幾寅駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 幾寅駅 | |
|---|---|
駅舎(2011年8月)
|
|
| いくとら - Ikutora | |
|
◄T35 東鹿越 (4.0km)
(9.4km) 落合 T37►
|
|
| 所在地 | 北海道空知郡南富良野町字幾寅 |
| 駅番号 | ○T36 |
| 所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
| 所属路線 | ■根室本線 |
| キロ程 | 98.8km(滝川起点) |
| 電報略号 | トラ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 単式 1面1線 |
| 開業年月日 | 1902年(明治35年)12月6日 |
| 備考 | 無人駅 |
|
映画『鉄道員(ぽっぽや)』ロケで「幌舞駅」として使用。
|
|
幾寅駅(いくとらえき)は、北海道空知郡南富良野町字幾寅にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅である。駅番号はT36。電報略号はトラ。かつては急行「狩勝」の停車駅だった。
目次 |
駅構造 [編集]
単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては島式ホーム2面4線で互いのホームを構内踏切で連絡している配線であったが、副本線が廃止され相対式ホーム状の2面2線となる[1]。この際、使われなくなった下り線側島式ホームのもう1線は側線として残っていた。また1993年(平成5年)時点では、滝川方から分岐する、転轍機の外された側線を1本有した[2]。更に交換設備廃止の上、島式ホーム1面使用の単式ホームとなっている。
駅舎は線路の北側(根室方面に向かって左側)に位置し、築堤上のホームとは階段で連絡する。古い駅舎であるが、映画『鉄道員(ぽっぽや)』の撮影の為、より古さを強調した感じ[3](外観及び内装も[4])に改修されている。
駅名の由来 [編集]
駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「ユク・トラシ・ペツ」(鹿の上る川)に由来する。なお、当駅はアイヌ語の音に漢字を当てはめたもので、訳して駅名にしたのが隣駅の東鹿越駅(及び旧鹿越信号場)である。
利用状況 [編集]
駅周辺 [編集]
幾寅の市街地になっており、商店や住宅が立ち並ぶ。
- 北海道道465号金山幾寅停車場線
- 国道38号
- 道の駅南ふらの
- ノースライナー「幾寅物産センター」停留所
- 南富良野町役場
- 富良野警察署幾寅駐在所
- 幾寅郵便局(日本郵便富良野支店幾寅集配センター併設)
- 旭川信用金庫南富良野支店
- ふらの農業協同組合(JAふらの)南富良野支所
- 「鉄道員」撮影に使われた建物のセット
- 北海道南富良野高等学校
- 南ふらのスキー場
- 南富良野町営循環バス「農協前」・占冠村営バス「幾寅駅前」停留所
歴史 [編集]
- 1902年(明治35年)12月6日 - 北海道官設鉄道十勝線の駅として開業。
- 1905年(明治38年)4月1日 - 国有鉄道に移管、それに伴い同鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 十勝線と釧路線を統合して釧路線に制定、それに伴い同線の駅となる。
- 1913年(大正2年)11月10日 - 線路名を釧路本線に改称、それに伴い同線の駅となる。
- 1921年(大正10年)8月5日 - 線路名を根室本線に改称、それに伴い同線の駅となる。
- 同年 - 当駅 - 幾寅久住駅間に幾寅森林軌道(馬鉄)14.7km開業。駅土場9.47ha設置。
- 1928年(昭和3年) - 幾寅森林軌道廃止。
- 1933年(昭和8年)
- 2月 - 駅舎全焼。
- 6月 - 駅舎移転再建[5]。
- 1982年(昭和57年)11月15日 - 貨物扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 簡易委託により乗車券販売再開。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道に継承。
- 1994年(平成6年)4月1日 - 釧路支社管轄から本社鉄道事業本部管轄に変更。
- 2003年(平成15年)4月1日 - 簡易委託廃止、完全無人化。
その他 [編集]
- 映画『鉄道員(ぽっぽや)』の中では石炭輸送路線終端駅の「幌舞駅」として登場する。駅舎は映画のロケーションのために改装されている。また駅前には、映画内で「キハ12 23」として登場したキハ40 764号気動車(ぽっぽや号)の一部分(前頭部)が、2005年(平成17年)に廃車の後に設置・保存されている。
- 待合室内には映画撮影関連の写真や小道具、出演者のサインなどを展示し、駅前の食堂などのロケーションセットも残され[4]、多くのファンが訪れる。
隣の駅 [編集]
参考資料 [編集]
- 南富良野町史 下巻 平成3年発行
- 旭川営林局史 第一巻 昭和35年発行
脚注 [編集]
関連項目 [編集]
|
|||||