容施設の地下500メートルに極秘にハンニバル・レクターさながらに収容されていたが、記録を残さず何度も外に出ており、施設にいたのは隠密活動に都合が良かったからに過ぎなかった。脱獄し表立って活動するようになって以降は皆本やザ・チルドレン(特に気に入っている薫)に事あるごとに接触している。
パンドラ関係者から少佐と呼ばれているが、これは戦時中の階級が表向きの戦死により二階級特進したもの。
若い肉体は超能力で無理矢理保っているに過ぎず、長期戦は彼にとって大きな負担となる。現在は体調も芳しくなく生命エネルギーも尽きかけており、特殊な薬で何とかもたせているもののその余命はもう短い状態にあり、このためチルドレン達をパンドラ側に引き込む事に内心ではやや焦っている模様。その割に海外活動に専念する為、小学生編末から中学生編開始まで日本を離れていた。
チルドレンの中学2年進級直前、フェザーと共に「黒い幽霊」に攻め込みギリアムと対峙するが、重傷を負い、フェザーに自分のバックアップを残した後自分の肉体が利用されないよう虚数空間に瞬間移動し生死不明になる。
ユーリと思しき人物と、ザ・チルドレンの戦闘に介入する形で帰還が予知されている。約三か月から六か月後の予知である
未来
本来たどるべき歴史では、「黒い幽霊」に攻め込んだ時にユーリの手に落ち、身体を解剖され「黒い幽霊」の実験材料にされたことがフェザーによって回想されている。ただ「薫を女王としてパンドラに引き込む」悲願は果たした形となっている。また前述の通りこのフェザーの知る結末は現時空においては改変されている。

幹部[編集]

パンドラの発足に携わった初期メンバーと思われる3名。3名は同じ紛争地域[9]で育ち、幼少の頃に兵部に拾われた過去を持つ。皆本とチルドレン同様、こちらも「それぞれバビ●二世・ロ●ム・ポ●イドン・ロプ●スのイメージ」であると原作者はコメントしている[10]。なお、「THE UNLIMITED 兵部京介」の放送に伴いこの3人のプロフィールが明らかになった。

真木 司郎(まぎ しろう)
声 - 落合弘治(子供時代:比嘉久美子
03月11日生まれ。星座は魚座。血液型はO型。身長186センチ、体重82キロ。
パンドラの幹部の1人。初登場時26歳、現在29歳。超度6の合成能力者で、能力で炭素単結晶繊維を精製し、それを髪に混ぜ込んで伸縮自在に操ることができる。精製した炭素繊維は物体をも通過する(繊維を切れるのは現時点で兵部と薫のみ)が、通電しやすい炭素を使用している為、電撃に弱い。また長髪を翼に変形させ、念力も補助に使うことで空を飛べる。
幹部の中では一番年上でリーダー格。兵部の補佐を務めることが多く、パンドラの事実上の副官であるが、同時に兵部の気まぐれに振り回される苦労人でもある。また兵部を叱責できる貴重な人物。戦闘能力も高く、単独で不二子やチルドレンをあしらえるほどの実力者だが、チルドレンと戦う時は兵部から彼女たちを傷つけない事を条件にされることが多く、それが原因で皆本に弱点を見抜かれチルドレンに敗れたこともある。
外見はムサい長髪のちょいわるおやじ風。外見については葉から「炭素繊維を取ったらハゲ」と言われたこともあるが、実際は短髪のさわやかな好青年風である。名前の由来は真木柱及びマギー司郎から。
加納 紅葉(かのう もみじ)
声 - 千葉紗子 / 大原さやか(THE UNLIMITED)
01月05日生まれ。星座は山羊座。血液型はO型。身長180センチ、体重53キロ。
パンドラの幹部の1人。初登場時21歳、現在24歳。テレポート基本の合成能力者で、空間を一部固定することができる。それを応用して相手の動きを封じたり、薫の超能力を使ったパンチを容易く止めるほどの怪力を使うことができる。テレポートを単体で使ったり、念動を使うことも可能。
行動は行き当たりばったりで、考えるより先に手が出る性分。目的達成の為ならば、ノーマルを巻き添えで攻撃する事も躊躇わない。力の加減が下手なのか、パティ戦において気絶したカガリを叩き起こそうとした際、戦闘不能寸前にしかけたことがある。
空爆で家族を失ったショックから超能力に目覚め、真木・葉と共に兵部に拾われた。当時の事は今も軽いトラウマになっており、時々悪夢にうなされている。
クールなイメージとは裏腹に、実は固太った中年オヤジ萌え属性持ち。桐壷が好みのタイプであり、真木にはもっと老けて太ってほしいと考えている。
名前の由来は紅葉賀から。
藤浦 葉 (ふじうら よう)
声 - 羽多野渉
生年月日及び星座は不明。血液型はB型。身長177センチ、体重64キロ。
パンドラの幹部の1人。初登場時17歳、現在20歳。念動力ベースの合成能力者で、振動波を操り、物体を破壊する攻撃を得意とする(特に声を媒介した場合、岩をも粉砕する破壊力を出せる)。応用すれば浮力を得たり温度を上下させることができる。ただし大技を繰り出すには力を溜める必要があるため、連続攻撃に弱い。
幹部の中では最年少で、一見すると今時の若者。兵部を信頼しているが、彼のいい加減な態度に対しては不満があり、他人(主に真木)のせいにして遠慮なく毒舌を吐く。一方でこれらの毒舌は兵部への甘えと依存心の裏返しとも取れる場面もあり、実際、子供の頃は一番の甘えん坊で、兵部が傍に居ないと泣き出して超能力を暴走させており、紅葉や真木を散々苦労させている。
本拠地の客船カタストロフィ号で暮らす幼い子供達の良きお兄ちゃん的存在で、よく一緒に遊んでやっている。パンドラの仲間のことは大切にするが、敵に対しては非常に攻撃的。チルドレンが未来のリーダーとなることに納得していない為、彼女達への態度も厳しく、傷つけることも躊躇しない。
名前の由来は藤裏葉から。

構成員[編集]

桃太郎(ももたろう)
声 - 釘宮理恵
大日本帝國軍超能力研究員によってエスパーへと改造させられたモモンガ。空気の塊を誘導弾として使用するなど高い戦闘力を持ち、精神感応能力で人間と会話も出来る。他にも予知能力も持つ。大好きなのはヒマワリの種。
元々はペットとして研究所で飼われており研究員に育てられていたが、ある日突然改造されたことから人間を憎んでいた。
戦後数十年経って発見された軍研究施設の冬眠カプセルから脱走したはいいが、力尽きて倒れていた所を薫達に拾われる。薫はモモンガである事からそのまま「とっとこ桃太郎」と名づけようとしたが葵、紫穂が「とっとこ」をはずさせ「桃太郎」となった。裏切られたと勘違いし薫達にも一度襲い掛かったが、乱入してきた兵部によって落ち着き、最終的には彼に引き取られた。パンドラのメンバーではなく兵部が預かっているだけであるため、兵部よりも薫の言うことを聞く。生意気な性格で好物に釣られて機密を喋ったりするため、兵部や真木は齧歯類と蔑むが、兵部は自分とよく似た境遇であり、彼と対等に接し遠慮のないツッコミも入れてくる桃太郎のことを気に入っているようで、よく肩に乗せたり服の中に入れたりして一緒にいる。都合が悪くなると冬眠モードと称して寝たふりをする。げっ歯類故なのか、猛禽類は苦手としているようで、猛禽類に近い鳥の姿をしたフェザーを恐れ威嚇しているが、悉くあしらわれたり、踏みつけられたりしている。
モデルは、『光速エスパー』に登場するリスに似た宇宙人のつもりであったが、これは『宇宙少年ソラン』との混同であったと作者はコメントしている。
アニメ版では、最初から兵部と共に登場。彼の手により冬眠から目覚めたようだが、度々立場をわきまえない発言をする。原作での初登場回は夜中に散歩に出かけていた時に、事故で記憶喪失になった際のエピソードに変更された。
筑紫 澪(つくし みお)
声 - 釘宮理恵
瞬間移動能力者(テレポーター)でレベルは未出。ザ・チルドレンと同年代の少女。
体の一部のみをテレポートさせる部分テレポート、物体を透過するテレポートを得意とする。その能力を最大限に発現させた時には、自分の身体を素粒子レベルで分割して、複数の個体に分身する事ができる。その能力はザ・チルドレン3人を軽く手玉に取る程強力だが、負担が大きいため高いレベルの相手だと分身が暴走することがある。その場合冷静さを欠くと分身に意識を乗っ取られる危険性を孕む。
年相応に喜怒哀楽の激しい性格だが、兵部に保護されるまでは表情すらなかったというヤマダの言葉から、どこかの研究機関で実験動物さながらの扱いを受けてきたらしい(現在のところ詳細不明)。そのため、自分を拾ってくれた兵部を慕っている。また皆本を人質として攫った時、彼の優しさに触れ、皆本にも好意を寄せるようになった。指揮官の皆本ばかりか、兵部にも大切にされている薫に対し敵対心と嫉妬を抱いていたが(これが原因で一時期、兵部に対して不信感を募らせた事もある)、銀行からの脱出劇や黒い幽霊に操られたパティ戦を共闘したことで、薫の女王としての資質を認める態度を見せ、好意を寄せるようになる。ただ素直でない為、薫に対してのツンデレキャラが定着した。
作者曰く薫の将来に重要な影響を与えるキャラであり、新たな未来予知図として薫が成長した澪と共闘する光景が描かれている。
初登場時は、廃屋でパンドラの他のメンバーとは別に生活をしていたが、ザ・チルドレンとの戦いを経て、兵部の言葉に従ってパンドラに身を寄せた。パンドラに合流するまできちんとした教育も受けていなかったため一般常識には疎く、空気がなくなったらどうして死ぬのか考えるのに時間がかかるほどだった。彼女の前で兵部を「変態」や「エスパー犯罪史上最悪の人物」と言うのは禁句であり、言った者に制裁を加える。
中学生編では、スタイルが良くなっており、それ故に再会した薫にいきなり胸を揉まれる事態となった。また、清司郎の教育で小学生編よりも大幅に学力が向上しており、高校生レベルの試験問題も易々と解いてしまう姿を見せて薫を驚嘆させている。しかし、日本語の読み書き(平仮名と漢字)はいまだに苦手。ロビエト連邦の国籍を取得後、チルドレン達の中学校にパティ、カズラ、カガリと共に転校してきた。
名前の由来は澪標から。
パティ・クルー
声 - 小林沙苗
元「黒い幽霊」メンバー。チルドレンと同年代の少女。体そのものを粒子に変えるテレポートベースの合成能力者。粒子のコントロールなら最強と自負する。薫とパンドラのメンバーによる強制解放を受け黒い幽霊の呪縛からは逃れるが、ザ・チルドレンの3人によるものではない不完全な解放だったため、敗北後の自滅プログラムまでは消されなかった。後に自滅プログラム解除にも成功、中学生編ではパンドラのエスパーとして元気な姿を見せている。また、モデル並にプロポーションが良く、一緒に風呂に入った澪やカズラが見惚れるほど。自分を洗脳したユーリの事は覚えていないが、彼女に敵対心を抱いている。意外にも料理が特技で、中学校に通うようになってからは4人のお弁当を作るようになる(ただし中身はキャラ弁を通り越したイタ弁)。趣味が幸いして、シナリオ作成にも長けているが、「腐らせる」事をモットーとしてもいる。
自滅こそしなくなったものの生きる気力をなくしていた彼女を、パンドラはバレットやティムの件のデータを参考に、黒巻の能力等によって彼女を治療したが、その際に「くさった夢」ばかり見せられたことから、重度の腐女子としての自我に目覚めてしまった。その腐女子っぷりは、皆本と兵部、東野とカガリのやり取りに鼻血を噴出す、同人誌の作成も行うほどの重症。守備範囲が広く百合にも興味がある様子。しかし、これらの行動の割には自らの妄想を知られる事は恐れている。また、腐女子としての強烈な自我によってユーリのヒュプノによる恐怖を跳ね除けた事もある。
名前はパーティクル(素粒子)から。
玉置 カズラ(たまき カズラ)
声 - 加藤英美里
テレポート基本の合成能力者であるチルドレンと同年代の少女。体を触手のように変化させる空間変異を使い、触手は接触感応能力を使える(薫は簡単に切ってしまったが触手は普通は切れない)。髪を左のサイドテールにまとめている。カガリとは幼馴染で、好意を持っている模様。そのせいか、彼が薫をエスコートした時や、雲居悠理に告白紛いの発言をした際には1人だけ不機嫌な顔をしていた。かつて、カガリと共に「人間兵器」として武装勢力に利用されていた過去があり、エスパーを暗殺の道具に使う「黒い幽霊」には強い怒りと憎しみを抱いている。年齢が近いせいか、最近は澪やパティとチームを組むようになり、チルドレンが通っている中学校に4人揃って転校してきた。ウブなためオタクやスケベに向ける視線は冷たく、性格は結構辛辣。
名前の由来は玉鬘から。
火野 カガリ(ひの カガリ)
声 - 入野自由
念動力発火能力予知能力を持つ複合能力者でチルドレンと同年代の少年。熱風を操る戦闘法が多く、予知能力を使って相手の攻撃を先読みできる。よくマフラーやキャップを身に着けている(22巻より髪形を変えた)。気が短く喧嘩っ早いが、物事を超能力で解決しようとする癖があるため、超能力を使わない普通のケンカは東野が「俺より弱い」と文句を言うほど弱い。カズラとは幼馴染。プチ鉄道ファンだが作中においては東野に並ぶ数少ないまともな少年キャラである。
澪らと共に薫達の学校に転入してきた際、ファントムの策略で危うく超能力での喧嘩をやりかけたが東野の介入で難を逃れた。そのときのノーマルである東野の行動に感じ入るところがあったようで、ノーマルに歩み寄ろうとする態度を取り始める。東野とは当然仲良くなっているが、パティに悦ばれていることには気付いていない様子。
また学校内で雲居悠理の正体には気付いている一人だが、彼女からパンドラ追い出しのターゲットに過去利用されたことには気がついていない。
「火」の属性を持つ為に「水」に極端に弱く、プールのような大量の水が存在する場所に入る事は、命の危機に晒される程相性が悪い。
藤浦 葉に面白半分がてら「水」克服の特訓を受けたが、成果が上がらぬまま報復自爆をする結果に終わっている。
名前の由来は篝火から。
マッスル 大鎌(マッスル おおかま)
声 - 三宅健太
本名は「大鎌 増夫(おおかま ますお)」。その名の通り、筋肉質のオカマハードゲイ。無生物・生物(自身も含む)を問わず、物質を硬質化・時間凍結(生命機能は維持したまま)させる能力を持ち、へその下の丹田(描写上は股間)からフルパワーで硬質化エネルギーを放出するビッグマグナムを必殺技とする。兵部にはその外見・能力から、本名をもじった「マッスル大鎌」や「鋼の錬筋術師」など、様々な通称を与えられている。筋肉やハードゲイの装束、そして美男子をこよなく愛する変態で、美男子ならばエスパー・ノーマル関係なく恋愛対象に入り、皆本に強引にキスしたこともある。登場するたびに強烈な変態っぷりを発揮する出オチ・下ネタ担当。
小学生時代からかなり際どい格好のオカマで、それが元でイジメられていた経験もある。しかし本人は自身のセンスに微塵も疑いを持たず、逆に周りのノーマルのセンスの方がおかしいと考えており、イジメの原因を超能力のせいだと誤解し、パンドラに加わるまでに至ってしまった。
その素顔は非常に凛々しい美男子で、必要に迫られて常識的な服装をした際は行く先々で女性の視線を釘付けにしているほどなのだが、本人曰く「あんなブサイクな格好じゃ生活できない」とのこと。
基本的な性格は穏やかで人当たりがよく、正体を隠してのご近所付き合いでは近隣の主婦やOLと意気投合している。パンドラ内でもかなりの古参であるため、新人教育係を任されており、新人時代の澪やパティとコンビを組み、三幹部達の教育係も務めていた。さらに「普通の人々」にECM付きの大金庫に薫達と閉じ込められた時は皆本達に共闘を提案するなど、柔軟な思考と広範な視野も持つ。
ゆえに実務能力も非常に高く、ロビエト連邦国籍取得後は、マスール・オカマノフを名乗り、駐日ロビエト連邦大使に就任し来日。外務大臣との会談をこなしたり、日本政府との海底油田の採掘権をめぐる交渉の末譲歩させたりするなど、大使としてもその能力を遺憾なく発揮している。人格、実力、人望からいえば組織の№2になってもおかしくないのだが、普段の変態的言動や趣味のせいで上に立てないことを幹部達は残念がっている。
サンデーCM劇場にも一瞬だが台詞付きで出演し、アニメ版にも第1話から登場している。そのこともあってか、アニメの公式サイトでは敵味方問わずその他多くのキャラクター達を差し置いて「主な登場人物」として紹介されている。
ヤマダ・コレミツ
声 - 三宅健太
精神感応能力者(テレパス)でレベルは未出。澪と行動を共にする大男。フランケンシュタインの怪物のような容姿をしている。
かつては傭兵だったが、負傷により精神感応の受信能力を失い、用済みとされたところを兵部に拾われた。ただし精神感応の送信能力は健在(作中の彼のセリフは全てそれによるものである)のため、相手が普通に喋ってくれればコミュニケーションにはさしたる問題はない。通常会話はしないので「無口」ではあるのだが、精神感応では結構口うるさい(単に注意される兵部に問題があるだけとも言えるが)。後に「さぷりめんと」にて能力のリハビリのため話さないだけで実は話せることが判明する(本編では電話で「ふしゅ〜」などの音しか発しなかったが、澪には意味が通じていた)。戦闘の際には傭兵時代の経験を生かし、マシンガン等の銃器類や怪力など、超能力とは無関係の武器を使う。
いかつい外見に似合わず、意外と面倒見がよく苦労性で常識人。紅葉の回想で兵部とともに戦地で同志を探していた場面があるなど、パンドラ内では幹部以上の古参。澪にとっては、パンドラと別行動をとっていた頃の後見人的な存在で、父娘のような関係を築いている。
中学生編では他の主要メンバーとは別行動をとり、紛争地帯で戦場カメラマンをしつつエスパー保護活動を行っている。
幼少の頃は桃色の髪を持つ美少年だったが、その写真を見て誰一人彼と判断できず、正体を聞かされた全員が仰天するほど姿が変わっている。
名前の由来は藤原惟光から。
九具津 隆(くぐつ たかし)
声 - 相馬幸人
テレパス基本の合成能力者でレベルは未出だが、高レベルの能力者である。人型の依代に意識を焼きつけて念動で操ることができる。一度に数十体もの人形の操作が可能で、しかも、その動作は人間とまったく見分けがつかないほど自然。また、人形内部に武装や特殊装備を仕込み、これを操作することも可能。趣味も人形集め。初登場時21歳。
バベル所属であったが、パンドラのスパイだったことが皆本と賢木により発覚した。オタク男で、自ら作り上げたメイド姿の人形・モガちゃんに絶対の自信を持っていたが、ザ・チルドレンに破壊され逮捕。犯罪エスパー収容施設に収容されるが、兵部の手助けにより脱獄する。気が弱く温厚そうに見えて、裏の性格は計算高い。賢木を始めとした周囲に趣味をキモイと言われることにかなり腹を立てており、スパイ捜査中の賢木に瀕死の重傷を負わせ、皆本も巻き添えにしてダブルフェイス共々躊躇なく殺害しようとした。このことは中学生編で一応謝罪している。
アニメ版では、当初からスパイとして設定されていた原作とは違い、最初は見た目どおりのただのオタクで気弱な人物だった。しかし存在感が非常に薄く、忘れられることもしばしばで、落ち込んでいた所を兵部に付けこまれ、自分を評価してくれた彼に傾倒し、バベルの内部情報を漏らすようになる。その後、半ば自業自得とはいえ薫によってあらぬ冤罪をかけられ、バベルの面々に非難され想い人も賢木に取られたことで激怒、スパイ容疑を賢木に擦り付け、殺そうとするが失敗。逮捕後兵部により脱獄し、パンドラに加わる。
アニメ版や過去編での活躍を見る限り、その応用性の高い能力はバベル内でも重宝されていた模様。特に、ザ・チルドレンの影武者を造る「影チル計画」は、彼がバベルを離脱したことにより頓挫していたことが明かされている(ちなみにその当時作った試作品は、趣味丸出しで全く似ていなかった)。パンドラへの加入後は幹部クラスとの合同作戦にも数多く参加するなど、バベル時代に比べるとかなり優遇されている。人形をバカにされるとキレる。また、謎の天才原型師「Mr.9」の名前で様々なフィギュアを製作、販売している。
名前の由来は、傀儡から。
黒巻 節子(くろまき せつこ)
声 - 渡辺明乃
テレパス基本の合成能力者で、レベルは未出。初登場時19歳。かつてはバベルの特務エスパー訓練生であったが、ものぐさな性格かバベルの任務をめんどくさいと感じて離反し、パンドラに合流した。バベルでのコードネームは「ドリーム・メーカー」。
夢を操る、より正確には脳内に擬似装置(シミュレーター)を植えつけることができる能力。一度能力を仕掛ければ、相手が自分で装置を動かすので以後テレパシーを送る必要は無い。写真や絵を媒介とするため、念写も得意。
九具津と同じく一度は捕らえられるが、その直前に自分自身に対して能力を使い、眠りの世界に逃げ込んでしまった。後に兵部の力で強制的に脱獄させられる(その際「後5年」と寝言を言っていたために兵部に「マジで5年放って置く」と言われ一度見捨てられかけた)。アニメオタクの一面があり、パティを腐女子にした元凶。紅葉のことを姉さんと呼ぶ。
「さぷりめんと」でナオミに対抗する為にバベルの広告ポスターのモデルになっていた事や、自費でCDを出していた過去が暴露されているが、本人にとっては「黒歴史」と称するくらい恥ずかしい過去になっている。能力をレクリエーションに利用されるなど、パンドラ内では重宝されている他、葉達の過去を知って彼等を気遣う姿を見せるなど、バベルに居た頃よりも人間的な成長を見せている。意外と面倒見も良いらしく、澪達からは「姐さん」と呼ばれて慕われている。
アニメ版ではバベル時代にも問題を起こしていた様で、自分の能力で他人を苦しめてはその光景を遠くから楽しんで見ている癖があった(その結果、その悪癖をよく知っていたかつての上司である桐壺に、待ち伏せで追い込まれている)。また、不二子の事も認知しているらしく、不意を付いたとはいえ彼女に黒星を付けている。
エレキ・照(エレキ・てる)
声 - 銀河万丈 / 金光宣明(ゲーム版)
電磁波義兄弟の兄。電波と磁気を操って通常の放送回線を乗っ取り、海賊放送(非合法組織の宣伝)を請け負うプロ。
他人の思考(脳内を流れる電気信号)を乱す「毒電波」を使う。または光を操って幻影を見せることもできる。
その能力で一度は皆本を毒電波の餌食(このとき皆本が呟いていたのはガンダムゼータのセリフ、そして00声優ネタである)とし、マグ・熱人と共闘する事でチルドレンを苦戦させたが、自分の能力を反射され自分が毒電波の餌食となる。その際『開運!なんでも鑑定団』のナレーションを呟いていた(ちなみに担当声優の銀河万丈は、同番組のナレーションを担当している)。
名前の由来はエレキテルから。『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビがモデルで、担当声優も同じ。
マグ・熱人(マグ・ねっと)
声 - 郷里大輔 / 羽多野渉(ゲーム版)
電磁波義兄弟の弟。エレキ・照同様、海賊放送を請け負うプロ。
他人の体を磁石にして鉄を吸い付かせる「マグネットコーティング」を使う。または光を操って幻影を見せることもできる。
その能力を使い、エレキ・照と共闘する事で一度はチルドレンを苦戦させるも、結果的には敗北。自分達の流した映像について民間人に訂正を述べさせられた後、連行されていった。
名前の由来はマグネットから。『機動戦士ガンダム』のドズル・ザビがモデルで、担当声優も『機動戦士ガンダム』のTV版と同じ。

黒い幽霊(ブラック・ファントム)[編集]

黒い幽霊(ブラック・ファントム)
声 - 立木文彦
黒い幽霊のボス。兵部は普通人としているが正体は全くの不明。銀髪で白人風の男だが、小学生編では素顔ははっきりとは判明していない。娘・ユーリの能力によってエスパーを支配し利用する冷酷非情な人物。中学生編では家出同然で単独行動を開始したユーリが連絡をあまりよこさない事に嘆き悲しんでいる姿を見せ、ユーリが完全に家出状態になった際にはテオドール共々愕然としていたが、実際は彼女には愛情を持っておらず、単なる道具としか見做していない模様(それを踏まえると、自分の道具に相手にされなくなったことにショックと受けたに過ぎないと見なすことができる)。ギリアムに対してはそれ以下に扱っており、彼がユーリを激しく嫉妬して憎む要因になっている。兵部が根拠地の1つを襲撃した時に遂に素顔を見せるが、その姿は深い皺が刻まれた老人であった。人工子宮で人造エスパーを産み出す実験を各地で行っており、それらを完成させる為に様々なエスパーの遺伝子情報を集めていた。
アニメにおいては神父のような外見で、チルドレンの抹殺をユーリに命令した。
ユーリ(ミラージュ / ファントム / 雲居悠理)
声 - 井上麻里奈
黒い幽霊の娘にして側近である少女。「黒い幽霊の娘(ファントム・ドーター)」のコードネームを持つ。ミラージュ・ファントム・雲居悠理の計3つの人格を持つ多重人格者で、一時期フェザーも彼女の中に憑依していた。
レベル7、それも魔法使い級とも称されるほど強力な催眠能力者(ヒュプノ)であり、生物を発狂死させるほどの幻覚を見せることすら可能とする。その能力によって潜在的エスパーの能力をより強力に覚醒させるとともに、自我を封じ込めて黒い幽霊の操り人形へと変えてしまう。さらに周囲のエスパーの能力(催眠支配したエスパーなら完全に、支配下に置かずともある程度)をそのまま使う能力を持ち、単独でも相手がエスパーであれば戦闘にも対応できる。父親の黒い幽霊からは、内心では道具扱いしかされていないが、それでもエスパーとしての高い素質故に、兄のギリアムに比べれば偽りとはいえ愛情を注がれて育っており、この為にギリアムからは激しく憎悪されている。
中学生編では、主人格である「ミラージュ」とは別に、無意識に抱いていた黒い幽霊に対する反抗心が別人格「ファントム」として独立、チルドレンのブースト及び強制解放の解明と、薫を手中に収めることを目的として家出同然で来日。普段は模擬人格・「雲居悠理」として中学生活に溶け込み、裏では「ファントム」として特殊なコスチュームに身を包んで能力者を覚醒させ、支配して行動する。また、薫達やちさとを「おともだち」と呼び、彼女達と過ごす為ならあらゆる手段を行使し、時には<有効変動超度7>クラスの事件予知すら捻じ曲げてしまうなど、異常な程の執着心を持っている。
歴史の変革を狙うフェザーの干渉によってパンドラに正体が発覚、学校祭の日にパンドラ幹部らの襲撃を受け、兵部の手で「パンドラメンバーを圧倒する」幻覚を見せられた末、催眠を受け兵部の手に落ちた。その後は同じ運命を背負うエスパーとしてユーリの幸せを望んだ兵部によって、ミラージュやファントムといったユーリ本来の人格を、深層心理下に封印し意識的な活動を不能にされた状態で、日常生活を送ることになる。
後に3つの人格を1つに統合し、父への反逆を決意。催眠能力によって自分の記憶や生活していた痕跡全てを消し去り、「ファントム・トレイター」を名乗り抗争を開始する。
アニメ版では兵部らの前に姿を現すなど表舞台でも積極的に活動、谷崎や皆本の記憶を奪う等のバベルに対する報復活動を行う。顔を隠すマスクなどは着用せず、シスター服やゴスロリファッションを身に着けていた。洗脳を解くブーストを危険視してチルドレンの抹殺を敢行しようとするが、薫に接触して記憶を読み取った際に、薫がエスパーの救世主になる未来のビジョンを見た事で殺害を躊躇する。その後、ナオミに不意打ち攻撃を仕掛けられるも執念で立ち上がり、今度は皆本を殺そうとするが、チルドレンのブーストによって阻止される。この時に見たブーストの光に強く魅了され、最終話で薫達と同じ中学校に入学した。最終章ではザ・チルドレンと一緒にいるショットが掲載されているのでバベルに入った模様。
ミラージュ
ユーリ本来の人格で、他の人格と区別する為に「ミラージュ」と名乗っている。父親に忠実だが、自分が父親から愛されていない事に薄々感づいており、内心で葛藤している。また、中学生編以降は、今まで自分がしてきた事に罪悪感を持ち始めている模様。ファントムとは意思疎通ができる。ファントムほど好戦的ではないようで、「影チル」を不意打ちしようとしたファントムを止めている。ナイの事は当初は道具と思っていたが、共に生活していく内に親愛の情を抱くようになり、彼女の頭部に爆弾が埋め込まれている事に強いショックを受けていた。また、抹殺命令を受けて自分に助けを求めてきたハンゾウも匿い、ナイの護衛を任せている。
ファントム
4つの人格では主に戦闘などを担当。ユーリの心の内に秘められた感情や本心が独立、別人格となって現れたもので、父親に強い反抗心を持つ。冷徹かつ好戦的な性格で、戦う相手を殺害する事も厭わず、覚醒させた能力者も使い捨ての手駒としかみなしていない。一方で感情の起伏が激しい上に極度の癇癪持ちであるなど、情緒が極めて不安定になっており、薫に「変な服」と言われたコスチュームを破り捨てたりしている。特殊なコスチュームを纏っている時は基本的にこの人格となっていて、ヘルメットで顔を半分隠している。元々ユーリ=ミラージュを守るために現れた人格であることから、これまでの行動は彼女の幸せを願うが故のものであり、兵部がミラージュの封印を図った際も、彼らに協力しユーリの内側からそれに協力している。
雲居 悠理(くもい ゆうり)
ミラージュがチルドレンに近づくために創り出した模擬人格。左利き。無意識下でミラージュの暗示や記憶操作を受け、操られているが、他の人格のときの記憶がなく、それにより精神感応で正体が知られることを防いでいる。中学でチルドレンのクラスメイトになり、ちさとや東野らと共に友情を育む。他の人格と違っておとなしい性格であり、また美少女に加え天然のドジっ娘であるなど、男子生徒達にも人気がある。時折ミラージュやファントムが入れ替わってチルドレン達を冷徹に観察している。
上述の通り模擬人格として作られたが、フェザー曰く、悠理はユーリから過去の辛い記憶を取り去った状態であり、「本当のあなた(ユーリ本来の人格)」であるとのこと。
食玩がきっかけになって「ぜったいチルチル」の人形集めに嵌っており、ミラージュからは不安がられている、また、知らずにオタク系のアニメショップに入り込んだ時はバレットに店の外に連れ出されていた。
名前の由来は雲居の雁から。
ギリアム
黒い幽霊の御曹司で、ユーリの兄に当たる存在。自らもまたエスパーである。黒い幽霊の戦力とするエスパーの中では最も高価な存在とされており、念動力催眠能力を持つ複合能力者であるのだが、ユーリと対照的に、エスパーとしての力は極めて弱く、人為的肉体改造や特殊な機器、人造エスパー達を使った補助等によって、半ば無理矢理自らの力を補っている。感情が高ぶると、左頬を始め、身体の至る箇所に改造の影響と思われるひび割れの様な痣が浮き出る。
一見微笑を絶やさない温厚な青年で、振る舞いも紳士的だが、その本性は残虐そのもの。目的のためなら身内だろうと平然と手にかけるなど、兵部でさえ憎悪を集中させるほどに人格破綻してしまっており、父親と同じく自分以外の人間は道具としか見なしていない。なお、彼の頭部にも爆弾が埋め込まれており、父親からはいつでも切り捨てられる状態となっている。
自らがエスパーとして中途半端な才能しか持っていなかった事から、虐待に近い仕打ちを受けて幼少期を過ごしており、内心では深い絶望を抱いている。更に自身と対照的に、実妹であるユーリは高レベルのエスパーとして生まれたと言うだけで、偽物とはいえ愛情を受けて育ち、過去現在ともにユーリと比較され続け、父である「黒い幽霊」には期待されてこなかった劣等感も重なった結果、父親に(道具としてだが)必要とされているユーリだけでなく、チルドレンを始めとする高レベルのエスパー全てに激しい憎悪と鬱屈を抱く、重度のカインコンプレックスの持ち主として育つ事になってしまった。この悲惨極まりない経緯から、同じエスパーを傷つける事には、兵部以上に躊躇が無い。精神世界にダイブしてきた薫達が遭遇したギリアムの念の様子からも、その様子が伺われ、その念に接触した薫は「空っぽな人間」と評した。
ユーリの活動時は「予備」として幽閉されていたが、ユーリの家出後に「代用品」として抜擢され活動を開始する。父親の期待に応え、世界そのものに自分の存在を知らしめ遺すことだけが、自らの存在意義と悲願にしている、ある意味でユーリ以上に哀れな存在となっており、その父親にも激しい憎悪を抱き、幻術で父親に見せかけた部下を殺害した時には一種の快感を覚えてしまっている程である。人造エスパー達はギリアムのDNAから複製されたものだが、彼女達の外見はユーリに似せて造られている為に、全く愛情を持たないどころか憎しみの対象になっており、「自分達が産み出したのだから、どのように使おうと自分の勝手」と言い切っている。
未来においては、兵部を自らの手中に収めるとともに、ユーリを生体部品として使用した『ファントム・システム』を起動し混乱を引き起こす、戦争の真の黒幕であった。また、兵部との戦闘の影響か、あるいは頭部に埋め込まれた爆弾によるものなのか、顔が醜く焼け爛れており、包帯で素顔を隠し、現代以上に人格破綻を引き起こしている。
テオドール
黒い幽霊の幹部。普通人。冷酷で残忍な性格をしており、エスパーを単なる殺しの道具として扱っている。ユーリやギリアムの事も道具扱いしており、人間らしい感情を見せ始めたユーリを見限っている。その一方で意外と肝っ玉が小さいらしく、道具扱いしているギリアムの残虐性に顔を青くして怯えたことも。
人造エスパー
黒い幽霊がギリアムのDNAを元に産み出したクローン。ギリアム以外にも様々なエスパーのDNAが使用されているようで、複数の能力を使いこなす。性別を女性にした為か容姿はユーリと瓜二つとなっており、この点からも黒い幽霊がギリアムよりもユーリを重視しているのが伺える。その為、彼女達もギリアムの憎悪の対象となっており、ギリアムの身体に触れただけで殴られた個体もある。

洗脳エスパー[編集]

ナイ
ユーリ以外の黒い幽霊に所属する催眠能力者により洗脳されたエスパーで、影を触媒とするテレポートベースの合成能力者で透視能力も持つ。8歳。チルドレンのブーストの生贄として用意された。洗脳が解けた時に爆発するよう仕掛けられたプラスチック爆弾が頭部に埋め込まれているが、本人は気にしていないほどの強い洗脳がかかっている。普段はユーリの催眠能力により黒い子猫の姿に擬態し、悠理のペットとして行動する。行動や言動が猫に近くなっており、完璧な猫語まで操る事が可能。普段は額から目元までを布で覆っており、両目も閉じたままになっている。ユーリの中にいたフェザーに気づいていたのは彼女だけであり、ユーリの1人格としてフェザーの命令にも従っていた。ユーリが兵部の催眠をうけたのちは、ユーリの幸せを願いパンドラと行動を共にしている。
兵部や不二子・賢木の協力により、頭部の爆弾は除去された。目も爆弾を埋め込まれている以前よりは見える様になっている。それによって漫画や絵本等にも興味を持っているが、パティからはエリート教育(アニメオタクの)の逸材として目を付けられている。フェザーが居た未来では死亡しているはずだったが、フェザーや兵部の干渉によってその運命を免れた。
ニンジャ・ハンゾウ
現代風の忍者の様な外見をしたエスパー。普段は仮面で素顔を隠しているが、素顔はユーリやナイが見惚れてしまう程の美形で、外見は20代前半あたり。超能力以外にも(知識に偏りはあるが)本格的な忍術や武術を身に付けており、武器として手裏剣や忍者刀等も瞬間移動と組み合わせる形で駆使する。主に、諜報活動や黒い幽霊の情報漏洩を防ぐ為の暗殺を任務としている。
黒い幽霊の命令によって、レアメタルの情報を蕾不二子に漏らしかけた裏の世界の商人を口封じに殺害するが、用足しの為に一時撤退した挙句、レオンが乗り移ったバッファローに追い掛け回されるという、間抜けな形で任務失敗した末にSOSを打診。それにより「黒い幽霊」から自殺指令が出される(余りにも酷い経緯のせいか、「黒い幽霊」も自殺指令を出す時に大粒の汗を流していた)が、自滅プログラムが起動せず、宅配便に隠れてユーリの下に逃れ匿われている。ユーリが学校に行っている間は、まだ幼いナイの護衛も兼ねている。
ファントムにユーリのことを任されてからは、ナイと同じくパンドラと行動を共にしている。
雷男(仮称)
ファントムの手で覚醒し操られたエスパーの1人。雷を操る合成能力者。雷と一緒にテレポートすることが可能。空港の整備スタッフだったが潜在的エスパーで、仕事に不満があったところをファントムにつけこまれ、ESPを目覚めさせられ飛行機を襲う。その下らない動機に激高した葵により海に落とされ着水、自らが操った電気で重傷を負う。本人は情緒不安定になって発作的に犯行に及んだと自供している。
花粉男(アレルゲンナー)
ファントムの手で覚醒し操られたエスパーの1人。超能力でアレルゲンを強化させた杉花粉を操る合成能力者。その花粉はどんなに防護していてもテレポートで侵入してきて、30分もすれば花粉症を発症する。元は花粉男と名付けられていたが皆本の突っ込みによってアレルゲンナーに改名された。
元メンバー
ザ・チルドレン(薫)のブーストによって洗脳を解かれ、離脱していった面々。洗脳が外部解除される際に「自滅」と「記憶と超能力の封印」(自滅が実行されなかった場合の予備)がプログラムされていた。記憶については今も削除もしくは封印されたままである(その後、ギリアムのヒュプノで操られたことがもとでバレットは洗脳された際の記憶を取り戻している。ただし、ティム・トイは中途半端に洗脳されたためそのままである。)洗脳を解かれ回復した後は、バベル側・パンドラ側問わず、何故か全員オタク化してしまっている。悲惨な現実を直視できず架空の世界に逃避せざるを得なかった為とされるが、元々そういう素養があったのかも知れない。それぞれの詳細は各項目参照のこと。
バレット・シルバー、ティム・トイ
パティ・クルー

コメリカ合衆国[編集]

ザ・リバティーベルズ[編集]

メアリー・フォード
声 - 千葉紗子
コメリカ合衆国のレベル6の念動能力者(サイコキノ)。流体コントロールの天才。階級は中尉。初登場時19歳。
褐色の肌のナイスバディな美女。服装はウエスタン調を好み、勝気な性格。語尾に「〜デース」「〜マース」を付けた片言の日本語を話すステレオタイプの外人(風刺)キャラ。
チルドレンの事をよく思っていなかったが、合同任務の際に薫の「肉を斬らせて骨を断つサムライの心」(ただし内容はパンチラ)に触れて仲良くなった。「巨乳NASAの改造手術の成果」という話もあったが、本人によればグリシャムの作ったデタラメだという。また、チームに入る前、16歳の時にはミュージシャンを目指していた。 薫の依頼でちさとの誕生会に乱入するが、薫を除く全員(葵や紫穂も含む)にどん引きされ、心に傷を負った(ちさとだけは彼女のスタイルに憧れを持った)。アニメ版では、どさくさまぎれに薫に胸を揉まれている。
ケン・マクガイア
声 - 羽多野渉
コメリカ合衆国のレベル6の遠隔透視能力者(リモートネス・クレヤボヤンス)。元カンザス州警察捜査官。階級は中尉。初登場時24歳。
片言の日本語を話す男。黒いコートとサングラスがトレードマーク。本人は知日家気取りだが、「電車には靴を脱いで乗る」、「京都の人間は皆日本家屋に住む」と信じているなど日本の文化を間違って理解しているなど、メアリー同様日本文化を勘違いしている。明朗かつ気のいい性格で、皆本に日本そばの食べ方を教わり、その親切に感動して以来、友人として信頼している。それなりに有能なのだが、基本的には役立たずのボケ担当。初登場以来、「ザ・リバティーベルズ」の一員として日本に駐在しているが、2年を経ても母親曰く「萌えフィギュアと日本人形の区別がつかない」等、相変わらず。
兵役経験があり、そのときからグリシャムの部下であった。そのためか、アニメでは日米友好を唱えた際、グリシャムの能力をマネていた[11]
遠隔透視能力者ではあるが、作中では時々透視能力を使っている所もある。恐らく遠隔透視能力の出力を落として透視能力を使っていると思われる。
J. D. グリシャム
声 - 菅生隆之(青年期:櫻井孝宏 / 三宅健太〈ゲーム版〉)
コメリカ合衆国のレベル7の精神感応能力者(テレパス)。合衆国在日エスパーチーム「ザ・リバティーベルズ」のリーダー。階級は大佐。
テレパシーを使った合成能力によって、近くにいる他のエスパーの能力を自分のもののように使う事ができる。そのため「エスパーキラー」と呼ばれている。常に冷静沈着で話術にも長け、「こんな○○を知っているかね!?」で始まる話(主に悲しい話)をテレパシーで直接心に語りかけ、敵の戦意を喪失させる戦法を得意とする。
戦時中に搭乗していた爆撃機が日本上空で兵部に撃墜され、脱出したものの負傷し、日本人の少女・小夜に助けられた過去がある。それから数十年後、老い先短い彼女にダム湖に沈んだ故郷を見せるため脱走騒ぎを起こし、薫とメアリーを挑発して能力を出させた。その後脱走の件は兵部が細工してもみ消され部隊に復帰した。兵部とは戦時中に初めて会い、操縦していた戦闘機を彼に撃墜された際に頭部に傷を負ったことがきっかけで能力が目覚めた。その経緯から兵部のことは「エスパーソルジャー」と呼んでいる。
カラオケの十八番は「大きな古時計[12](テレパシーのおまけつき)。名前の由来は小説家のジョン・グリシャムと思われる。

その他[編集]

キャロライン・マッギー
声 - 名塚佳織
精神感応能力者(テレパス)。皆本、賢木のコメリカ時代の友人。原作ではファーストネームのみだが、アニメ版ではファミリーネームが付与され、かつ軍階級が設定されて大尉の職にある。
基本的に使えるのはテレパシーのみだが、他にも眠っている力があったため、学費免除の代わりに能力を人為的に引き出す実験に参加。眠っているサイコキネシスを電気刺激によって目覚めさせようとしたが、超能力中枢が新しく活動を始める時に、新しい人格を発生させ、本来の記憶とは別のネットワークを作ろうとした。この時に生まれたのがキャリーである。現在は元に戻り、長期間の宇宙生活が超能力にどう影響するかを調べるため月ステーションに旅立っていった。
原作では自分の中にいるキャリーの存在を知っており、キャリーが起きている時には意思の疎通も出来るが、アニメ版ではキャリーの存在を知らないため、意思の疎通もできない。また原作ではキャリーが眠った後、皆本と彼女は良き友人関係を築いたが、アニメ版では皆本を「皆本君」と呼んでいることから知り合い程度の付き合いでしかなかった。
キャリー
声 - 名塚佳織
前述の通り、キャロラインの実験によって生まれた人格で皆本の恋人。原作では念動能力者(サイコキノ)、アニメ版では複合能力者(テレポートを使用しているため)。キャロライン覚醒前頃には原作、アニメ版共にテレパスの力も使えるようになっていた。
当初は人見知りが激しく、知能も赤ん坊並みだったが、皆本に懐き、学習していくことで、わずか1か月の間にかなり成長した。また、皆本と初めてあったとき彼の後ろに守るための羽根を持った何らかの姿(見た目は薫に酷似するが、それが何かは今のところはっきりしない)を見る。本来は彼女の成長につれ、キャロラインの人格が復活し、キャリーと同化するとされていた。しかし、キャリーが皆本への気持ちと思い出を自分だけの物とすることを望んだため、結局同化はせずに現在はキャロラインの中で眠った状態にある。
このあとの展開が原作とアニメ版では異なる。
原作においては、月ステーションに行くために日本にキャロラインが立ち寄った時、彼女の力を借りて皆本に会うために思念体として出てきた。その後も起きることはほとんどないとはいえ、全く目覚めない訳ではないようで、皆本の携帯にこっそりメールを送ったりしている。
アニメ版においては、自ら意識を封じて眠りについていた(原作ではキャロラインの自然覚醒)が、キャロラインが月ステーションに発つ前に、皆本の後ろに見えた羽根を持った何かの正体を確かめるために覚醒し、バベルを襲撃して彼を連れ逃亡、グリシャムらコメリカの追手から逃れつつ2人きりの時間を過ごし目的も達成したために、今度はもう目覚めることのない眠りについた。
名前の由来はスティーブン・キングの超能力を扱った小説「キャリー」から。「源氏物語から外国人の名前を引用するのは難しい」為とのこと[13]
クライド・バロウ
声 - 堀内賢雄
テレポートをベースとした複合能力者。ニユーヨーク出身の自称アーティスト。男性。
エスパー犯罪者で、念力で絵具を動かし世界遺産に下手くそな落書きをする確信的愉快犯ボニー(女、声 - 松岡由貴)とコンビを組んでいるが、実はボニーも絵具の塊であり、腹話術で一人二役を演じている。口癖は「〜じゃな〜い」。京都で葵と戦い、敗れた。名前の由来は実在した犯罪者コンビのボニーとクライド
アダム・ハミルトン
コメリカ合衆国のレベル7の念動能力者(サイコキノ)。初登場時10歳(チルドレン中学1年時)。父は上院議員で、兄のチャールズはその護衛を務めている。
幼少期に母を鉄道事故で亡くし、その後で能力が開花した。しかし成長してから「幼い自分が無意識に能力を使ったせいで母が死んだのではないか」という疑念に駆られ、部屋に引きこもっていた。父の依頼により説得に来た皆本との触れ合いにより心を開き、トラウマが起因した能力暴走を経て過去から解放された。
チャールズ・ハミルトン
コメリカ政府のエージェントで、ハミルトン上院議員の息子、アダムの兄でもある。瞬間移動能力(テレポート)の使い手である複合能力者。父が弟のアダムを強く気に掛けていたことから、アダムに対し嫉妬心を抱いていたが、父親が決してアダムのことしか愛していない訳ではない事も分かっていた。
ハミルトン上院議員
アダムとチャールズの父親で、コメリカ政府の上院議員でもある。一見真面目そうに見えるが、その実態は桐壺並の親馬鹿であり、二人の息子達を溺愛している。妻の死を機に心を開かなくなってしまったアダムの将来を心配しており、コメリカ政府がアダムを見捨てる姿勢に出たことから、皆本がアダムの説得に失敗した場合は、パンドラの兵部にアダムを保護してもらう裏取引も辞さなかった。
大統領
コメリカ合衆国の大統領でアニメオリジナルキャラ。不二子とも知り合いらしく、彼女の色香にメロメロになっていた。ちなみに黒人で、モデルはバラク・オバマ氏と想われる。

インパラヘン王国[編集]

バトゥラ17世
声 - 小野大輔
インパラヘン王国の皇太子。セラと恋愛関係にあるが、マサラに反対されるため、彼女と戦わせるためにチルドレンを呼び寄せた。マサラを「クソババァ」と呼び、愛するものと結ばれる為ならあらゆる手段を行使するべきだと考えており、マサラとチルドレンの決闘の場に軍隊を潜ませていた。最終的にマサラが敗北した事でセラと結ばれる。中学生編では非常な子宝に恵まれている。
セラ
声 - 生天目仁美
レベル7の接触感応能力者(サイコメトラー)で巫女。7歳年下であるバトゥラと恋愛関係にあるが、接触感応のレベルの高さゆえにマサラに肉体を支配され、彼との結婚を許してもらえなかった。マサラとチルドレンの戦いの末に婚姻が許され、バトゥラと結婚。子宝に恵まれ、なおも子作りに励んでいる。
マサラ
声 - 生天目仁美(セラの肉体を借りているため)
高レベルの接触感応に加え、念動能力で作り出したチャクラムを操る複合能力者。第二次世界大戦以前から生きていた先代の巫女で、本人は20年前に死亡しているが、レアメタルに残留思念として残っている。不二子とは戦時中からの友人。背中が性感体で、触れられると悶絶する。戦時中の伊号の予知によると、生涯独身だった模様。現代では現役の巫女であるセラに憑依して行動することができる。
古風な考えの持ち主で、バトゥラとセラが7歳の年齢差があることなどを理由に2人の結婚を許さず、チルドレンと決闘する。豊富な実戦経験と歴代の巫女達の力を駆使してチルドレンを苦しめるが、セラの説得に巫女達が折れたのと薫に性感体を刺激されたことで敗北する。戦いの後、チルドレン達の未来を心配していた。

その他国外のエスパー[編集]

ヨハネス・ファウスト
レベル7の念動能力者。戦時中のドクイツ帝国の超能力兵士で、実年齢こそ11歳だが、超能力によって成長を促進しており青年の姿をしている。
インパラヘンで兵部たち超能特務部隊の面々と知り合う。ファシストで、ドクイツの指導者に心酔しており、忠誠の証として頭部に機械を埋め込んでいる。伊号の予知では、その忠誠心の深さゆえに戦争末期に指導者の後を追って拳銃自殺することになっていたが、未来を変えられないという伊号の諦めから、それが本人や兵部に伝えられることはなかった。

チルドレンの学友達[編集]

花井 千里[14](はない ちさと)
声 - 福原香織
レベル2の精神感応能力者(テレパス)。中学の現在は12歳。小学校時代はショートカットであったが、小学校卒業時には髪を伸ばしている。
薫たちが転入した区立六條院小学校のクラスメイトで、中学生になっても同じ学校で通う。リミッターをつけ、普通の人間と共に生活している。
優しく大人しい性格で通っているが、男児向けの買い物やアウトドアでの遊びに喜んで付き合うなど活発な一面もある。薫達とはエスパー同士ということで親友になる。東野将と両思い中で、女子に誤解されることの多い彼の理解者であるが、彼の無遠慮な言動や薫のセクハラに鉄拳制裁をすることもある。東野との親密度は回を追うごとに高くなっていて、薫によくからかわれている。以前は東野にちさとがついていく形だったが最近はちさとの方が積極的に声をかけていることも多く、傍から見ると殆ど恋人関係に近い状態である。名前の由来は花散里から。
薫達がレベル2以上の能力を持っているのではないかと密かに思っているが、その度にはぐらかされた(あらかじめ用意されたセリフを棒読みされる)ため、現在では彼女らの機密に触れそうになると条件反射的に思考を停止するようになってしまった。自分の超能力について、なくなるか強くなって特務エスパーになるかしたいと考えている。学校の近くで兵部に遭遇した時にテレパシーを使うが、兵部を「心が無いみたい」と評して恐怖感を抱いていた。
ひそかに巨乳に憧れているらしい(17巻のおまけより)。
東野との関係はネタとして過激にからかわれることが多い。相合い傘の為に傘を薫に破壊され、ヘアーエクステンションをつけた薫たちにときめいた東野を怨念のエクステンションで絞め殺しかけ(実は薫のイタズラ)ている。また、遠足の際、弁当を巡って薫と東野が遭難。紫穂と葵が二人に「まちがい」が起きるのを心配したときには「文字化け」するほど動揺。レベル2とは思えない能力を発揮し、遭難した二人の位置を特定している。小学生化した皆本を巡り、パンドラが小学校を催眠占拠した際には一時的にクラスメイトとなった澪のツンデレで東野を奪われ猛烈に嫉妬。中学進学後は薫から誕生日プレゼントとして「勝負パンツ」が贈られた。様々な妨害にもめげず、二人の関係は順調に進展しているようだが、桐壺、不二子らバベル関係者が陰ながら見守る(覗き見または監視している)ことは知らない。
薫曰く、男子の宝。
東野 将(とうの まさる)
声 - 佐藤利奈
薫たちのクラスメイトで、同じ小・中学校に通っている。中学の現在は12歳。ちさとの幼稚園からの幼馴染で彼女を名前で呼んでいる。名前の由来は頭中将から。
ちさとの家の近所に住み、母親同士が子連れで買い物をするほど仲が良い。チルドレンと出会った当初は、ちさとがテレパス能力で自分の心を覗いてしまったことを知って以来、エスパーに対して否定的となっていて、薫とも対立したが、拳での決闘で相討ちになったことで彼女との間に友情が芽生え、ちさととも和解した。精神年齢は女子と比べて幼く恋愛に興味がないようであったが、ちさとと和解後は彼女との仲も徐々に進展。ちさとが薫からセクハラを受けたときは本気で怒ったり、彼女が皆本を気に入っていることを知って不快感を示すなど、好意を持っていることは丸分かりなのだが、照れ臭さから付き合っているとは口にできないでいる。
アニメでは、ちさとの謝罪を受け入れられずに葛藤する様子も描かれていた。拳の決闘の代わりに薫とドッジボールで対決し、友情が芽生える。これ以後、アニメでは薫とのドッジボール対決を最大の楽しみにしていた。薫が学校を欠席するとつまらないとこぼすのがお約束となっている。
言葉遣いが荒いので、誤解されやすく、ちさとやザ・チルドレン以外の女子からはガキっぽくて付き合いきれないと言われている。服装も普段着でショッピングに行くなど無頓着である。プリンが好物(薫達の欠席時にもその分を食べている)。乗り物酔いをしやすい。
薫とは学校の成績や運動能力が互角で、負けず嫌いの性格など共通点が多く、葵と紫穂は薫と似たもの同士の可愛い男の子だと評価している。ただし、オッサン趣味はない。
巨人ファンで阪神ファンの葵とは野球のことでケンカになることがある。毒舌家の紫穂にはやや苦手意識があるらしく、ザ・チルドレン3人とケンカになると薫ひとりに矛先を変えてしまう。
エスパーに理解を示す彼は中学校に転校してきたパンドラメンバーにも普通に接しており、中でもカガリと仲が良く、一緒にゲームセンターで遊んだりしている模様。
すみれ、よしこ
声 - 菊池こころ(すみれ)、石嶋久仁子(よしこ)
薫たちのクラスメイト。ちさとと仲の良い女子。
エスパーを否定する暴言を繰り返した将を嫌味な奴だと批判していた。ちさとと東野が和解してからは、葵と紫穂同様、薫と東野のケンカを傍観している。
黒木 大(くろき ひろし)
声 - 三宅華也
葵のボーイフレンド候補。初登場時6年生で成績優秀。
極めて温厚な性格の持ち主。将来は宇宙開発事業団に入りたいという夢を持っている。
葵と二人でデートをするが、桐壺がこのことにやきもちを焼いて隊員を率いてデートを妨害した。17巻の「さぷりめんと」にて、葵とメル友として関係を続けていることが判明する。名前の由来は火下と2人で髭黒大将から。
薫・葵・紫穂が特務エスパーである事を知る数少ない一般人。
アニメ版では火下と共に「いいお友達でいましょう」と葵に言われて袖にされた。
火下 省吾(ひげ しょうご)
声 - 中尾衣里
紫穂のボーイフレンド候補。サッカーが得意な初登場時5年生。
黒木と同じで、紫穂と二人でデートをするが、桐壺が妨害した。17巻の「さぷりめんと」にて紫穂のメル友ではなく支配下にあることが判明する(ちなみに紫穂は、彼以外にも50人程の男子を支配下に置いているらしい)。
薫・葵・紫穂が特務エスパーである事を知る数少ない一般人。
アニメ版では黒木と共に「いいお友達でいましょう」と紫穂に言われて振られてしまった。
河村 タケシ(かわむら タケシ)
声 - 小林由美子
レベル3〜4の念動能力者(サイコキノ)。初登場時小学3年生。名前の由来は竹河から。
バベルの定期健診によりESP潜在能力者であることが判明し、ザ・チルドレンによって能力を開花させた。能力発動後に増長しチルドレンと対立するも、偶然発生した大事故(アニメ版では「普通の人々」が起こした)での人命救助活動を彼女達と共に乗り切り、和解した。
父親の武憲(声 - 松山鷹志)はエスパーの存在に警鐘を鳴らす著書もある大学社会学科助教授で、反エスパー組織「普通の人々」の支援者だったが、タケシがエスパーであることがわかってからは、タケシをバベルにあずけ、逆にエスパーの立場から警鐘を鳴らす側に考えを変えた親バカだった。

チルドレンの血縁関係者[編集]

皆本夫人
声 - 大原さやか
光一の母。光一を「コーちゃん」と呼び、賢木とも旧知。天然で子供っぽく料理はヘタ。チルドレンを皆本の結婚相手として誘ったこともある。若作りのため、葵と紫穂は皆本の見合い相手と勘違いした程。見かけによらず策士で槍手からは自分の後継者と目される。勘が良く、バベル、パンドラ関係者の潜伏を察知した。皆本の心を知ってか知らずかチルドレンをたぶらかす。次の見合いターゲットに柏木を選び、槍手と画策する。
明石 好美(あかし よしみ)
声 - 國府田マリ子[15]
薫の姉。21歳。グラビアアイドル。皆本を狙っているらしく、皆本が自宅を訪れた際にはビキニ水着のまま駆けつけた。勝気な性格だが、薫が母を傷つけたことを悲しんでいるとき、彼女が妹を抱きしめてやれなかったことが、薫の無意識の中でのトラウマになっている模様。グラビアアイドルから中々仕事が進まないでいたが、オタク向けのキャラクター営業に手を出すようになった。その結果、仕事は増大したが秋江や薫からは生暖かい視線を送られている。
名前の由来は秋江と二人で秋好中宮から。
明石 秋江(あかし あきえ)
声 - 鶴ひろみ[16]
薫と好美の母で女優。二児の母とは思えないナイスバディーな魔性の女で、やはり皆本を狙っているらしく、皆本が自宅を訪れた際にはチャイナドレスで駆けつけた。夫とは別居中。薫と好美の容姿は彼女譲りだが、2人と比べるとやや吊り目でもみあげが内巻きにカールしてるのが特徴。また、左目の目元に黒子がある。アニメ版での主演作品である日曜朝8時30分から放送中の「処刑人 MIKAMI」は「GS美神 極楽大作戦」が元ネタ。また、皆本に会いに来た時に出演中の舞台である「紅蜥蜴」は、江戸川乱歩原作・三島由紀夫脚本の舞台劇である『黒蜥蜴』のモジリであるとの事(原作者談)。
桐壺は彼女のファンであり舞台の台詞を覚えているほど。しかし、好美によれば若い男優を片っ端から食いまくっており、薫が休暇で帰省しようとした際には好美と二人揃って熱愛スキャンダルが発覚している。
まだ小さかった薫を叱った時に、癇癪を起した彼女に怪我を負わされたことがあり、そのためか本気で薫と喧嘩をする事が出来ない。ただし、好美と共に家族仲は良好。名前の由来は好美と二人で秋好中宮から。
野上 大作(のがみ だいさく)
声 - 四宮豪
葵の父。大阪出身。やや調子に乗りやすい一面がある。自宅は洋風の一戸建て。
かつて、事業の失敗やユウキの病気に忙殺され、幼い葵の寂しさに気付けなかった。そのことを幼い薫と紫穂に指摘されてショックを受け、反省。それ以来愛情を伝えるのに遠慮しなくなった。そのせいか、葵がふざけて「ハニー」と紹介した皆本を「覚悟完了」状態で出迎える。新撰組の隊服に日本刀といういで立ちで現れたが、日本オンチのケンからは「普通の京都人」と言われる。
野上 マリ(のがみ マリ)
声 - 山像かおり
葵の母。夫の勘違いによる暴挙を「大阪の人やからそそっかしい」で済ませる鷹揚な性格の持ち主。料理は上手くないらしい。
浪費癖があり、セールスマンが売り込みに来た数百万円の反物を(不二子とメアリーに鼻の下を伸ばしている夫への腹いせもあり)何のためらいもなしに買おうとした。浪費癖については、その後も葵が心配している。葵の幼少期に野上家の経済状態が悪化したのは、大作の事業失敗、ユウキの入院費だけでなく、彼女の浪費癖があったかも知れない。
野上 ユウキ(のがみ ユウキ)
声 - 比嘉久美子
葵の弟。昔は病弱だったが、今は健康体のようである(皆本は葵の単独任務時に弟の事を聞いている)。姉の葵の事が大好きで、葵が好意を寄せる皆本を父親と共に極端に敵視し、京都の実家にやってきた皆本に特大のぶぶづけを出している。だが、友達の前では、恥ずかしいらしくいつも葵をテレポートさせる。
三宮警察庁長官
声 - 中村秀利
紫穂の父。一見冷徹な人物に見えるが、常に娘の身を案じており、紫穂とは心が通じ合っている[17]。娘が自分の超能力で本当の愛情を見出せるようにとツンデレパパとなることを誓ったが、夫人いわく元々そういう性格だったらしい。下の名前は不明。また立場上、不二子とも旧知。
中学生編では、普段からは想像の付かない程の親馬鹿振りを見せている。ちなみに写真撮影が趣味で、警視庁の写真コンクールで金賞を取った程の腕前である。
三宮夫人
紫穂の母。紫穂の能力への適合努力の結果、思ったことを全て口に出す裏表のない性格になってしまった。かつて警察庁に勤めていた職場結婚かと思われる。イケメンである皆本を気に入っている模様。出オチのため、本編に表立っての出番はない。

陸軍超能特務部隊[編集]

早乙女 英治(さおとめ えいじ)
声 - 四宮豪 / 森功至(THE UNLIMITED)
バベルの前身である『大日本帝国陸軍特務超能部隊』の隊長であったノーマルの軍人で、不二子や兵部の上官でもあった人物。階級は大尉(後に大佐まで昇格)。1938年に部隊を結成、同時に兵部と不二子を勧誘する。この二人が必ず軍に来るであろう事は人間の性格的な部分から確信していた。しかし結成後間もなく街中で不二子が海軍の士官を殴ってしまったことでもとより部隊の結成に反対していた参謀本部から反感を買い、危険な状態になる。しかし当時の陸軍と海軍が不仲なことを逆手にとり、海軍が開発中の最新鋭戦闘機(プロトタイプの零戦)との決闘により超能力者の兵力としての価値を認めさせる一計を案じる。このアイディアには陸軍省次官(実際の歴史では東条英機)も興味を示しており、このことが後々の活躍の原因だったと考えられる。兵部は彼に信頼を寄せており、広島への原爆投下を知り、長崎原爆投下阻止のため蕾見男爵邸を訪ねる。大戦末期、回収した伊八号の脳を使い、二度の原爆投下、日本の敗戦と復興そして兵部がエスパーを率いて世界を破滅させる未来を知った。自分たちの作り出した兵部を占領軍に知られる前に抹殺しようとして銃撃するが、額に弾丸を受けながらも奇跡的に助かった兵部によって返り討ちにされる。このとき負傷していた兵部の戦友たちにも抹殺指令が出ており、不二子が生き残った経緯は不明。この行動が決定打となり、彼の意に反して兵部は異常な能力を得て、普通人抹殺に固執する破壊者の道を歩むことになるという予知通りの皮肉な結果を生んでしまった。
その容姿は、何処となく皆本に酷似しており、兵部は皆本に対し、逆恨みに等しい感情を抱いている。
『THE UNLIMITED』では戦後も存命であり、一命を取りとめ終戦直後にGHQの手引きによって合衆国に渡りUSEI(合衆国ESP捜査局)創設に関わる。アンディ・ヒノミヤをスパイとして送り込み伊-八号の脳とユウギリを奪取しノーマン市長暗殺を実行しようとするも失敗、その後京介によって全ての記憶を消される。
宇津美 清司郎(うつみ せいしろう)
声 - 坪井智浩
紙と文字を操る合成能力者。伍長。兵部や不二子のかつての同僚で故人。戦時中は情報分析と暗号解読のプロとして活動していた。女性と間違えられるほど髪が長い。温厚で争いを好まない性格だが、怒るととても怖く、髪の長さを咎められた際は能力を駆使して大勢の同僚たちを巻き込んでまで報復を実行したほど。
大戦末期に他の仲間達と共に謀殺されるが、生前に書いた日記などに残された残留思念は未だ健在で、パンドラではうち一冊を澪など未就学の子供達の教育に利用している。また、旧蕾見男爵邸には軍部に対する不満などの日頃の鬱憤(危険に身を投じる不二子や兵部への心配事も含む)が綴られた日記が隠されており、こちらは日記の内容を反映したやや凶暴な性格になっている。
志賀 忠士(しが ただし)
声 - 小松史法
電気制御と念動能力を併せ持つ複合能力者。曹長。落ち着いた物腰の好青年。電気刺激による傷の治療もこなし、主将としてのまとめ役も担っていた。
本編で描かれたゴーストラリア北東のネオブリテン島付近の海で行われたコメリカ軍の機動部隊との戦いでは、早乙女英治隊長の考案した攻撃機への空中給油作戦を実行に移したり、敵の戦闘機(機体名:グラマンF4F)を奪って利用するなどの活躍を見せたが、コメリカ側の超常能力者と思しき戦闘機パイロット(本人は超能力というほどではないが、カンはいいほうだと述べている)の不意打ちを食らい、拳銃で撃たれて負傷、間もなく死亡した(因みに、彼が陸軍超能特務部隊における最初の犠牲者となった)。
その後行われた彼の葬儀は、兵部京介の主張により家族葬という形で行われた。尚、このときに自分の喪服を持っていなかった兵部は夏見からもらった学ランを着用して式に参列している(これが後に兵部が日頃着用している学ランとなった可能性が示唆されているが、はっきりしたことは不明)。
菊池 カンジ(きくち カンジ)
声 - 里卓哉(THE UNLIMITED 兵部京介)
発火能力者。上等兵。筋骨隆々のゴツイ大男ながら、愛嬌のある性格・顔立ちをしている。
芥 リュウ(あくた リュウ)
声 - 小山剛志
瞬間移動能力者。上等兵。細身の長身にサングラスをかけていて、言葉はどもりがち。
夏見 イワオ(なつみ イワオ)
声 - 金光宣明(THE UNLIMITED 兵部京介)
伊賀忍者の末裔で、精神感応・幻視能力者。伍長。敵に幻覚を見せる(心に直接幻影を送り込む)ことを得意とする。性格は軽い。
宿木 明夫(やどりぎ あきお)
声 - 箭内仁
明の先祖。伍長。宿木家伝来の能力で、精神感応の変形発動によって他個体に意識を乗り移し、自由に操ることができる。
犬神 初(いぬがみ はじめ)
声 - 峯暢也
初音の先祖。上等兵。犬神家伝来の能力で、念力、催眠、遠隔透視、予知を組み合わせ、自らの体および身体能力を狼に変身させる。明・初音とは芸風も同じで、能力使用には食べ物の「おあずけ」に苦しんでいる。
伊-八号(い-はちごう)
声 - 江口拓也
高レベルの予知能力を持つイルカ。兵部がまだ幼い頃、同じくエスパーである伊-七号(脱走中にコメリカ軍の追撃を受け死亡)、九号と共にコメリカから脱走し日本に亡命する。
兵部と出会う前から、後に起こる出来事(日本の敗戦、超能特務部隊の全滅、兵部の未来、薫がエスパーの女王となること)を予知していた。
戦死後、その脳は陸軍超能特務部隊に回収されたが、兵部が持ち去り、現在ではパンドラが保護、利用している。兵部は皆本や薫のことを彼の予知で事前に知っていたが、現在における数々の行動の結果、元々の予知から少しずつ変化し始めていることが示唆されている。
『THE UNLIMITED』では、バンドラの拠点であるクルーザー、カタストロフィ号(クイーン・オブ・カタストロフィ)の頭脳となっており、乗組員達の念波をひとつにまとめることで空中移動や空間移送など船のさまざまな機能を司っている。
伊-九号(い-きゅうごう)
蕾見 不二子(つぼみ ふじこ)
兵部 京介(ひょうぶ きょうすけ)

その他の登場人物[編集]

フェザー
黒い幽霊が薫に贈るため用意したレアメタルのイヤリングに宿っていた人格で、その正体はトリプルブーストを極大化し、薫が身に着けていたイヤリングを媒介にして時空を超え、未来からやって来たザ・チルドレン(及び他数名のエスパーが入っている可能性もある)の意識と能力の集合体である。中心にいるのはそれを統合した未来の薫だが、葵や紫穂も一時的になら表に出てくることができる。なお肉体を持たないため、なにかに憑依しなければ話せない。
能力は分っているだけでも念動力瞬間移動精神感応生体コントロールを持つ。20歳時のチルドレンの力が使えるため、どれも超度6~7以上であり、現在のチルドレンや兵部、不二子をはるかに凌ぐ、劇中最強のエスパーである。
当初は記憶を失っていたが本能に従い、イヤリングからユーリに気づかれないように憑依し、時々彼女の身体を支配して皆本とチルドレンに接触していた。ある事件で皆本に憑依した際に紫穂に見破られ、再びイヤリングに人格を移した状態でバベルの管理下に置かれた後、九具津の開発したマテリアルに移動した。その際イヤリングは片方壊れ、マテリアルの変質により他者への憑依も不可能となった。薫の「もっと力があれば」という想いに呼応して全能力が覚醒した際には顔を覚えていなかったため、顔のない羽根の生えた女性の姿で登場したが、サイコメトリーで皆本の夢を読み取り、未来の薫(破壊の女王)の姿をとった。ただしこの姿はエネルギー消耗が激しいので、普段はアメリカチョウゲンボウの一種の小型猛禽類)を模した鳥の姿で、皆本宅の巣箱に住んでいる。当然皆本には好意を持っており、キスをするなどの悪戯心を持つが、現在の薫達を押しのけるつもりはない。
様々な経緯を経て自らの素性と、真の目的が「未来を変えること」と「ユーリおよび皆本、チルドレン達を守ること」であると思い出し、本格的に行動を起こし始める。チルドレンの中学2年進級直前、皆本に自身の正体を明かし姿を消したが、その後黒い幽霊との戦い時に兵部の思念をバックアップとして取り込んだため、少年時代の兵部を模した姿で現れた。
現世界においてフェザーはいわば「未来という別時空」からきた異分子であるため、現世界住人には難しい未来改変も比較的容易らしく、薫射殺の未来も結末は変わっていないものの、現時点での予知では伊-九号の提示した場面と違い、桃太郎が薫の傍にいる、イヤリングが片方だけになる等の変化がみられる。また改変が進めばフェザーの知る未来とは大きくずれていくこととなるので、フェザーの教えた未来の映像を現世界ではなぞらない可能性も高い。兵部がフェザーを「僕の女王ではない」と評するのは、「変わる前の未来からきたフェザー」は「現世界の薫の未来の姿」とはいえない存在だからである。
京介(きょうすけ)
兵部がフェザーを構成するマテリアルに自らの思念をバックアップとして残し、フェザーが意識を眠らせた姿。まだ幼い頃の兵部の外見・性格を模しており(頭頂部から生えたアホ毛が唯一の差異)、薫のことは「女王(クイーン)」と呼び懐いている。大人になった兵部本来の人格も影響しているため自分と兵部のバックアップという存在に葛藤していたが、チルドレンや皆本たちが「兵部」としてではなく「京介」として接したことでバックアップである「兵部」にも影響を与えていく。
元はフェザーであるためその能力も保持しており、チルドレンとおそろいの制服(右腕に記されたコードナンバーは「C-00」となっている)を身に着けチルドレンのサポート役として行動を共にする。突如肉体がチルドレンより少し下か同じくらいの肉体年齢まで急成長した。
槍手(やりて)
皆本家とは古くから付き合いがある老女。皆本から「お見合いセッティングマニア」と評されるほど、お見合いを成立させる事に人生を賭けている。直観力にも優れており、ホテルの周りを包囲したパンドラに真っ先に気が付いた。皆本のお見合いが不成功に終わると柏木を次のターゲットに選んで、皆本の母と共に画策している模様。名前は結婚斡旋仲介に活躍する「やりてばばあ」から。
若山 菜々子(わかやま ななこ)
皆本が小学生時代の元同級生。日ノ宮大学を卒業し、現在は家事見習い。小学校時代は皆本に恋心を抱いており、クイズを出し続けて彼の気を引いていたが、簡単に解いてしまうことを悔しく思い父親の書斎からフェルマーの定理を出した結果、皆本は新しい解を見つけてしまったためにコメリカ留学が決まり、離れ離れになるという結果になった。
皆本の見合い相手として槍手に紹介されるが、実は交際している相手がおり、その相談のために皆本との見合いの話を承諾した。
やまべ
声 - 大竹みゆ
薫たちが通っていた区立六條院小学校の担任教師。

ゲストキャラクター[編集]

漫画版ゲストキャラクター[編集]

GS美神 極楽大作戦!!』の登場キャラクター
『GS美神』のアニメ版DVDの発売を記念した1ページ漫画(1巻巻末に収録)に登場。アニメでのゲストキャラクターと違い、似たキャラクターではなく本人たち。
美神
アニメ『GS美神』を知っている薫や、セクハラをする横島や薫にと、ツッコミ役に徹している。
横島
薫とともにセクハラ発言をし、美神に「兄妹かなんかか、お前らは!」を蹴り飛ばされる。
おキヌ
美神や横島を気にせず、宣伝をする。
一番湯のカナタ』の登場キャラクター
『さぷりめんと』に登場。休載後のカラー掲載が、かつて起きた嫌な現象を思い起こさせたために、亡霊となって登場した。
織田信長
単行本表紙の四コマに登場。絵は『MISTERジパング』でのものとなっている。信長の登場はこれのみだが、信長のネタは多く、『さぷりめんと』で兵部が信長の唄を口ずさんでいたり、単行本26巻付属のドラマCDの題材にもなっている。
ハヤテのごとく!』の登場キャラクター
ネタがカブって畑がネタを書き直すという事態が起きたため、皆本が三千院家に謝罪しに行っている。

アニメ版ゲストキャラクター[編集]

ハヤテのごとく!』の登場キャラクター
第9話・第18話本編、第26話冒頭、第33話・第51話本編に登場。
前番組『ハヤテのごとく!』のアニメ製作会社及び主要スタッフが本作品とほぼ同じであるが故に実現した出演である。この内ハヤテ・ナギ・タマ・美希・理沙は同番組の声優つながりのネタでセリフがある。
さらにハヤテとナギについては、偶然とはいえサンデー連載当時の高尾山のハイキングエピソードがハヤテのごとく!の原作と被ってしまい、かつ(こちらも偶然だが)同じオチを考えていた同作品の原作者畑健二郎が作者にこのオチを先にやられてしまったため、シナリオ変更を余儀なくさせてしまった[18]ことを謝罪する形で、単行本13巻の4コマ漫画にも登場している[19] 。また、原作でハヤテが女装させられた時の名前である「ハーマイオニー」を、子供状態の皆本に女装させようとした時に登場させている。
綾崎ハヤテ
声 - 白石涼子
三千院ナギ
声 - 釘宮理恵
タマ
声 - 小杉十郎太
花菱美希
声 - 中尾衣里
朝風理沙
声 - 浅野真澄
桂ヒナギク
声 - 伊藤静
春風千桜
可憐Girl's
第40話本編に登場。主題歌を歌っていた可憐Girl's本人が声を担当している。タクシーに乗っているシーンに登場し、歌唱曲の歌詞の一部を交えたセリフを話していた。
『GS美神 極楽大作戦!!』のキャラクターに似たキャラクター
椎名高志の漫画作品『GS美神 極楽大作戦!!』内のキャラクターや関係物が、アニメ版ではゲーム画面やぬいぐるみといった形で随所に出てくる。ただし外見がそっくりなだけで、作品同士のリンクはない。犬塚シロは第37話に下着屋の店員として登場。横島忠夫、タイガー寅吉の子供姿は第45話、見鬼くんは最終話に登場した。また、横島忠夫とルシオラに似たキャラクターが観覧車にいるシーンもある。

オリジナルキャラクター[編集]

アニメ版オリジナルキャラクター[編集]

ピロシキスキー大佐
ロビエトでの会議を失敗させようとするスパイ。語尾に「ウォッカ」「ピロシキ」「マトリョーシカ」などを付ける。DVD付録の小冊子ではバルカン人をモデルにした事が明かされている。

小説版オリジナルキャラクター[編集]

威河 弘徽(たけかわ こうき)
バベルの技術顧問として未来予知、セキュリティなどのシステムを構築した優秀なシステムエンジニアにして、特務エスパーの現場運用主任も務めていた人物。現在は退職して民間の超能力研究所(タケカワ・ラボ)を開いている。名前の由来は竹河弘徽殿女御から。
現在のバベルの特務活動を支えている、大人数の予知能力者による高精度未来予知システムの開発者。バベル所属時代は2人の特務エスパーを指揮していたが、皮肉にも彼が開発した予知システムが元となって当時の特務エスパーたちは過酷な労働を強いられることとなり、彼が指揮していた2人も過労が要因の1つとなった任務中の事故で命を落としてしまう。このことが彼の心に深い影を落とすこととなり、社会に役立つことを証明せずともエスパーが迫害されない世界を理想とするようになる。作中では落葉の稀有な能力を利用し、一般社会から離れたエスパーの特別自治区の設立を目的としたサイキック・テロを実行する。
落葉の育ての親であり、彼女が唯一信頼し慕う人物。計画の中枢を担う彼女の能力を大幅に増幅させるべく、不特定多数のエスパーとの精神感応による接続を可能とする装置「MEDUSAシステム」を開発した。落葉のことは自らの目的の為に利用しつつも、我が子同然に愛情を注ぎ大切に想っている。
MEDUSAシステムの接続対象とする為低超度エスパーを次々と誘拐し、捜査の為ザ・ハウンドとともにラボを訪れた皆本を拉致。彼にサイキック・テロを手段とした自らの理想を語るも否定され、落葉に命じ彼の洗脳を図るも、駆け付けたチルドレンによって阻止される。その後落葉の能力でバベルを襲撃、桐壷たちを人質に取りバベルのメインコンピューターを乗っ取ることでMEDUSAシステムの力をさらに強大なものとしたが、皆本たちと合流したリバティーベルズの活躍により誘拐したエスパーたちが解放され、MEDUSAシステムの機能が失われたことで計画が崩れる。対峙した皆本にブラスターを手渡し、エスパーの将来を預かることの重みを諭した。
直後、彼をポスト争いに利用していた政治家の目論みで銃撃された落葉を庇い重傷を負うも、一命を取り留めた。逮捕後も獄中からエスパーの人権保護を訴え続けており、彼の支持者は急速に増えつつある。
落葉(おちば)
チルドレンよりも更に年下で感情の乏しい少女。超度6の精神感応能力者であり、極めて微弱だが気流操作に特化した念動能力も持つ。名前の由来は落葉の宮から。
その高い能力を恐れた両親から育児放棄されるが、自分を恐れる両親の心を精神感応で自らのことのように理解できた為に、両親を恨むことすらできず孤独の中で生きていた。自分を拾い育ててくれた威河を非常に慕っており、彼の望みを叶えることを生き甲斐としている。普段は一切言葉を喋らず、精神感応による思念波のみでコミュニケーションを取る。
精神感応で繋がった相手の能力を自分の能力に上乗せできる、稀有な合成能力を持つ。本来は多数の相手と繋がると、思念波のノイズの為に脳が焼き切れるほどの負荷を負ってしまうが、MEDUSAシステムのバックアップを受けたことで無制限での接続が可能となる。そのことで超度7以上の能力を手にしており、念動能力の威力は解禁状態の薫を正面から押し切れるほど。また、システムの影響なのか増幅された能力の応用技術も非常に高くなっている。
感情表現は乏しいが性格はとても穏やかで心優しく、敵として交戦していた薫が空中から落下した際は咄嗟に能力で助けるといった行動も見せた。また、誘拐された皆本との心の触れ合いを通じ、彼に対しても信頼を寄せ始める。
しかし、威河のバベル襲撃計画始動後は彼に従い、サイキック・テロの実行者となる。精神感応能力者である為、エスパーと普通人を引き離そうとする威河の計画の問題点も、自分を救おうとする皆本の想いも全て理解していたが、最終的には自分にとって唯一大切な存在である威河に従う道を選び、パンドラとの共闘を経てバベル本部に乗り込んだ皆本たちの前に立ちはだかる。バベルのメインコンピューターの演算能力を取り込んだMEDUSAシステムのバックアップを得て、桁外れの能力と応用技術によりチルドレンを圧倒するも、リバティーベルズの活躍によりMEDUSAシステムの機能が停止したことにより力を失う。その後皆本に説得され、共に威河を救うべく彼の許へと向かう。無事彼と再会するも、直後に銃撃された彼の姿を目にして初めて自分の声で彼の名を呼んだ。
最後は、威河が事前に仕掛けてあった都市破壊の竜巻を止めに向かったチルドレンを援護すべく、MEDUSAシステムのバックアップがない状態で合成能力を使用、脳に多大な負荷を受け全ての能力を失う。事件終結後、彼女の存在を知り喜んだ遠方の祖父母に引き取られることになり、チルドレンや皆本に見送られて旅立っていった。

ゲーム版オリジナルキャラクター[編集]

ドリー
声 - 小清水亜美
催眠能力(ヒュプノ)をベースにした合成能力者。超能力研究で遅れを取るエゲレスで初のレベル7を期待されるエスパー。10歳。幼い頃に両親を失ったが、超能力を見出されてカークランド財団に引き取られた。超能力を失ったら財団を追い出されるのではないかと恐れている。
原作者である椎名高志がゲームのタイトルでもある第4のチルドレンとしてデザインしたキャラクターである。
アニメではパンドラが豪華客船を襲撃したとき、救出されたエスパーの一人として最終話にてゲスト出演している。
レナルド・ハント
カークランド財団の一員でドリーの保護者。ドリーを超能力の研究と能力開発においては一歩先んじている日本のバベルで訓練させ、レベル7にするために来日した。鼻持ちならない性格で、バベルの皆からは好かれていない。原作における須磨と同様、皆本の名前を毎回間違える。ドリーは彼を信頼しているが、彼はドリーを超能力研究の道具としてしか見ていない。
ソフィア・カークランド
世界中から恵まれない子供を引き取っているエゲレスの慈善団体・カークランド財団の管理者の一人。ドリー、レナルドと共に来日。由緒正しき家柄の女性で、レナルドは彼女に頭が上がらない。

ドラマCD版オリジナルキャラクター[編集]

ジャニス・ウッドストック
声 - 雪野五月
コメリカから日本にやってきた、念動能力(サイコキノ)と催眠能力(ヒュプノ)の複合能力者。楽器の音色に乗せて催眠攻撃を仕掛ける。彼女の攻撃を受けた者は人格を60年代ヒッピーのような性格に強制的に変えられ、ラブ&ピース(愛と平和)な歌を歌い踊るようになってしまう。名前はジャニス・ジョップリンウッドストックから。
嵐山 由岐(あらしやま ゆき)
声 - 雪野五月
六条小学校の薫達のクラスに特別講師としてやってきた、京都の名家出身の女性。少し前までコメリカのヘーベード大学に留学していた。着物姿で語尾に「ありんす」がつく。
ステファノ・パラシオス
声 - 咲野俊介
見た目は40代だが、身体を弄って若さを保っている普通人の科学者。大戦中は第3帝国で、当時日本軍にいた兵部も参加した超能力軍事研究を行っていた。終戦後は研究を続けつつ、カリブの軍事国家グルティナ共和国に所属。研究の最終段階にあたり、完成に協力させるべく皆本と賢木を拉致した。真性のサディスト。
実験体602号
研究成果をもとにして、兵部の細胞からパラシオスが作った人造人間。姿は兵部そっくりだが、知性がない為「まるでけだもの」。

『さぷりめんと 描き下ろし』の登場人物[編集]

本編とは、設定の違う人物のみ記載。

ザ・チルドレン
皆本光一・賢木修二・兵部京介の三人による特務エスパーのチーム。担当主任は、野上葵。
野上 葵
ザ・チルドレン現場運用主任。
3人のうち皆本だけをえこひいきしている。実は主任でありながらテレポーター[20]という原作には無い設定を持つ[21]
賢木 修二
精神感応能力者(サイコメトラー)
皆本だけ贔屓されることに、妬いている。
兵部 京介
念動能力者(サイコキノ)
本編の兵部とは違い、一歩引いた大人な態度を見せるが、やはり皆本だけ贔屓されていることにストレスを感じている。
皆本 光一
お勉強できる子
ザ・チルドレン唯一のノーマル。自分が戦力にならないことを重く受け取っている。
パンドラ
描き下ろしでは、紫穂の発言によるパンドラの表記のみ。
明石 薫
パンドラ幹部。
三宮 紫穂
「下品な男はいらない」と言い処罰を与えるなど冷酷な面を持つ。優秀なリーダーであり、武力制圧すらもはや古いと考えている。その有能ぶりに(普段本編では兵部が遊んでいることが多いため)真木は涙していた。

脚注[編集]

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  1. ^ 椎名高志 (2008年4月12日). “完成原稿速報・ブログ版”. 2008年6月3日閲覧。
  2. ^ 椎名高志 (2008年4月12日). “完成原稿速報・ブログ版”. 2009年3月23日閲覧。
  3. ^ 1930年なのは2011年(第10巻122頁)の一年前(同巻181頁)に「今年で80」(第3巻25頁)というセリフから。日付はガイドブックより。アニメ9話でも80歳というセリフがあり作者のツイッターでの発言でも肯定された。
  4. ^ 公式ブログの2005年9月30日のエントリより。
  5. ^ ホワイトデー『火垂るの墓』にも登場した有名メーカーのドロップや肝油入りドロップを贈る、イメチェンと称しサイボーグ009のコスプレをする、アニメ化を知り横山光輝作品や手塚治虫作品のようなチルドレンの姿を想像するなど。
  6. ^ 小学生編最終話の子供(の記憶で姿がそう見える)皆本への発言から。この時空では薫の幸せと自身のノーマルへの復讐の両立は難しいとも発言している。
  7. ^ 前日に広島爆撃があったということでおそらく8月7日。
  8. ^ 『THE UNLIMITED』では、胸に2発、額に1発撃たれている。
  9. ^ 現在名乗っている日本名は、パンドラに入ってから与えられたもの。
  10. ^ 公式ブログの2009年2月10日のエントリより。
  11. ^ なお、その際のケンの衣装は、何故かキカイダーのパロディとなっている。
  12. ^ アニメ版では「大きな古時計」の替え歌(小夜のことを歌った歌)に変更された。
  13. ^ 2007年5月31日の作者のブログエントリから。椎名は直接作品名を言及はしていないが、当該作が明白な該当作となる(この作品のキャリーも念動能力者<サイコキノ>である)ため掲げることとした。
  14. ^ アニメ版より。原作ではひらがなでちさととのみ呼ばれる。
  15. ^ 担当声優の國府田は、本作と同じ椎名高志作品のGS美神でセカンド・ヒロインのおキヌ役を演じていた。そのためか、最終話において彼女が巫女服を持っているシーンがある。
  16. ^ 担当声優の鶴は、本作と同じ椎名高志作品のGS美神の主人公・美神令子役を演じていた。その縁か最終話において彼女の持つビデオカメラから見鬼くんが出てくる小ネタがある。
  17. ^ バベルのメンバー以外で、躊躇う事無く紫穂の身体を抱きしめたほぼ唯一の普通人である
  18. ^ 2008年6月4日の椎名のブログエントリから。
  19. ^ なお、原作者の椎名高志は、自身のホームページのブログで、前番組の原作者の畑健二郎とコラボを呼びかけたことがあり、このハイキングの話を扱ったアニメ第33話でそれが実現している。
  20. ^ パンドラに乗り込む際の演出より。
  21. ^ 原作の担当主任たちは現在のところ全員ノーマルとなっている。読切版では、水元(現在の皆本のモデル)がアンチアンチエスパーという特殊なエスパーであった。