副腎皮質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
副腎皮質
Gray1185.png
副腎皮質
ラテン語 cortex glandulae
suprarenalis
英語 Adrenal cortex
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)

副腎皮質(ふくじんひしつ、Adrenal cortex)は、アルドステロンコルチゾールのそれぞれを含む鉱質コルチコイド糖質コルチコイドの生産を通してストレス反応を調停する、副腎の周囲に位置する部分である。また、アンドロゲン合成の二番目の場でもある。

[編集]

皮質はその組織に基づいて三つの異なる層に分けることができる。クレアチニンクリアランスで使われる糸球体濾過量(GFR)の記憶を助けるのに役立つ。

名称 主生成物
最も外面の皮質層 球状帯 鉱質コルチコイド (例、アルドステロン)
中央の皮質層 束状帯 糖質コルチコイド (例、コルチゾール)
最も深部の皮質層 網状層 弱いアンドロゲン (例、デヒドロエピアンドロステロン)

ホルモン合成のステップ[編集]

すべての副腎皮質からのホルモンコレステロールから合成される。コレステロールはミトコンドリア内膜ステロイド産生急性調節タンパク質(STAR)によって運搬され、そこで酵素 CYP11A1によってプレグネノロンに変換される。したがって、副腎皮質の全3層でのホルモンの製造は、ミトコンドリアへのコレステロールの輸送とプレグネノロンへの変換によって制限される。プレグネノロンはプロゲステロン脱水素化されるか、17-ヒドロキシプレグネノロンヒドロキシル化されることができる。これまでのステップは多くのステロイド合成組織に起こるが、以下のステップは副腎皮質だけで起こる。

合成されるホルモン[編集]

副腎皮質は、いくつか異なる副腎皮質ステロイドホルモンを生産する。

高い細胞外カリウム濃度、低い細胞外カリウム濃度、低い体液濃度そして血液量に応じて分泌される。アルドステロンは、異なる経路で代謝に作用する。
  • カリウムイオンの尿排出の増加
  • 細胞間ナトリウムイオン濃度の増加
  • 水分滞留量と血液量の増加
  • アミノ酸の放出を刺激
  • 脂肪の分解を刺激
  • 糖新生を刺激
  • 筋肉脂肪細胞のグルコース摂取を抑制することによる血中グルコース濃度の上昇
  • 心筋の収縮を促進
  • 水分滞留量の増大
  • 抗炎症性と抗アレルギー効果

病理学[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]