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2020年2月15日 (土) 04:47時点における版

鵡川駅
駅舎(2018年10月)
むかわ
Mukawa
浜田浦 (3.5 km)
(4.0 km) 汐見
地図
所在地 北海道勇払郡むかわ町末広2-1
北緯42度34分44.04秒 東経141度55分25.99秒 / 北緯42.5789000度 東経141.9238861度 / 42.5789000; 141.9238861
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 日高本線
キロ程 30.5 km(苫小牧起点)
電報略号 ムカ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(側線1線)
開業年月日 1913年大正2年)10月1日
備考 無人駅
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鵡川駅
むかわ
Mukawa
(3.6 km) 豊城
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 富内線
キロ程 0.0 km(鵡川起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1943年昭和18年)11月1日
廃止年月日 1986年(昭和61年)11月1日
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鵡川駅(むかわえき)は、北海道胆振総合振興局勇払郡むかわ町末広2-1にある北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線である。電報略号ムカ事務管コードは▲132204[1]むかわ町の中心駅である。

かつては富内線の分岐駅で、1986年(昭和61年)10月まで運行されていた急行えりも」の停車駅であり、廃止後も日高本線の列車運行において重要な位置づけをされており、当駅発着の列車もいくつか設定されている。

歴史

1975年の鵡川駅と周囲約1km範囲。右側、上が富内線豊城方面、下直進が本線静内方面。やや千鳥状にずれた単式と島式の複合ホーム2面3線、駅舎横苫小牧側に貨物ホームと2本の引込み線、駅裏に富内線用の3本の留置線と苫小牧側に車庫を有している。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
  • 1913年(大正2年)10月1日苫小牧軽便鉄道鵡川駅として開業。一般駅
  • 1927年(昭和2年)8月1日:苫小牧軽便鉄道が国有化により国有鉄道に移管。線路名を日高線に改称、それに伴い同線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)11月1日:線路名を日高本線に改称、それに伴い同線の駅となる。富内線当駅 - 豊城駅間の連絡線開通。
  • 1977年(昭和52年)2月1日:貨物取扱い廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:富内線全線廃止。出札・改札業務を停止し旅客業務について無人化。但し運転要員は継続配置。乗車券は簡易委託化。
  • 1987年(昭和62年)
  • 1998年(平成10年)4月1日:窓口業務を直営化。
  • 2006年(平成18年)9月1日:出札・改札業務を再度停止し旅客業務について再度無人化。乗車券は簡易委託化(駅舎内キヨスク)。
  • 2009年(平成21年)4月1日:キヨスク閉店。簡易委託廃止、完全無人化。
  • 2015年(平成27年)1月8日:高波被害により、当駅 - 様似駅間が不通となる[2]

駅名の由来

当駅の所在する地名(旧・鵡川町)より。

駅構造

千鳥状の相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは駅舎側ホーム西側と対向ホーム東側を結んだ構内踏切で連絡する[3]1986年(昭和61年)10月までは単式ホーム島式ホーム複合型2面3線で、島式ホーム外側の3番線は富内線が発着していた。富内線の廃止に伴い、3番線の線路は撤去されている[3]。その他、苫小牧方から分岐し車庫に繋がる行き止まりの側線を有する。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 (使用停止)
2 日高本線 上り 苫小牧方面 当駅始発
下り 静内様似方面 使用停止中

2015年(平成27年)1月の高波被害以降、駅舎側ホームの1番線は使用されておらず、対向ホームの2番線のみを使用している。

  • 1987年(昭和62年)に完成した駅舎は、むかわ交通ターミナルを併設している。
  • 当駅を含めて日高本線の全ての交換駅はスプリングポイントであるため、当駅に様似・静内方面から来る列車は必ず1番線を、苫小牧方面から来る列車は当駅折り返しも含め必ず2番線を利用する。
  • 静内駅管理の無人駅。過去にはキヨスクで鵡川 - 苫小牧間の乗車券(片道・往復・回数券)と苫小牧 - 札幌間のSきっぷを発売していた。
    • 以前は社員配置駅でJR全線の切符を発券していたが、2006年(平成18年)8月31日をもって窓口業務を廃止し、POS端末も撤去された。
    その後簡易委託化を経て、簡易自動券売機(オレンジカード使用不可、自動改札機対応)を設置していたが、2014年(平成26年)4月に撤去されている。

利用状況

1日乗降人員は以下のとおりである。

年度 乗降人員
(単位:人)
出典
1981年(昭和56年) 485 [4]
1992年(平成04年) 348 [3]

JR北海道によると、特定の平日の調査日における列車乗車人員平均は以下のとおりである。

年もしくは年間 交通機関 年もしくは年間の各調査日における
平均乗車人員
(単位:人)
備考 出典
2014年(平成26年) 列車 130   [5][6]
2012 - 2016年(平成24 - 28年) 列車 154.0   [7]
2013 - 2017年(平成25 - 29年) 列車 174.0   [8]
2017年(平成29年) 代行バス 73   [5]
2014 - 2018年(平成26 - 30年) 列車 197.2 北海道胆振東部地震の影響により、8月末に実施された臨時調査の結果のものが公表されている。 [9]
2017 - 2018年(平成29 - 30年) 代行バス 91.0 北海道胆振東部地震の影響により、8月末に実施された臨時調査の結果のものが公表されている。 [6]

駅弁

過去に販売していた駅弁

駅前の苫米地商店弁当部が調整していた弁当が発売されており、むかわ町の特産であるシシャモの甘露煮を使用した幕の内弁当やシシャモ寿司が名物であったが、調整元の駅弁販売撤退により既に販売を終了している。苫米地商店は1980年に放送されたテレビドラマ「おふくろの青春」(HBC制作TBS系「日曜劇場」)に登場した駅弁屋のモデルにもなっている。

  • 幕の内弁当
  • 寿司[4][10]
  • シシャモ寿司

なお苫米地商店は駅弁販売撤退後は近隣の「むかわ温泉・四季の館」に設置された「お食事処たんぽぽ」を経営している。

駅周辺

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
日高本線
勇払駅 - *浜厚真駅 - *浜田浦駅 - 鵡川駅 - 汐見駅(**休止中)
*:一部の列車は浜田浦駅を通過する。上りの一部列車はさらに浜厚真駅も通過する。
**:当駅 - 様似駅間は不通・バス代行輸送

脚注

注釈

出典

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ 日高線 厚賀~大狩部間 67k506m付近における盛土流出について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2015年1月13日). 2018年7月5日閲覧。
  3. ^ a b c 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)100ページより。
  4. ^ a b c 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)100ページより。
  5. ^ a b "日高線(鵡川・様似間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 1 August 2018. p. 3. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  6. ^ a b 日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  7. ^ "駅別乗車人員(2016)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. p. 10. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  8. ^ "日高線(苫小牧・鵡川間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  9. ^ 日高線(苫小牧・鵡川間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  10. ^ 時刻表『JNR編集 時刻表 1987年4月号』(弘済出版社1987年4月発行)503ページより。当時350円。

関連項目

外部リンク