河山駅

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河山駅
河山駅の駅舎(出入口側)(2007年3月27日)
河山駅の駅舎(出入口側)
(2007年3月27日)
かわやま - Kawayama
根笠 (4.4km)
(3.1km) 柳瀬
所在地 山口県岩国市美川町四馬神
所属事業者 錦川鉄道
所属路線 錦川鉄道錦川清流線
キロ程 27.9km(川西駅起点)
電報略号 ワヤ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1960年昭和35年)11月1日
備考 無人駅。1987年(昭和62年)7月25日に、岩日線から現在の第三セクターに転換。

河山駅(かわやまえき)は、山口県岩国市美川町四馬神(しめがみ)にある錦川鉄道錦川清流線である。

駅構造[編集]

以前は1面2線の島式ホームであったが、1線が廃止となり、現在は1面1線の島式ホームの無人駅である。駅舎に近い側の端は、なだらかな傾斜になっている。なお、廃止となったホーム(駅舎に近い方)は、乗降用通路の個所が舗装で埋められたうえ、分岐器や一部の線路が取り外されている。

駅舎内に改札口の柵はあるが駅員室は無く、全面コンコースとなっている。運賃の支払い処理は列車内で行なう為、乗車券類の販売を行う設備は無い。

駅出入口に引き戸の扉が備わっているが、列車運転時間外の施錠が行なわれているかどうかは不明である。

駅出入口の外側にトイレが備え付けられている。売店(自動販売機を含む)は営業していない。

駅出口と外部の道路の間には、手すりの付いた10段強の階段が存在する。

河山駅のホーム
(2007年3月27日)
河山駅の駅舎(改札口側)
(2007年3月27日)

遺構設備[編集]

転轍器梃子(河山駅の駅舎 改札口 脇)
(2007年3月27日)

当駅は、日本鉱業河山営業所から産出した硫化鉄鉱石を岩国方面へと搬出する為の貨物ヤードを有していた。現在は信号設備や分岐器を含めて、そのほとんどが撤去されている。

ただし現在でも、駅舎および廃止となった側のホームなどに、旧国鉄岩日線の時代に使用されていたと思われる鉄道遺構が残されている。

  1. 駅舎の改札口付近の野外:
    手動分岐器を信号扱い所で遠隔操作する為の、転轍器梃子(てんてつきてこ)
  2. 廃止となった側のホームの線路枕木の脇:
    手動分岐器等を遠隔操作する為の鋼索(ワイヤー)を支えていたと考えられる滑車群
  3. ホームより錦町駅方面寄りの駅構内:
    貨物ヤードの一部を構成していたと思われる、未撤去の線路(1条)
  4. 当駅から根笠・岩国駅方面へ約440mの本線線路の脇:
    2現示の腕木式信号機(2基;形状からみて対を成すもの)
    信号を扱う駅務員が現場で操作する方式。現役の信号機と誤認しないよう、腕木の羽根部分は取り外されている。形状や設置位置からみて河山駅の入場信号機と思われるが、確証は無い。

駅周辺[編集]

駅舎前の広場に、岩国市営美川バス(旧・美川町営バス)および岩国市営らかん清流バス(旧・本郷村営らかん清流バス)の、河山駅 バス停留所がある。また清涼飲料水およびタバコの自動販売機が設置されている。自動販売機の設置状況から、以前は、設置場所にて個人商店が営業していたものと考えられる(商店名の看板の残る建物がある)。

なお、広場の一角は、駐車場として使用されている。

当駅(および上述の広場)は、山口県道69号徳山本郷線に面しており、錦川の上流方向へと移動すると国道187号に合流後に、旧美川町地域の中心である四馬神地区の中心部へと至る。ここには岩国市美川総合支所があり、旧本郷村地域への入口でもある。

山口県道69号徳山本郷線を錦川の流れに沿って下流へと向かうと、#遺構設備として示した腕木式信号機のある場所に通じる。

歴史[編集]

  • 1960年(昭和35年)11月1日 - 開業。
  • 1963年(昭和38年)10月1日 - 当駅~錦町駅間開通により、終着駅から途中駅になる。
  • 1971年(昭和46年)- 日本鉱業河山営業所の閉鎖に伴い、貨物営業を廃止。

その他[編集]

  • 腕木式信号機へ至る山口県道69号徳山本郷線の中途に、2005年9月6日台風14号で発生した洪水の最高水位を示す表示板が山側法面に取り付けられている。

隣の駅[編集]

錦川鉄道
錦川清流線
普通
根笠駅 - 河山駅 - 柳瀬駅

関連項目[編集]

参考文献[編集]