極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU

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極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU
監督 三池崇史
脚本 佐藤佐吉
出演者 曽根英樹
哀川翔
吉野きみ佳
火野正平
冨田恵子
曽根晴美
木村進
間寛平
加藤雅也
小沢仁志
遠藤憲一
小沢和義
山口祥行
長門裕之
石橋蓮司
丹波哲郎
川地民夫
今田真士
音楽 遠藤浩二
撮影 田中一成
編集 島村泰司
製作会社 オフィスアスク
配給 東映ビデオ
公開 日本の旗 2003年7月11日発売[1]
上映時間 129分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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極道恐怖大劇場 牛頭』(ごくどうきょうふだいげきじょう ごず)は、2003年に公開された日本のオリジナルビデオ作品である。監督は三池崇史。第56回カンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品された。また、R-15指定作品となっている。

概要[編集]

愛知県名古屋市のアンダーグランド系の実業家が出資して設立された「オフィスアスク」がスポンサーとなり、映画俳優曽根晴美の意向で本作品は制作された。

当初、曽根晴美の思い入れが強かった実子の曽根悠多を主役とした、王道極道モノの作品で勝負をしたかったが、三池の思惑は外国向けに受けのよい「きわもの」に仕立てることでカンヌ映画祭を視野にいれ、脚本家に『殺し屋1』でもタッグを組んだ佐藤佐吉を招聘。結果、「デヴィッド・リンチが任侠ものを撮ったら」をコンセプトに[1]本作品は全てのジャンルを超越した「やくざホラー」として誕生した。

この思惑により、キャスティングにある名を連ねる俳優陣は低ギャラであっても「三池ブランド」の名のもとに集結した。撮影は短期間で行われた。

当初、主演の哀川翔チワワ(※ぬいぐるみ)を放り投げ叩きつけるシーンが愛護団体の目にとまり物議を醸したが、この作品の宣伝効果にもなったといえる[要出典]

なおこの作品はあくまでVシネマとして製作されたため、映画祭など特別な状況をのぞいて劇場での上映はなく、レンタル店で借りてみるしかない作品である。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 監督:三池崇史
  • 製作:曽根晴美
  • プロデューサー:坂美佐子、前田茂司、向井達矢
  • 企画:曽根晴美、瀬戸恒雄
  • 脚本:佐藤佐吉
  • 音楽:遠藤浩二
  • 撮影:田中一成
  • 照明:吉角荘介
  • 美術:石毛朗
  • 録音:鶴巻仁
  • 装飾:坂本朗
  • 特殊造形:松井祐一
  • 編集:島村泰司
  • 音響効果:柴崎憲治、伊藤瑞樹
  • 助監督:丹野雅仁
  • 製作担当:坂井正徳
  • 製作:オフィスアスク
  • 制作:制作:楽映舎

エンディングテーマ[編集]

  • 牛頭の唄

ソフト[編集]

  • VHS(2003年7月 発売:オフィスアスク 販売:東映株式会社・東映ビデオ株式会社)
  • DVD(2003年7月 発売・販売:クロックワークス)
    三池崇史&佐藤佐吉によるオーディオコメンタリーやメイキング映像を収録

脚注[編集]

  1. ^ a b 「巻末とじこみ付録 宇宙船 YEAR BOOK 2004」『宇宙船』Vol.112(2004年5月号)、朝日ソノラマ、2004年5月1日、152頁、雑誌コード:01843-05。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]