プロオピオメラノコルチン

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プロオピオメラノコルチン(副腎皮質刺激ホルモン/ β-リポトロピン/ α-メラノサイト刺激ホルモン/ β-メラノサイト刺激ホルモン/ β-エンドルフィン)
識別記号
記号英語版 POMC; LPH; MSH; ACTH; CLIP; NPP; POC
その他ID OMIM英語版176830 MGI英語版97742 HomoloGene英語版723 GeneCards: POMC Gene
RNA発現パターン
PBB GE POMC 205720 at tn.png
その他参照発現データ
オルソログ
ヒト マウス
Entrez英語版 5443 18976
Ensembl英語版 ENSG00000115138 ENSMUSG00000020660
UniProt英語版 P01189 P01193
RefSeq (mRNA) NM_000939 NM_008895
RefSeq (protein) NP_000930 NP_032921
Location (UCSC) Chr 2:
25.24 - 25.25 Mb
Chr 12:
3.95 - 3.96 Mb
PubMed search [1] [2]
POMCの切断
POMC
     
γ-MSH ACTH β-lipotropin
         
  α-MSH CLIP γ-lipotropin β-エンドルフィン
       
    β-MSH  
Opioids neuropeptide
識別子
略号 Op_neuropeptide
Pfam PF08035
InterPro IPR013532
PROSITE PDOC00964

プロオピオメラノコルチン(: Pro-opiomelanocortin, POMC)は、241個のアミノ酸残基からなるポリペプチド前駆体。285個のアミノ酸残基からなるポリペプチドのプレプロオピオメラノコルチン(pre-POMC)から作られる。pre-POMCの翻訳後プロセッシングにて44個のアミノ酸残基のシグナルペプチド配列が切除されPOMCとなる。POMC遺伝子は、2p23.3 染色体に位置する。

POMC産生[編集]

POMCは次の組織で産生されるが、主に産生されるのは下垂体の前葉と中葉である。

翻訳後プロセッシング[編集]

右図(POMCの切断)を参照

pre-POMCは、スブチリシン(英)様プロホルモン変換酵素による切断を経由して組織特異的な翻訳後プロセッシングを受ける。 POMCのプロセッシングにはグリコシル化アセチル化タンパク質分解性の切断がある。ただし、タンパク質分解酵素が切断する箇所は組織特異的である。

例えば、POMCが下垂体前葉の副腎皮質刺激ホルモン産生細胞において産生されると、4ヶ所切断されて副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)とβ-リポトロピン(英)となる。

POMC内には、この他に少なくとも8つの切断可能な箇所があり、組織や変換酵素によって次に示す最大10の活性ペプチドが産生されうる。

切断箇所は、Arg-Lys, Lys-Arg あるいは Lys-Lys配列からなり、POMCペプチドのプロセッシングを行う酵素には、

がある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Cowley et al, Leptin activates anorexigenic POMC neurons through a neural network in the arcuate nucleus, Nature. 2001 May 24;411(6836):480-4.