天地創造 (ゲーム)

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天地創造
Terranigma
ジャンル アクションRPG
対応機種 スーパーファミコン
開発元 クインテット
発売元 日本の旗エニックス
アメリカ合衆国の旗任天堂
人数 1人
メディア 32Mbitロムカセット
発売日 日本の旗1995年10月20日
アメリカ合衆国の旗1996年12月19日
価格 日本の旗11,800円(税別)
売上本数 日本の旗20万本
  

天地創造』(てんちそうぞう)は、クインテットが開発し、エニックス(現・スクウェアエニックス)によって発売されたスーパーファミコンコンピュータゲームソフト

キャラクターデザインは藤原カムイ

ファンの間では、クインテットの発売したアクションロールプレイングゲームの『ソウルブレイダー』・『ガイア幻想紀』と合わせて「ソウル三部作」または「クインテット三部作」と呼ばれ、本作はその第三作目にあたる。

目次

[編集] システム

基本的なシステムとしては、世界地図を原型としたマップを放浪するRPG(ロールプレイングゲーム)形式と、ダンジョン内を探索するアクション形式に分かれる。

各地名は実際にある地名をそのまま、あるいは模してつけられたものが多く、また、発明家や学者などにも実在の人物名を冠したキャラが登場する。

なおRPG形式ではあるが、クロノトリガーと同様に敵との遭遇はダンジョン内のみでマップ上で敵と遭遇することはない。

ダンジョン内では、ジャンプ、ダッシュ、攻撃、防御、物を押す・投げるといった行動等を駆使して敵キャラクターといった障害を克服し、謎掛けや仕掛けを解きながら進んでいく。

[編集] アクション

ダンジョン操作で行えるアクションは多彩である。ここで説明するボタンは初期設定の場合である。

物を持つ・投げる
物の前でAボタン。さらにもう一度押すと投げられる。敵にぶつけることでダメージを与えることも可能。ただし、敵にぶつかると物を落としてしまう。
物を押す
押す対象の前でAボタンを押しながら方向キー。ただし二つ以上同時に押せない。
ノーマルアタック
普通の攻撃。攻撃ボタンを押すだけで発動する。
ラッシュアタック
連続攻撃で、Aボタンを連打することで発動する。攻撃範囲が少し広がるためノーマルアタックでは届かない所にも当たる。
ミドルスライサ-
突撃攻撃。ダッシュしながら攻撃することで発動し、発動している間、一時的に無敵状態になる(ただし一部攻撃に関しては無効)。
スピンアタック
ジャンプ攻撃。ジャンプしている間にAボタンで発動。射程は短いが自分の周りに円を描くように攻撃する。
レッグスライダー
ダッシュ→Bボタン→Aボタンとテンポ良く押すことで発動。地面に沿って敵を蹴散らしながら進む。そのままAボタンを押すとさらにミドルスライサーが出るが、ボタンの配置上やや出しづらい。

注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


[編集] ストーリー

地球はライトサイドとダークサイドという2つの意思によって繁栄と衰退を繰り返していた。ライトサイドの意思で生命や文明が生まれ、ダークサイドの意思でそれらが滅亡する。人類はその2つの意思を神と悪魔という名前で呼んだ。

地球の表と裏にそれぞれ「地表」「地裏」とされる世界が存在する。地裏に存在するただ一つの村クリスタルホルムから物語は始まる。村一番のやんちゃ者のアークは、長老が入ることを禁じている「開かずの扉」に入り、封印されていた箱を開けてしまう。中に入っていたのは喋るピンク色の生き物、ヨミ。 その箱を開けてしまったせいで、村の時間が止まり、村人たちは凍りついてしまう。唯一無事だった長老は、「ライトサイドとダークサイドのパワーバランスが崩れた」と説明し、アークに責を問い、地裏にある五つの試練の塔で封印を解くことを命じる。それは、それぞれの塔に封印されていた力を解き放ち、「地表」の世界を創造していく。それにつれ、村人たちも元に戻っていった。

クリスタルホルムを復活させたアークに長老は、今は死滅している雄大な海と豊穣の緑の世界であった地表というもうひとつの世界があること、そしてその世界に荒れた地裏の生き残りであるクリスタルホルムの住人を住まわせたいと告げた。そしてアークは、ヨミとともに地表の復興――「天地創造」の役目を負った。 こうしてアークは地裏と地表を繋ぐ大きな穴に飛び込んだ。

荒れ放題の地表に立ったアークは、動植物と会話する力を得た。パンドラの箱の中にある武器を手に取り、敵に立ち向かい、植物や動物を復活させた。動植物の力を借りて世界を回り、人間を封印したダークモーフを倒した。吹雪の中でダークモーフを倒したあと、アークは深い深い眠りに落ちた。そして、人間が復活することとなる。

数年後、目覚めたアークは人間の復活を知ると同時に動植物たちと会話ができなくなっていること知る。そして、ラサの村で現世神であるクマリと出会う。クマリはアークに進むべき道を示す。そこからアークの地表を復興、発展させていく長い旅が始まった。

旅の途中、アークは多くの仲間と出会い、多くの喜びと悲しみを経験する。天地が創造されるにつれ、文明が発展し手段が増えるにつれ、人間は増長し憎しみを覚え、世界は段々と穢れていってしまう。それを救うべく、長老からの夢のお告げで、「天才」と呼ばれる科学者の復活を命じられた。

世界が発展するにつれ、その構造も複雑になる。そこに渦巻く正義と悪の関係も単純ではなくなる。アークは自分のしていることが正しいのか迷いながらも、自分に課せられた使命である天地創造のため、故郷で待つエルのために旅を続けるのであった。その裏で、邪悪な陰謀が蠢くことに気づきながら。

「天才」と呼ばれるベルーガに会ったアークは、ベルーガがもたらそうとしている"死のない世界"に違和感を覚え反発する。そして、「機械」に殺される。しかし、クマリや世界中のみんなに手助けされ、蘇った。

そして、もう1人の自分と出会い「本当の使命」に気が付く。

[編集] キャラクター

地裏のアーク
物語の主人公。イタズラ者でやんちゃな性格。パンドラの箱を開けてしまったことにより天地創造の使命を帯びる。
ダークガイアが天地創造の為に、かつて己を倒した英雄の記憶を元にクリスタルブルーで作りだしたコピー人間だったが、表のアークの魂により光の力を得て、運命の輪の外の存在である「光と闇の使者」に生まれ変わる。
村では水に入る機会が無かったためか泳げない。
地裏のヨミ
ピンク色の奇妙な生き物。パンドラの箱の中に閉じ込められていたがアークにより開放され、以後相棒としてアークと共に旅をする。
地裏のヨミは長老の配下でアークを目論見通りに天地創造の使命を果たさせるための存在だった。
地裏のエル
アークの幼馴染の心優しい女の子。
村一番の機織でもある。
英雄と共に居た前世のエルのコピー人間で、アークが用済みになった時に殺させるための存在だった。
地表のアーク
光の使者。
生前は、武術に秀でたアスタリカの少年で、前世のエルの様子を見に行って儀式の聖杯の夜露を飲んだ。
アスタリカのエルと共にアスタリカを旅立ち、後に、光と闇の力を持った英雄としてダークガイアを封じた。二度とアスタリカに戻ることはなく、最期は南極のドライバレーに葬られた。
地表のヨミ
地表の英雄の武器と防具が入った箱に入っている。英雄を導く使命を持つが、地裏のヨミに劣らず口が悪い。
かつて生物が最初に創造された時は、全ての生物はヨミと同じ姿をしていた。
地表のエル
口がきけなくなったルワールの王女で、主人公のアークですら驚くほど姿は地裏のエルに瓜二つである。
コロンブスから英雄の武器を託された村の唯一の生き残りで、「英雄の武器」を狙ってルワールの王が村を襲ったが見つけられなかったため、生き残ったもののショックで話せなくなったエルは「英雄の武器」の在り処を聞き出す為に国王の養女にされた。
前世ではアスタリカの儀式で力と不死を手に入れたが同時に心の闇の面が表出、1年間、死への恐怖に晒され続けたことから部族のものを恨んでフィーラとロイを殺した。後に表のアークと共に旅立ち、二度とアスタリカには戻らなかった。
長老
アークの育ての親でもあるクリスタルホルムの長老。
アークに天地創造の使命を伝える。その正体はダークガイア。
武器
パンドラの箱に入っており、「武器」という概念そのもののような存在。かつて人は「武器」を手にしたことにより、動物を狩ってそのテリトリーを広げたという。
アークが手に取ると「クリスタルのヤリ」になった。
塔の番人
地表から来た5つの光。黒いマントに仮面をつけた姿をしている。
ラー
生命の源である大木。魔物に寄生されて力を失っている。
キングバードの王
鳥の王。
ライム
仔ライオン。動物の王ネオの息子。
クマリ
前世の記憶を失うことなく転生し続ける現人神。アークを助け導く。
メイホウ
クマリの弟子で、かつて「星のかけら」を探して世界中を旅した。千里眼の力でアークの手助けをする。
前世はアスタリカの神官メイラ。
メイリン
メイホウの孫娘。
幻を生み出す能力を持っている。両親はロウランの戦乱で亡くなっており、犬のターボを連れている。
前世はアスタリカの神官メイラに仕える神官メイリア。
フィーダ
エル王女を護衛する女剣士。ルワールの王に拾われ、育てられた経緯を持つ。非常に生真面目な性格で、地表のエルを守ることに何よりも執着している。それは、自分に決意をたくし、自らの手にかかったエルの両親への償いである。
前世はアスタリカの神官フィーラ。ロイとは恋仲であった。
ロイド
傭兵。親友をベルーガの手先に殺されており復讐を考えている。嫌味な性格だが義に厚く、シニカルな言動の伊達男。
前世はアスタリカの神官ロイ。フィーラとは恋仲であり、人間らしさとして、前世のエルに「愛」を示した。
コロンブス
航海術を発達させアメリカ大陸を発見したが、帰国後スペインの女王に捕らえられた。
共に航海した王子が死んだ為と言われているが、実はアメリカ大陸で「英雄の武器」が入った箱を見つけて、地表のエルの故郷の村の人々に隠すよう委ねたため、「英雄の武器」を狙う女王に幽閉され拷問を受けた。
ペルル
フリーダムのスケボー少年。
前世はアスタリカの神官メイラに仕える神官ペーラ。
ベルーガ
天才科学者。
アークが世界を復活させる以前の世界で、ダークガイアに従って細菌兵器で必要ないと考える人間を多く殺したが、大地が世界から失われてしまいコールドスリープで眠っていた。
ダークガイアが望む世界を作ろうとしており、眠りながらにして、人工知能などによってグランドモスクで信者を増やしていた。ルワールの王やシルバインの女王マリー、ドラグーン城のウォンが「英雄の武器」を狙ったのもベルーガの企みによるものである。
ダークガイア
地球が持つ2つの意思のうちの1つで、地球の裏の顔であり、破壊を司り、地裏をテリトリーとしている。役目を終えたものに滅びの運命を与えるのを使命とし、「闇の星」「悪魔」などと呼ばれている。
11時59分を過ぎれば0時に戻るような繰り返される創造と破壊の運命には否定的で、選ばれた者のみが不死を得て停滞した‘13時’とも言える世界を作り、破壊も創造もない1つの意思に統一された星にしようとしている。過去にも幾度となく‘13時’の世界を作ろうとしたが、英雄によって封印されたり、世界を滅亡させてしまうなど失敗している。
ライトガイア
地球が持つ2つの意思のうちの1つ。地球の表の顔であり、創造や発展を司る。
いわゆる「創造神」と呼ばれる存在である。

[編集] 世界

実在する都市名、または地方名などをモチーフにしているのが特徴。

(ストークホルム=スウェーデン首都のストックホルム、リオット=ブラジルリオデジャネイロ、ロウラン=かつて中国にあった都市国家またゼン(善阝)善国の首都楼蘭など。)

[編集] 地裏

「ちうら」と読む。地球の内部に存在し、重力が地表側に向いた地底世界。 地面には巨大な結晶や溶岩などがあり、空には青く光る地裏の太陽ガイアストーンが浮いている。

クリスタルホルム
地裏に存在する唯一の村。
地表の生き物の記憶がしゃぼん玉のようなクリスタルブルーになって空を漂っている。
試練の塔
地裏に存在する塔。計5ヶ所あり、それぞれが生き物の生命を制御する力を持つ。
塔の中では生き物たちの魂が、魔物の姿となってさまよっている。
最上階には大地を操る空間があり、たどり着くと地表に大陸が現れる。
また、このほかにも大陸を復活させる場所が2箇所存在する。

[編集] 地表

当初は陸すらなく、大陸出現後も生物が死滅した荒野だったが、アークの手により次第に生物が復活していく。

ユーラシア大陸
アフリカ大陸
  • サファリアム
  • ズウ
  • せんじんの谷
南米大陸
  • グレートクリフ
  • サンクチュアリ
  • リオット
  • アスタリカの祭壇
北米大陸
  • フリーダム
  • コロラド川
  • 五大湖のほこら
  • 人魚の塔
  • ニアレイク
オーストラリア大陸
ムー大陸
ポリネシア諸島
南極大陸

[編集] アイテム

箱を手に入れてから、持つことが出来るようになる。売ることは出来ず、不必要なものはホールホルに入れることで捨てられる。

クリスタルホルムの地下室に封印されていた箱。
封印を解いた者だけが、箱の持ち主になることを許される。
一見、小さな箱だが、人がすっぽり入ることができ、中は意外と広い。
普段はセレクトで、自由に行き来することができる。
箱の中は、4つの部屋に分かれており、それぞれ「道具」「武器」「防具」「中央(システム)」の間となっていて、いわゆるメニュー画面の役割をもつ。
地表にも同じものが存在する。
小説ではアークの心の中にあり、パンドラの箱とよばれている。
プライムブルー
地裏も含め、世界のあちこちに存在する青色の水晶で魔法を唱える際に必要。
魔法を中に入れることが出来、魔法の種類によって指輪やメダルに変化する。
一度使うと元の水晶に戻ってしまうが、魔法屋でまた新しく魔法を入れてもらうことが出来る。
クリスタルの槍
箱の中に入っていた武器。地裏では装備しているとHPが自動回復する。

[編集] 章立て

第1章 旅立ち 
パンドラの箱を開けてしまったアークが、村人を助ける為に5つの塔の試練に挑む。物語としては序盤前半となるが、ゲームとしては、時間経過で回復が出来たり色々なヒントで各ダンジョンのトリッククリア方法が示唆されるなど練習的な要素が大きい。
第2章 世界の復活
長老の命を受けて地表に赴き、生命が死に絶え荒れ果てた大地に生命を復活させる。物語の序盤後半部分で、植物の復活から人類の復活までがこの章に含まれる。この章からはアイテムなどでしか回復が出来ない事や第1章のようなヒントもほとんど無いこと等から、ゲームとしては実質的にここからが本番とも言える。また、この段階までは各植物・動物と会話できる。
第3章 天才の復活
復活した人類文明の成長を促すために、世界中で各分野の天才を手助けしたり技術交流を行って文明を発展させる。ゲーム中で最も長い章で物語の中核とも言える。ゲーム的にも深いトリックや比較的難易度の高いボス戦闘などが存在するため謎解き・アクション要素も大きくなっている。この章で人類文明を発展させる事で世界中を自在に巡れるようになり、またゲーム進行との関連は薄いが町の発展度が表示されるなどやりこみ要素も深くなっている。なお、動植物との会話こそ出来ないが第2章で利用した渡り鳥による移動は可能である。
第4章 えいゆうの復活
英雄が復活して、12時間表示の時計における‘13時’とも言うべき本来存在しえない状態の世界をつくりだそうとする、ベルーガと闇の意思に挑む。ボス戦闘がラスボスのみでありシナリオダンジョンも1箇所だが、物語としてもゲーム的にもまさにクライマックスを占めると言える。章としてはそこまで長くないが、第3章同様世界中を巡ることは可能。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 製作スタッフ

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[編集] 関連作品